2017年6月30日(金) 第368号『お金の話し』

今回は、大学のお金についてのお話です。

 

1,103,369,000円この金額は、何でしょうか?

 

この金額は、宮崎公立大学の平成29年度の予算額です。

予算には、収入と支出があり、収入=支出となっています。

 

ちなみに、1年間の授業料は、535,800円です。

休学者を除いた、学生数は、838人ですので計算すると??

授業料だけでは、収入が足りません。

 

収入と支出の内訳をわかりやすくグラフで表すと

 

大学の主な収入は、2種類です。

全体の約半を占めるのは、授業料や入学金です。先ほどの計算でも分かるとおり、授業料などではお金が足りません。

そこで、残りの半分は、宮崎市から出資して頂いています。

宮崎市の出資金は、もちろん税金です。

 

主な支出は、教員や職員の人件費や教育研究活動にかかる諸経費が大半を占めます。

 

では、この予算をどのように見積るのか?

大学では、6年毎に「中期計画」さらに年度ごとに「事業計画」を立て、それに基づいてお金がどのくらい必要かを積算して、足りないお金を、宮崎市から頂いています。

また、実際に何を行ったかをお知らせするための「事業報告書」と「決算書」も作成しています。

これらの計画書や報告書は、ホームページに掲載していますので、探してみてください。

意外とこの「事業計画」や「事業報告書」を読むと大学の方針や取り組みが詳しく書いてあります。

計画や報告書は、入学案内に書いていない情報が詳しく書いてありますので、どの大学を選ぶか迷っている人は、各大学がホームページに公開していますので、参考にするのも面白いと思います。

 

最後にお願いです。

大学の運営は、学費以外に税金でまかなわれています。

年々、宮崎市の財政も厳しくなっています。大学も市も節約できるところは節約をしながら頑張っています。

大学では、寄附金制度を設けております。

宮崎公立大学が未来にわたって、学生・卒業生の皆さま、地域の皆さま、関係者の皆さまに愛され、魅力的な大学であり続けるために、本寄附金制度の趣旨にご理解とご賛同を賜り、特段のご協力、ご支援をお願い申し上げます。

寄附金制度についても、ホームページの右下に掲載しております。

さらに、古本募金も行っていますのでご協力をお願いいたします。

 

今週は、いつもお金の事を考えている経理係のフクダが担当いたしました。