平成27年度インターンシップ報告会を開催しました！

１０月２０日（火）３時限にインターンシップ報告会を開催しました。

今年度は「インターンシップ論」の履修登録者も過去最高で、延べ１０４事業所にインターンシップ実習に行ってきました。今回はその報告会と実際のインターンシップの様子を紹介いたします。

この報告会は「インターンシップ論」を履修しており、夏休み期間にインターンシップに参加した学生が、自らの体験をまとめた報告書を基に発表を行うものです。

 

まず、はじめに有馬教授からの説明があり、発表のポイントは2点です。

①インターンシップの内容

②インターンシップから得た社会人になるための教訓

 

今年度は、担当の有馬教授のほかに、田中学部長、川瀬教授、山口教授が担当しました。

インターンシップ実習先によって4つのグループに分かれ、それぞれの教室で発表を行います。

 

人間の記憶は薄れていきますので、自分が参加したインターンシップ実習を振り返ることは重要です。

そして、さらに他の人が行ったインターンシップ実習の話を聞き質問をすることで、自分が参加していなくても学ぶことができる代理学習にもなります。

 

今年度も本学学生のインターンシップ実習先は多岐にわかれております。

宮崎県内では、宮崎市役所や宮崎県庁などの自治体、一般財団法人みやぎん経済研究所やデル株式会社などの民間企業です。宮崎県外では、お隣の鹿児島市役所、鹿児島銀行をはじめ、遠くは関東、関西まで行っております。

 

今年は特に、スカイネットアジア航空株式会社（ソラシドエア）のインターンシップに参加した学生が３名いました。昨年までは、宮崎空港でインターンシップを実施していましたが、空港業務の委託に伴いまして中止になりました。しかしながら、学生の強い要望もあり、先方に依頼をし、多くの書類を提出することで実施にこぎつけました。

３人は約４週間に渡って東京に滞在し、シフト制のため朝早かったり、夜遅かったりする不規則な勤務をこなしてきました。ちなみに、往復の航空運賃と滞在費は全額学生負担でした。

インターンシップの内容は、１日目に座学で航空保安教育（ＤＶＤ+筆記レスト）やサービスマナーなどの研修を受けます。２日目からは、出発・到着業務の補助、旅客の呼び込み、到着ゲートまでの誘導、ロビーでの挨拶、子供一人旅のケアなどを行いました。

　

３人はそれぞれ下記のような感想をもっていました。

「社員の方は自身の仕事に誇りを持ち、常にお客様を第一に考えて行動していました。お客様に喜ばれる、選ばれる会社となるよう日々努力をしていることがわかりとても感銘を受け、私自身仕事に対する責任感が強くなりました。」

「新たに発見したことは、一つの飛行機を飛ばすために、多くの人が関わっていると知ったことです。１分１秒を大切にし、お客様を安全に送り届けることだけを考え、全力を尽くす姿は本当に感動しました。」

「お客様に対して身だしなみや挨拶、言葉遣いなど当たり前のことを当たり前にできることが人との信頼関係に結びつくのだと感じました。」

インターンシップを終えて帰ってきた時には顔に疲れが見えましたが、３人とも「今回のインターンシップは貴重な経験でした。行って良かったです。」と言っておりました。

 

他にも、本学の学生が参加したインターンシップをご紹介します。

一般財団法人みやぎん経済研究所での企業訪問や研究発表会の様子です。

株式会社スズキ自販宮崎での店頭接客の様子です。

宮崎交通株式会社航空部でのお客様のバゲージを預かっている様子です。

今年度の特徴は、営業職やグランドスタッフ職など職種を考えてインターンシップに参加した学生が多かったことです。

就職活動時期の後ろ倒しの影響もあり、インターンシップを実施する企業は昨年度よりもさらに増加しました。しかし、一部の人気企業には多くの学生からの応募があり、選考で漏れるということもありました。大学としては、学生の希望にあったインターンシップ実習先を確保していきたいと考えています。

参加した学生は、進路選択の一環として、仕事内容や職場の雰囲気、職員の意識などについて学ぶことができたようです。

インターンシップに参加した学生は、初めて就業体験をし、そこから学んだことを今後の就職活動やキャリアに良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。

 

就職支援室では、インターンシップに参加する学生のサポートを行っています。