令和元年9月13日(金)第471号「宮崎公立大学のFD活動」

後期の授業開始まで、残すところあと1週間ほどとなりました。

授業だけではなく、履修ガイダンスやテキスト販売、履修登録変更などなど、「忘れていました」「アルバイトがあって行けません」では済まされない、大事なものが続きます。学生の皆さんは、そろそろ【夏休みモード】から【学業モード】へ切り替えて、万全の状態で後期のスタートダッシュを決めてもらえればと思います。

 

ところで、前回の花金では、夏休みの期間も、大学が実はいろいろな業務を行っていることが紹介されていました。

今回の花金も、その一つとして「FD活動」を紹介したいと思います。

 

FDとは、Faculty Development (ファカルティ・ディベロップメント)の略称で、教員が授業内容・方法を改善し、教育の質を向上させるための組織的な取組を指します。その内容は極めて広範にわたりますが、具体的な例としては、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催、教員相互の授業参観の実施などが挙げられます(2005 年1月 中央教育審議会「我が国の高等教育の将来像」答申より)。

 

宮崎公立大学におけるFD活動は、開学以来、数度の改組を経て、FD部会という学内組織が担当しています。主な活動内容は、学生への授業アンケートの実施、FD研修会の実施、学外研修への参加、新任教員へのガイダンス、研究活動への支援体制の充実・強化などです。

 

こういったFD活動の一環として、残暑がまだまだ厳しい9月10日(火)、「FDに関する意見交換会」を開催しました。

 

「FDに関する意見交換会」とは、その名のとおり、FDに関連するテーマをいくつか設定し、教員が意見交換を行うものです。

各教員がこれまでの教員生活で得た経験やスキル・テクニックだけでなく反省点なども持ち寄って共有することにより、短期的には後期授業の、長期的には大学全体の教育の質を向上させることを目的としています。

 

当日は、FD部会長の挨拶と趣旨説明の後、テーマごとにグループに分かれ、約1時間、意見交換が行われました。

 

FD部会長による挨拶

 

意見交換の様子①                 意見交換の様子②

 

 

意見交換の様子③                 意見交換の様子④

 

次に、各グループの進行役が、グループで出た意見を発表し、全体で共有しました。

発表の様子

 

「FDに関する意見交換会」は、他の教員との情報交流を行うことによって、様々な気付きを得る機会になったと思います。

 

宮崎公立大学では、これからもFD活動に積極的に取り組んでいきます。

 

以上、今回の花金は、学務課アカザワが担当しました。