2013年6月7日(金) 第179号 『開学20周年記念式典の舞台裏』

梅雨の晴れ間の今日はとても気持ち良い天気でしたね。

木々や花々に囲まれた大学構内を歩いていると、より一層涼しげで穏やかな気分になります。

 

さて今回の花金は、先日6月1日に行われました『開学20周年記念式典』の舞台裏を、私の感想を交えてお伝えいたします。

 

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5月下旬。

いよいよ迫ってきた式典に向け、企画係をはじめとする職員の動きが慌ただしくなってきました。

式典の舞台となる講堂でも、セッティング等の準備が始まります。

「イスの向きを整えるの、微妙に難しいよね」「だね」と悩む様子

 

「ここのイスには、この方が座って・・・」とチェックする様子

 

「おれ、“名誉教授役”ね」「おれも」「おれも」な様子

 

「調印式のときの机はこんな感じだね」とすばやく動くマツダさん

 

講堂でのセッティング以外でも、式典でお渡しする記念品の準備など、それぞれの職員がそれぞれの担当の作業を熱心に行っていました。私自身も力仕事のお手伝いをしつつ、従事する職員の気分も次第に盛り上がってきます。

 

受付には記念品の行列。壮観です。

 

また、式典終了後に行われる懇談会の準備も同時並行で行われました。音響の準備や、お食事の準備と一緒に、懇談会の受付準備も。

 

音響担当の業者さんの「ちぇ、ちぇ、てす、てす」

 

懇談会用の名札もきれいに並べて。

 

 

そして迎えた6月1日。

 

これまで式典準備に向けて奔走してきたウエゾノさんが、「今日は素敵な式典にしましょう!」と掛け声をかけます。

「おー!!」と心中で呟く職員の方々です。

 

※ここから先の式典の詳しい模様については、後日ホームページ上に掲載します。

お楽しみに!

 

ところで。

私は、式典の受付のお手伝いや懇親会での荷物お預かりを担当しました。

受付対応の際、また懇親会で荷物をお預かりする際に、お越しいただいた多くの方から「おめでとうございます」とのお言葉をいただきました。

 

私は、そのようなお祝いのお言葉に対して「ありがとうございます」と応えながら、『おめでとう』の言葉が“誰に向けられたものなのか”を考えていました。

 

もちろん、本学が20周年を迎えたことに向けてのお祝いの言葉なのですが、例えば「入学おめでとう」とか「卒業おめでとう」「誕生日おめでとう」などの言葉は、それを迎えた“人”に対して向けられています。

ですが、大学そのものは“人”ではありません。そこに疑問を持ちました。

 

考えに考えて、私なりに思ったことは、『大学は人を育み、また人に育まれる』ということでした。

知性を磨き、いろいろな人に出会い、さまざまな経験をして成長する場である大学は、同時に学生・教職員をはじめ、地域の人々など多くの方々に支えられている、そんな当たり前のことを再認識しました。

 

式典に出席していただいた方々は、この20年の間、大学を支え育ててくれた方々です。その方々からの「おめでとうございます」との言葉に対して、私は『大学を育てていただきありがとうございます』との気持ちで接したい、そう思いました。

 

「ずいぶん当たり前のことなのに気づくのが遅いぞ」というお叱りもあるかと思いますが、これから先の一日一日を、そのような気持ちを胸に進んでいこうと思います。

 

ここでお伝えした舞台裏の様子はほんの一部です。

十分にお伝えできない自分の能力にもどかしさを感じつつ…

従事された職員の方々、本当にお疲れさまでした。

そしてご出席いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

以上、花金初投稿のクワバラがお届けしました。

次回は、私の中で“幸運の持ち主”という異名を持つアラキ(a lucky)さんがお届けします。お楽しみに!