平成31年4月26日(金)第453号『4月26日』

たたかい、というより日中は汗ばむくらいの陽気になり、

っぱな桜の木は青々とした葉を生い茂らせ、

まん強く冬をしのいできた植物たちも本学を彩っています。

思えば、

そのように朝晩が冷え込む時期があり、

んな気候だなと思う時期でもありますが、

ろんな苦労を乗り越えて本学に入学してきた新入生たちも、

んぱいたちのおかげで徐々に宮崎での生活に慣れてきて、

ましかできないことをスタートし始めた季節です。

 

かれと思って行ったことが、

くでもない結果を招いてしまうこともあるかもしれませんが、

たを向かずに、

じけることなく、

いせいになって、

まいちど、前に進み続けてください。

たしたちMMUの職員がお送りする“平成最後”の「花金ブログ」は、(平成時代の振り返りは、多くのマス・メディアがお伝えしていますので趣向を変えて、)本日「4月26日」がどんな日なのか、ご紹介したいと思います。また、せっかくご紹介するので、本学の3専攻(言語・文化、メディア・コミュニケーション、国際政治経済)にちなんだ形でご紹介させていただきます。

 

まず、言語・文化の観点から。

世界的にみて、「4月26日」に起こった最も大きな出来事としては、1986(昭和61)年のチェルノブイリ原子力発電事故が挙げられるのではないでしょうか。

旧ソビエト連邦(現ウクライナ)で起こった史上最悪の原発事故ともいわれるこの事故は、当時、世界中に衝撃を与えましたが、歴史的な背景もあってか、その事実に世界が気づき始めたのは、事故発生から数日が経過した後でした。

翻って、日本の原発事情はどうなっているのでしょうか。先日、川内原発が、テロ対策施設整備の遅れから、運転停止命令を受ける可能性があることが報じられました。

現代社会において、電力が必要不可欠であることはいうまでもありません。ここで原発の是非を問うことはありませんが、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」という言葉にもある通り、過去の教訓を生かした対応が望まれます。

 

次に、メディア・コミュニケーションの観点から。

昭和29(1954)年「4月26日」、黒澤明監督の『七人の侍』が公開されました。複数台のカメラで同じシーンを同時に撮影する「マルチカム方式」を初めて採用したり、独特な自然の動きや人の動きの演出、大掛かりなロケのセットやスクリーンに映らない小道具に至るまでのこだわりなどで、この映画をはじめとする黒澤作品は、日本のみならず国際的にも高い評価を得ています。そして、黒澤監督の映画手法は、多くのハリウッド映画監督にも影響を与え、人気映画シリーズ『スター・ウォーズ』の監督、ジョージ・ルーカス氏や『インディ・ジョーンズ』シリーズや『E.T.』の監督として有名なスティーヴン・スピルバーグ氏も、その影響を公言しています。

現代まで続く人気のある世界的な映画に、過去の日本映画が影響しているということは、なんともロマンのある話です。

 

最後に、国際政治経済の観点から。

平成13(2001)年「4月26日」、日本では、小泉純一郎氏が第87代日本国首相に就任し、第1次小泉内閣が発足しました。その明るい性格と強いリーダーシップを生かし、マス・メディアを巧みに利用した小泉元首相は、支持率の高さから、第1次改造内閣、第2次小泉内閣を含めて、平成で2番目に長い期間、首相を務めました。

なお、平成で1番長く首相を務めているのは、現首相である安倍晋三氏。ちなみに、安倍現首相は第1次小泉内閣当時、内閣官房副長官を務めていました。

また、来年は、いよいよ2回目の東京オリンピックが開催されます。建設ラッシュや交通インフラ整備、カラーテレビ購入等の個人消費の増加により好景気に沸いた昭和39(1964)年の東京オリンピック。その一方で、オリンピック後のピークアウトにより「昭和40年不況」に陥ったことも有名です。

21世紀になって初めて日本で開催されるオリンピック。そのお祝いムードに水を差さないためにも、安倍現首相の手腕に、今後より一層注目が集まります。

 

おまけとして、「4月26日」は、「よいふろのひ」の日でもあるそうです。

年度始めで新しい環境に身を置かれ、お疲れの方も多いのではないでしょうか。また、明日からの超大型連休にたくさんの予定を入れている方もいらっしゃることでしょう。

今日はゆっくりお風呂に浸かって、この1カ月の疲れを癒すとともに、明日からのお休みに備えてください(明日からもお仕事の方は、明日以降のお仕事に備えて、ゆっくりお休みください)。

 

このように(時代は違えど、)同じ「4月26日」であっても、物事は様々な側面から見る/考えることができます。宮崎公立大学は、リベラル・アーツを標榜する人文学部国際文化学科。学生にとって本学は、多様な専門分野をもつ先生から幅広い知識や考え方を学修することができる、非常に魅力的な大学です。

 

ちなみに、附属図書館の広報紙『Camellia』では、「新元号の始まりの春に」と題し、各専攻から1名ずつ、本学教員がそれぞれ寄稿しています。こちらもあわせて、ご覧ください。

 

以上、“平成最後”の「花金ブログ」は、“平成の怪物”松坂大輔と同級生の企画総務課アラキがお送りしました。