2016年2月12日(金) 第306号『洗濯日和』

去る2月7日(日)、宮崎の観光名所「青島」を取り巻く‘鬼の洗濯板’で、およそ1000もの鬼が、一斉にトラ柄パンツを洗濯したそうな。。。

 

「一体、何ごと?」と思われたアナタ。

・・・ですよね。

 

宮崎をあまりご存じでない方のために少し説明をさせていただきますと、

‘鬼の洗濯板’とは、青島や日南海岸一帯に広がる「波状岩(ギザギザした岩)」のことで、その名のとおり、鬼がゴシゴシと洗濯しそうな形状をしています。

 

今回の「鬼の洗濯」は、宮崎市が観光プロモーションの為に行った動画撮影でのひとコマで、約千人もの市民エキストラが鬼に扮して撮影に参加し、

 

心にストレスや不安を抱える(鬼の形相の)人たちが、実際に鬼の洗濯板で、ストレスや不安に見立てた鬼のパンツを洗い‘心を洗濯(リフレッシュ)’ する様子」(宮崎市ホームページより抜粋)

 

を表現したものなのだそうです。

3月から福岡県内のテレビコマーシャルやネットの動画投稿サイトなどを通して、視聴することが出来るようですので、興味のある方は、是非ご覧ください!

 

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このイベントを知った時、「フフフ」と思わず面白さがこみ上げてくるとともに、

私自身、かつてこの雄大な宮崎の自然造形に癒されたことがあったなぁと懐かしく思いました。

 

それは、大学進学の為に、ここ宮崎で、人生初の一人暮らしをスタートした頃-、大学でもバイト先でも、まだ友人と呼べる程の交友関係が築けていなかった新学期早々の休日のことでした。

気分転換と観光を兼ね、一人、「青島」へ足を運びました。

私の故郷も海沿いの町で、今思えば、自然と海の方へ足が向いたのかもしれません。

 

青島神社への参拝を終え、気がつくと、「鬼の洗濯板」の上に座って数時間、ただ寄せては返す波を眺めていました。

慣れない土地での新しい生活、知らず知らずに折り重なっていた心の中のストレスが、宮崎のゆったりと流れる時間、そして雄大な景色を目の当たりにして、自然と解放されていきました。

 

おかげさまで、日々の不安や寂しさを、明日への好奇心に変えて、その後の大学生活を送ることが出来たように思います。

 

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今年の4月、本学への進学をきっかけに、宮崎の地に初めて足を踏み入れてくださる方もいらっしゃるでしょう。

慣れない生活で、時には、不安や寂しさに立ちすくむような日もあるかもしれません。

学内外を問わず、いろんな方々とのコミュニケーションで解消!も勿論「アリ」ですが、

宮崎県内にある沢山の自然に触れて、深呼吸―――。

そんな「心の洗濯(リフレッシュ)」法も‘有効’かもしれませんよ。

 

鬼の洗濯板@青島

 

「宮崎公立大学」―― 素晴らしい自然景観とともに、皆さまをお待ちしております^^

隠れヒーリングスポット図書館よりミネがお送りしました。