
本学3年生の榎木田さんが、2011年度の日南サンフレッシュレディーに選ばれました。榎木田さんは日南市出身で宮元ゼミ(スポーツ・健康科学)に所属し、学友会体育副部長と女子バレー部主将を務めるエネルギッシュなスポーツウーマン。そんな彼女が日南サンフレッシュレディーとしての活動を開始してから約1ヶ月。応募のきっかけや活動内容について職員が取材しました。
職 どのようなきっかけで日南サンフレッシュレディーに応募したのですか?
榎 「みやざき花の女王」を務めたことがある仲の良い先輩がいて、「色んな人たちと
出会って様々な経験をつむことができて、自分の成長につながった」と聞かされて
いたので、そのような仕事に漠然とした興味を持っていました。そんな時に、自分の
地元である日南市の観光協会がサンフレッシュレディーを募集していると知ったので、
自分自身の可能性を広げるため、そして、大好きな地元に少しでも貢献できればと
思い、思い切って応募しました。
職 それで見事選ばれたわけですね。
榎 自分でもびっくりしています!
職 現在レディー就任後約1カ月ということですが、どんな仕事から始まったのですか?
榎 まずは礼節研修を受け、名刺の渡し方など基本的なことからしっかり教えていただき
ました。その後は、地元の飫肥城下町の「食べあるき・町あるきMAP」を実体験して
観光客に直接PRしたり、福岡県まで出かけて行って日南市の「ジャカランダ祭」を
アピールしたり、広島まで出かけて行ってマツダスタジアムで巨人軍の藤村選手に花束を
渡したり、忙しくも充実した毎日をおくっています。
職 まさに全国各地を飛び回っていますね。大学の勉強との両立は大丈夫ですか?
榎 ゼミに入った当初は健康科学の観点からダイエットについて研究しようと考えていたの
ですが、宮元先生が「せっかくの機会だし、この1年で得た経験や知識を題材に卒業論文を
書いてみたら」と勧めてくださっているので、常に問題意識をもって眼前の出来事をとらえて
いきたいです。
職 では、これまでの仕事の中でどのような発見がありましたか?
榎 一番心を打たれたのは、祭の裏側を知ったことです。今まで私はお祭りの華やかな部分しか
当然ながら知り得なかったのですが、その裏では血のにじむような努力がなされています。
「観光」という言葉は楽しげでスマートなイメージを想起させますが、実際にイベントを誘致
して成功させることがいかに大変かということを現場で知り、観光協会の方々が地元を
盛り上げようと仕事にかける情熱に感動しました。
職 それは観光イベントを仕掛ける立場にならないとわからないことでしょうね。
榎木田さんの職業観も変化したのでは?
榎 そうですね。この1カ月間でも、イベントプロデューサーや音響さん、ラジオのDJや
新聞記者などの方々と実際にお会いして、そのお仕事を目の当たりにする中で、
「私はこれまでかなり小さな枠組みで社会をとらえていたんだな」と実感しました。
毎日自分の視野がぐんぐん拡張されていく気がします。
大学3年生という誰もが自分のキャリアについてじっくり考え抜く大切な時期に、実社会での貴重な経験を積み重ねて急速度で成長している榎木田さん。バレーボールで培ったガッツと積極性、誰とでも分け隔てなく話せるコミュニケーション能力とフレッシュな笑顔で、地域社会を活性化させることが期待されます。