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在学生活躍ニュース7 「海外での経験をシェアしたい自分がいる-加藤さん発案のMECC(メック)始動編」

2012年10月29日

平成24年10月第2週から、毎週火曜の午後1時に宮崎公立大学の学食にぞろぞろと集まり、突然英語で話し出す学生集団の姿が。

 

 

  

その正体は、カナダで1年間の経験を積んできた加藤耕平さん(4年)が企画した、英語で会話をするコミュニティ「MMU English Conversation Club」、通称「MECC(メック)」です。

「始める前は、みんなが興味を持ってくれるか少し不安だった」とこぼす加藤さん。しかし、インターネット上のコミュニケーションツールであるfacebookやTwitterを通じ、広く参加を呼び掛けた結果、第1週から20人近くの学生が集まる大盛況ぶりで、その後も順調な滑り出しを見せています。第3週を迎えた今週の「メック」も、1~4年の全ての学年からの参加があり、英語での会話が活発に繰り広げられています。

 


このメック開催について、発起人の加藤さんに話を伺いました。

加藤さんはカナダに行く前、自分の英語力に自信がなく、また練習する機会が少ないことを感じていました。次第に、Twitter等を通じて同じように感じている仲間が少なからずいると確信した加藤さんは、「『こんな活動があったら、渡航前に自分も参加したかった!』と思えるものをしよう」と、この企画を興したそうです。

一見、何気ない楽しい会話の場に見えるこの「メック」ですが、実は、参加者が英語を楽しく話せ、そして少しでもスキルアップできるための加藤さんによる工夫が施されています。

 

(1)まずは、その日のメインテーマとなる話題やそれにまつわる単語等が記された、加藤さん独自の資料が配布されます。そのテーマは、大学・学校について(第1週)、天気について(第3週)等、日常で使える内容が厳選されています。また、その説明の際には、なるべくわかりやすい英語を用いるよう気を付けているそうです。

 

(2)次に、資料にある単語やフレーズを、簡単なやりとりで実際に使ってみます。このとき、どのグループにも必ず1人は英語が堪能な学生を配置したり、練習時間を短く区切って全体の時間のメリハリをつけたりする等、細かな配慮も。

 
加藤さんも各グループをまわって、会話に参加します(左写真)

 

(3)ここまでの練習を踏まえて、実際に会話で練習です。友人と会った時の挨拶等、日常に起こるやりとりから会話を始めることで、生活に役立つ実践的な練習になっています。「実際に僕がカナダで使っていたフレーズを紹介しています。参考書に載っているものよりも、みんなに使ってみようって思ってもらえるんじゃないかな、と思いまして」と、加藤さん。

 
会話練習前のデモンストレーション(左写真)

 


この工夫の引き出しは、加藤さんの将来の夢に秘密があります。
 

中学生のとき、「こんな英語の授業をしたい!」と思った憧れの先生に出会い、英語教員を目指すようになりました。それからは、英語の勉強に注力し、英語の教員免許が取得できるMMUに入学。大学3年生の秋から休学してワーキングホリデーで単身カナダへ向かい、ヴィクトリア大学付属の語学学校に通いながら、さらに学びを深めていきました。

英語だけでなく英語教育の勉強にも妥協しない加藤さんは、カナダ滞在時にTESL(※)を取得。カナダ人の受講生が大半を占める4週間の研修に飛び込み、毎日40ページのテキストの読み込みや綿密に自作した指導案に基づく授業実習を経て、見事、認定証を手にしました。ただカナダで英語を磨くだけでなく、厳しい研修を経て資格を取得したことについて加藤さんは「根気の日々でしたね」と振り返ります。
(※TESL…Teaching English as a Second Languageの略で、英語が母国語でない人に対する英語教授法の資格)


実習中に作成した指導案

 

英検1級やTOEIC満点を射程圏内に捉えていながらも、それらの実現は通過点に過ぎないと感じている加藤さん。力を積み重ね続け、将来は高校教師に、そしていつかはカナダで外国人に対し英語を教えることを目標としています。「日本人だからこそ、英語を客観的に分析できていることが、ネイティブスピーカーにはない僕の強みです」と語ってくれました。


メックのコンセプトは、「文法が苦手…」「うまく話せない…」という学生さんが気軽に参加できる場所。「英語を上達させたいと思っている人と一緒に学び合いたいし、僕が学んでいることで役に立てることがあればシェアしたいと思っているんです」と語る加藤さんの意気込みは、今後より一層多くの学生さんを刺激していきそうです。

 


 

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