2016年9月9日(金)第334号『自然災害への備えを』

先日の日曜日(9月4日)には台風12号が九州に接近・上陸しましたが、今年は例年以上に台風が上陸しています。東北地方や北海道では台風の影響により非常に大きな被害が出ており、大変心配いたしております。

 

宮崎では、平成17年の台風14号が特に大きな被害を及ぼしました。

記憶をたどると、台風が接近する前から強い雨が降り続き、台風の移動速度が遅かったこともあり、宮崎市内でも広範囲で浸水被害が出ました。台風が接近したときには、強烈な暴風雨で身動きが取れず、停電により情報もない状態でした。宮崎市内を流れる大淀川の橘橋に、今にも橋を超えるのではないかと思えるほどの濁流が押し寄せる光景をテレビで見たときには目を疑いました。また、台風が過ぎた後には、いつも少し冠水する道路には「池」のような大量の水が溜まっており、交通が遮断されている状態となっていました。

床上浸水の被害のあった地域でのボランティア活動や断水した地域での給水活動などに参加しましたが、あの台風以来、台風の接近には毎回恐怖を感じています。

今年は既に日本への台風の上陸数が5件と、例年を既に上回っている状況のようです。ここ20年間では、平成16年に年間10件というケースもありますが、おおよそ年間2件から4件程度の上陸となっています。今年は8月だけで4件の上陸となっていますが、一ヶ月に4件の上陸があったのは、1962年(昭和37年)8月以来のようです。また、台風の接近数(300km以内に接近)も、今年は既に8件(速報値)と、過去10年間の年間の接近数を上回っている状態です。(気象庁ホームページ 「台風の統計資料」より)

 

台風接近時には、くれぐれも用心が必要です。

ハザードマップや避難場所の確認、非常食・水の常備、避難勧告などの情報への注意を心がけ、早めに避難をしましょう。

 

熊本など九州でも地震の大きな被害が出ておりますが、被災地の復旧・復興をお祈りいたしております。

 

日曜日は台風の影響で強い雨が降っておりましたが、本日の宮崎は快晴となっております。ちなみに、本日9月9日は「救急の日」です。企画総務課キノシタでした。