2011年10月5日(金)第148号『仲秋の候、』

まだまだ日差しは強いですが、10月に入って、宮崎も随分過ごしやすくなりました。
長~い夏休みが終わり、今週から後期の授業がスタートしています!

フィールドワークで東京の出版社に取材に行ってきた学生、インターンシップに行って新たな目標を見つけた学生、バイトに精を出していた学生、それぞれに良い思い出や経験をして元気に戻ってきました。

そんな学生たちが夏休みを謳歌している間、情報事務室では何をしていたか…!?

ちなみに、夏休みの「マルチメディア第1自習室」の様子です。学生の利用はとても少なくなります。
 

学生の利用が少なくなり、ちょっと寂しいですがこんな時にしかできない作業があります。

マルチメディア室のメンテナンス作業
 

パソコンの中で動作しているソフトウエアは進化します。不都合を修正し、機能を向上させるソフトウエアが日々公開されアップデートしているからです。セキュリティを強化したり新しい機能を利用したりするために、このアップデートは重要ですよね。

しかし、アップデートした途端、インターネットに繋がらなくなったとかプリンタに出力できなくなったとか…そんな経験ありませんか?

これは、複数のソフトウエアのうち、ある部分だけがアップデートしたため、その他のソフトウエアとの兼ね合いが悪くなることで生じます。ですからこの場合、他のソフトウエアもアップデートしてやれば正常に動作するようになります。

しかし、本学のようにパソコンをいくつもの講義で利用するなど、利用目的が多様なパソコンには、当然たくさんのソフトウエアが入っています。このたくさんのソフトウエアについて、制御することなくアップデートしていると、すぐに不都合がおこります。ましてや200台近くあるパソコンの動作環境がバラバラでは講義がスムーズに行えません。

そこで、講義がなく、比較的学生の利用が少なくなる夏休みや春休みを利用して、アップデートを含むソフトウエアの不都合修正、その他の使い勝手や講義を進めやすく改良するために定期的にメンテナンスを実施しているのです。

実際には、何をどう修正するか、アップデートやアップグレードの選別、ソフトウエアの調査や準備等を1ヶ月ほど前から行います。そして、最終的にマルチメディア全室を3日間利用禁止にして一気に作業を行います。
 
実際に技術的なことをしてくださるのは、↓この方↓ マルチメディア室の保守点検をお願いしているSEさんです。タニグチの口うるさい注文にも黙々と作業してくれています。

そして今週の「マルチメディア第1自習室」の様子。満員御礼!大賑わいです!
 

 

それから、卒業生のイシマルくんが「卒業論文発表会支援システム」の移行作業に来ていました。

このシステムは、卒業論文のテーマや発表スケジュールを管理するもので、彼が在学2年生の時に立ち上げ、その後、このシステムのプログラム作成を自身の研究テーマとし、改良を繰り返して仕上げたシステムです。 

現在もこの「卒業論文発表会支援システム」は稼働しており、今回ハードウエアを新しくしたので、その移行作業が必要になり、彼の就職先である「ティーネットプロ」http://www.tnetpro.co.jp/  から仕事として作業に来てもらいました。

イシマルくんは、大学に入る前からプログラミングに興味があり、独学で勉強していたこともあるそうです。大学でもそれを生かした研究を行い、就職に結びついたというとても理想的な進路です。これからもコツコツ頑張ってください!

さて、中秋の名月。とても明るくて綺麗でしたね。

後期もがんばりましょう!!