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教育研究

寺町晋哉助教(専門:教師教育学)が博士号を取得しました!

2018年01月30日

 宮崎公立大学人文学部の寺町晋哉助教が、大阪大学大学院人間科学研究科人間科学専攻にて、「ジェンダーをめぐる教育課題に対する教師の役割再考ージェンダー・クリティカル・ペダゴジーの構築へ向けてー」の研究成果が認められ、博士号(人間科学)を取得しました。このことについて、寺町助教にインタビューを行いました。

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-まずは、博士号取得、おめでとうございます。

 ありがとうございます!

 

-早速ですが、研究テーマとその概要についてお教えください。

 「ジェンダーと教育」研究における教師を対象にし、「教師も一人の人間」であることをテーマとしています。こう書くと、「当たり前やん」と言われそうですが、従来の「ジェンダーと教育」研究では教師の「教師としての役割」を重視するあまり、「一人の人間としての教師」に関する部分への視点が薄れがちでした。性別によって個人の個性が制限されないような「ジェンダー公正な社会」を目指す上で、(学校や)教師は非常に重要な存在ですが、そうした社会を目指した教育実践を行うことの困難さを「一人の人間としての教師」の観点から考察しています。

 

-研究に着手したきっかけを教えてください。

 大学院に入ったばかりの頃は、「教員養成とジェンダー」をテーマにしていたのですが、修士論文を書き上げて以降、自分の不勉強もあり少し行き詰まっていました。そんな時に指導教員から「学校の先生に話聞いてみたら?」と言われたのをきっかけに、上述した教育実践にたずさわる先生方へインタビュー調査という形でお話をうかがうようになったのがスタートです。詳細は割愛しますが、インタビュー調査や学校への参与観察調査でお世話になった先生方からは本当に多くのことを学ばせてもらい、自分自身の研究を行っていく上での地盤が固まったように思います。

 

-研究成果を今後どのように生かしていきたいか、お教えください。

 私のような研究者にできることは少ないと思いますが、「一人の人間である」からこそ教師にも「限界」があるのだということを、研究や教育を通じて伝えていけたらいいなと思います。今後は、先生たちの「人生」に着目しつつ、生徒指導に関する研究を行っていきたいなと考えています。

 また、いずれは宮崎県の学校現場へ貢献できるような研究活動も行っていきたいと考えています。

 

-最後に、本学に着任して間もなく1年が経とうとしていますが、本学の印象をお聞かせください。

 「素晴らしい」の一言につきます。「こんなユートピアのような大学が今でも存在していたんだ」と思えるくらい、教員や研究を尊重してもらえることをヒシヒシと感じています。事務局の皆さんには、こうした環境を提供していただき、感謝しかありません。大げさ過ぎて嘘っぽくみえますが、本心です(キリッ)。研究者仲間に、いつも自慢しています。 同僚の先生方も皆さんいい人ばかりで、充実した時間を過ごさせてもらっています。不満があるとすれば「台風がよく来る」くらいです。

 恵まれた環境にあぐらをかくことなく、少しでも学生の皆さんや宮崎公立大学、そして社会へ還元できるように、教育・研究活動に今後も精進してまいります。

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