平成30年1月19日(金)第393号『防災・減災のために』

こんにちは。

センター試験も無事終了し、事務局としては、ほっと一息というところです。

学生の皆さんは、卒論や後期定期試験勉強に追われる日々ですね。

 

今回の花金では、水・木(17日と18日)に行われた「普通救命講習会」の様子を

ご紹介したいと思います。

この講習会は、辻教授の「自然災害と防止・減災」の受講生のうち、防災士資格取得試験の受験希望者を対象に実施されたものです。

 

※以下のリーフレットとビデオで手順を確認した後に、実技指導を受けました。

〇あなたにもできる応急手当 救命処置(CPR+AED)

〇心肺蘇生の流れ(ガイドライン2015)

〇安全の確認からAEDの使用までの流れ

(会場:交流センター多目的室)

〇7~8人のグループに分かれ実技訓練開始

〇心肺蘇生法(CPR)の胸骨圧迫

肘をまっすぐ伸ばして手の付け根の部分に体重をかけます

〇自動体外式除細動器(AED)を使用

電流がきちんと流れるよう、電極パッドを貼る位置にも注意

〇AEDを使用しての胸骨圧迫

ところで、防災士って何か、ご存知ですか?

防災士は、特定非営利活動法人日本防災士機構が認証する資格のことです。

同機構においては

【防災士は“自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証した人である。

1.自助―自分の命は自分で守る。

2.共助―地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ。

3. 協働―市民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する。 】とされています。

 

本学の学生で、防災士になりたい人は、

「自然災害と防災・減災」を受講して、履修証明を取得し、資格取得の試験を受験。

試験合格及び「救急救命講習」終了証を取得して、日本防災士機構への「防災士認証登録申請」を行えば、晴れて防災士に認定されます。

(本学以外では、宮崎県が防災士養成研修を実施しています。)

 

さて、「1・17」【平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災】から、今年で23年が経過します。

死者 : 6,434名、行方不明者 : 3名、負傷者 : 43,792名

「3.11」【平成23年3月11日に発生した東日本大震災】では、

死者 : 15,893名、行方不明者 : 2,556名、避難者 : 130,740名(2016.12.9現在)

 

国や地方自治体は、市民の命を守るため、「公助」としての施策を実施していますが、この二つの震災から私たちが学んだことは、「公助」だけでは、足りないということです。

 

自分の命は自分で守る。そして近隣や地域内での助け合いで、被害を少なくできます。

 

救急救命講習会の様子をチラッとご紹介、のつもりでしたが、その背景にあるものをお伝えしようとして、少し堅苦しくなりました。🙇

 

なお、今回の講習会では、のどに異物が詰まった人への対応や止血法も習いました。

災害時だけでなく、いざという時に、とても役立つ内容でした。

皆さんも、まず、AEDの場所(本学には4か所に設置しています。)の確認から始めてみませんか?

以上、事務局のウメムラがお伝えしました。