2015年8月28日(金) 第283号『コーニー』

各地で猛威を振るった台風15号。
その名も「コーニー(Goni)」

本学においては集中講義期間中の今、宮崎も暴風域に巻き込まれたものの、25日朝には雨風もずいぶん落着き、通常開講することができました。
学内のあちこちに大量の枝葉が散乱していること以外、たいした被害はないように思われたのですが…。

東側駐車場。
片づけが済み、もうすっかり元通りかと思いきや、何かが違う。

木が一本なくなっているのです…!

普段、その姿を意識して見る人はあまりいなかったかもしれません。
この駐車場の真ん中には大きなケヤキの木があり、優しく木陰をつくりつつ、この大学を見守っていました。

台風が過ぎ去り、ほんのり秋色を感じる青空にすがすがしさはあるものの、突然なくなってしまったことに少し寂しさを感じてしまいます。

ところで!
台風には番号が振られるだけでなく、名前が付けられています。
今回の台風は冒頭に書いた通り、「コーニー(Goni)」
このような名前はどのように決められるのでしょうか。

“台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほ か14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国 などが提案した名前)を付けることになりました。”
(気象庁ホームページより)

名前は全部で140個あり順番が決まっていて、発生順に繰り返し使用するそうです。
ただし、大きな災害をもたらした台風の名前は、それ以降使わないのだとか。

では、2015年の台風をご紹介~
(台風の番号、命名国、呼名、カタカナ読み、意味の順)

1号  タイ Mekkhala メーカラー 雷の天使
2号  米国 Higos ヒーゴス いちじく
3号  ベトナム Bavi バービー ベトナム北部の山の名前
4号  カンボジア Maysak メイサーク 木の名前
5号  中国 Haishen ハイシェン 海神
6号  北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) Noul ノウル 夕焼け
7号  香港 Dolphin ドルフィン 白いるか。香港を代表する動物の一つ。
8号  日本 Kujira クジラ くじら座
9号  ラオス Chan-hom チャンホン 木の名前
10号  マカオ Linfa リンファ はす(蓮)
11号  マレーシア Nangka ナンカー 果物の名前
12号※ アメリカ Halola ハロラ 人の名前
13号  ミクロネシア Soudelor ソウデロア 伝説上の首長名
14号  フィリピン Molave モラヴェ 木の名前
15号  韓国 Goni コーニー 白鳥
16号  タイ Atsani アッサニー 雷

台風12号は、ハワイ付近で発生し国際名がつけられたものが日付変更線を越えて観測対象となったため、番号が振られました。こういう場合は、もともとの名前を使うそうです。

140の中には、きれいな名前やほっこりする名前、怖い名前などがあります。
気になる方は調べてみてくださいね。

空気に夏の終わりを感じるようになっても、秋はなお台風が多い季節。
台風に限らず災害への備えは常に万全にしておきたいですね。

グローバルセンターのオニツカでした。