学生企画による第１回企業見学バスツアーを実施しました！

　夏季休業が終わりに近づいた９月２９日（月）に、今年度最初の「学生企画による企業見学バスツアー」を実施しました。このバスツアーは、平成２４年度から始めたもので、昨年度からは、旅行業界や企画職を志望する学生やぜひ企画をしてみたいという学生を募集し、参加者のために企画を考えることの難しさや裏方となって準備をしていくことの大変さを体験してもらっています。

 

　ちなみに昨年度の企業見学バスツアーの様子はこちらです。（第１回前編・後編、第2回）

 

　今年度の第１回目は、「仕事を知ること」「企業を知ること」を目的にして２、３年生を対象に募集をしました。申し込みがあったのは３１名、最終的には当日２８名（２年生１５名、３年生１３名）の参加がありました。

 

　大学に９時に集合して、受付を行います。受付が終わった学生から、事前に配付したしおりを手に、バスに乗り込んでいきます。

田中学部長の挨拶の後に、企画担当者が挨拶をして出発。

 

　今回見学するのはフェニックスリゾート株式会社（フェニックス・シーガイア・リゾート）とスカイネットアジア航空株式会社（ソラシドエア）

　学生の希望進路先として人気の高いホテル業界とエアライン業界の２社です。

 

　移動中の車内では、事前に作成した資料の説明を行ったり、見学先の企業についてのクイズを出したりしながら、参加者が退屈しないように工夫をしています。

　

　フェニックスリゾート株式会社では、まず初めに人財開発部人財育成課の黒江さんから、会社概要やフェニックス・シーガイア・リゾートの施設などについて説明がありました。

 

　次に、卒業生の河野有希子さん（2009年3月卒業／森津ゼミ）から、現在の仕事内容や学生時代に取り組んだことなどについてお話がありました。現在は、事業開発本部に所属しており、ニュースでも大きく取り上げられた『Beef Atelierうしのみや』の準備からオープンまでに携わっています。

また、お客様の意外な落とし物を探しだして大変感謝されたことや海外のお客様から宿泊情報がなかなか届かず文化の違いを感じたことについても話していただきました。参加した学生は、先輩の体験談を真剣に聞いていました。

 

　その後、フェニックス・シーガイア・リゾート内の施設見学を行いました。ブライダルのモデルルームやアクティビティーセンター、スイートルームなどを説明を受けながら見学をし、ホテルに来る機会があまりない学生にとっては、どの施設も興味深く映っているようでした。

 

 

　午後からは、宮崎空港に移動し、スカイネットアジア航空株式会社（ソラシドエア）を訪問しました。

この移動中も、企業についての資料を配付し、説明を行いました。こちらでは、保安上の問題から会社見学は出来ませんが、会議室でお話をうかがいました。

 

　初めに、ソラシドエア人事部ビジネスサポート課の高見さんからスケジュールの説明があり、その後に、人事部、企画部、営業部の若手社員の方々からそれぞれ説明がありました。ソラシドエアが目指すビジネスモデルやローカルエアラインとして地域とともに取り組んでいる活動、他社との差別化についてなど、難しい内容ながらも学生は真剣に聴いていました。

　

　次に、客室乗務員（ＣＡ）の諌山さんからブランドコンセプトについて説明がありました。ＣＡを希望する学生にとってはあこがれの存在です。グレーの半袖ワンピースに、制帽、ピスタチオグリーンのスカーフを巻いて話をされる姿を食い入るように見つめていました。

　

 

 

　ここで、なんとその憧れの制服を学生が着用することが出来ました！

 

　企画担当者の繁本さんは少し照れくさい様子でしたが、結構似合っているのではないでしょうか。本物のＣＡと同じ制服を着る機会はめったにないので、貴重な経験をさせていただきました。

 

　さらに、ここからはそれぞれの業務内容の説明です。

企画部からは「空恋～空と街が恋をする～」について、営業部からは、航空会社は在庫が持てず、運賃設定は期日だけでなく時間帯によって詳細に設定されている点について、ＣＡとしての乗務パターンや一日の流れ、新人訓練など、どれも重要な話ばかりでした。

 

　ここからは４グループに分かれて、先ほど話をしていただいた社員の方との座談会です。なかなか全体では質問しづらいこともこの形式であれば素直に質問が出来るようです。時間が押してしまうぐらい、様々な質問を繰り返していました。

　

最後に、全員集まって、ソラシドエアの模型と一緒に記念撮影。

 

　そして屋上デッキに上がって、ソラシドエアＦ６０便の離陸を見送りました。学生はソラシドエアを宮崎の会社として知ってはいたものの、今日の社員の方々の話を聞いて、ますます身近な存在として感じた様子でした。

 

　帰りのバスの車内では、抽選会がありました。バスツアーに参加した学生にとってはちょっとしたご褒美になりました。

　今回の企業見学バスツアーに参加して、多くの社会人と接することで、企業や職種のことなど様々なことを学び、気づき、自分の将来の進路を考えるきっかけになればと思います。

 

　

　最後に、今回の企業見学バスツアーの企画担当者として、企業情報収集、プレゼン、企画書作成、企業訪問、打ち合わせ、募集チラシの作成・配布、しおりや資料の作成、当日の添乗業務など、約6か月に渡って頑張ってくれた3人です。（写真左から長谷川さん、寺崎さん、繁本さん）

これからアンケートの集計、企業へのフィードバックがありますが、ひとまずお疲れ様でした。帰りのバスの中で参加者に挨拶をし、たくさんの拍手をもらっていました。さらに、参加者からはバスを降りてお礼の言葉をかけられ、達成感や充実感を味わうことが出来たようです。