2015年10月9日(金) 第289号 『先生になりたい』

 

構内に漂う金木犀のよい香り。季節の移ろいを感じます。

後期開始から少し経ち、大学も徐々に落ち着いた雰囲気になってきました。

 

 

さて、様々な将来の夢を持つ学生のみなさん。

 

今回は、「先生になりたい」という夢を持つ学生の様子をお伝えしたいと思います。

 

 

 

とある演習室。真剣に取り組む9名の学生。

教職支援室の山本先生が開いている「教職教養勉強会」です。

 

2グループに分けて週1コマ、同じ目標を持つ者同士、みっちりと学びます。

 

目標は、来年度夏から始まる、教員採用選考試験『合格』!!

 

 

学生たちが真剣に取り組んでいるのは、山本先生お手製の教材です。

各都道府県の問題を、先生が分析し作成した、貴重な貴重な教材です。

 

 

 

「次、5番の秋田県の問題」

「はい、次は、群馬県の問題、答えは?」

「応用で、石川県の問題」

 

類似問題を次々にこなし、反復で頭に入れていきます。

 

そのテンポの良さに驚かされます。

 

学生は、脇目も振らず、そのスピードに真剣についていきます。

 

「では、次は教育小六法を出して」

 

日本国憲法、教育基本法、学校教育法、・・・、前文、施行規則、施行令・・・・

難しい「法」のお勉強も、先生の丁寧な説明によって、基礎から積み上げられていきます。

 

 

 

例年、本学の学生は、教員採用選考試験で高い合格率をあげていますが、

それは、この教職教養勉強会での指導の賜物です。

時期が来ると、模擬授業や場面指導、面接の練習を、どの大学の学生にも負けない程行います。

 

 

勉強会参加者を見ると、在学生だけでなく、卒業生の顔もちらほら。

卒業してからも先生の指導を信じて、勉強会に通います。

同じ目標を持つもの同士、在学生の刺激になればと、先生も卒業生の参加を歓迎します。

 

 

お勉強中のみなさんに、少しお話を聞かせてもらいました。

 

「どんな先生になりたいですか」

 

「生徒と同じ目線で、お互い学び合えるような先生になりたいです」

 

「どんな時も常に自分たちを褒め、笑顔でいてくれた先生に憧れて、自分もそんな先生になりたいと思うようになりました」

 

「教員は、生徒とともに自分もずっと成長できる素晴らしい職業だと思います。

生徒の可能性をどんどん広げてあげられるような教員になりたいです」

 

突然の質問にもしっかり答えられる。ここに参加している学生の気持ちの強さを感じました。

ありがとうございます。

(最近は、夢に向かってがんばる学生の姿に、自らを省みることなく、ただただ、感動してしまいます)

 

みなさんが、素晴らしい先生になれますように。

 

 

なお、本学ホームページの「教職支援室」メニュー、毎月発行の「教職支援室便り」には、本学教職支援の貴重な情報をたくさん載せています。どうぞご覧ください。

 

教職支援室

教職支援室便り

 

以上、学務課のハマダがお伝えしました。