2015年1月16日(金)第253号『2015年 初春』

松の内(門松などのお正月飾りを飾る期間を指し、松の内が過ぎたら門松を外します。)も過ぎましたが、明けましておめでとうございます。事務局長のサヤマです。

新しい年が明けて、早2週間が過ぎました。花の金曜日の今年のトップバッターを任され、何を書こうかと思っているところでしたが、これといったネタも用意していなかったので、雑然と書いてみようかと思います。

 

今年は、羊年で、干支で言うと、「未」となるようです。これは、子(種子)から始まり亥(収穫された作物が皆に行き渡った状態)に至る植物の発達段階を十二段に分けて表したもので、未はまだ熟しきらない成長途上の植物を表している。つまり未熟の未という意味であるとも言われているそうです。(この話は、年末の挨拶や年賀状でも使ったネタですが・・・)

この未熟という言葉で、マクドナルドコーポレーションの創始者であるアメリカの実業家レイモンド・アルバート・クロック氏の格言を思い出しました。
「自己を未熟ととらえることができれば、いくつになってもみずみずしさを失わず、成長を続けていくことができる。このような姿勢で向かえる限り、人生に打ちのめされることはない。」

この言葉は50代でマクドナルドコーポレーションを立ち上げたころを振り返ってのものだそうです。50代で未熟と意識できるというのは、素晴らしいことだと思います。

私も、今年で◯◯歳(注意:クリックしても、表示されません)になりますが、何歳になっても、自分を未熟と自覚し、半歩でもいいから、成長する人間でありたいと思っています。
話は変わりますが、お正月の特別番組で最近必ず見ているのが、箱根駅伝です。
自分自身、走ることにはあまり興味はないのですが、なぜか、ここ10年以上必ずと言っていいほど、往路、復路ともに見ています。
ただ、ひたすら走っている学生を見ているだけで、何が面白いのかなと思いながらも、つい見てしまう番組です。
ほかに、見るような番組もないせいかなと思ったりもしますが、理由を考えてみると、個人のレースではなく、往路、復路あわせて10人の学生たちがたすきをつないでいく。
どんなに苦しくてへとへとになっても、次の人にたすきをつなぐために、ひたすら走る。
中には、体力的に限界で倒れてしまう人もいる。それでも、翌年は雪辱するために、また、1年必死で頑張る。
走ることができない人は、必死で応援する。
沿道には、たくさんの人たちが寒いのをいとわず、声援を送る。
人間の頑張り、そして、人と人との絆、挫折と歓喜と苦悩、人への応援、そんな人生の縮図にも似たものが凝縮しているせいかなと思います。
それから、昨年も出た学生たちの成長の跡を見ることができるからでもあるからかなと思います。
まあ、ひょっとしたら、炬燵に入り、ほかに見る番組もないので、惰性的に見ているだけかもしれませんが、おそらく、来年のお正月も間違いなく箱根駅伝を見ていることでしょう。

 

さて、明日からは、全国でセンター試験が2日間予定されており、大学教職員は緊張感を漂わせながら、準備を行っています。
全国的にもまあまあの天気のようですが、寒そうなので、ちょっと気になります。
受験生の皆さんは、これまで自分がやってきたことを信じ、体調を十分に整え、決められた試験開始時間に遅れることなく、会場を間違えることなく、万全な体制で試験に臨んでください。

 

センター試験に従事する宮崎公立大学の教職員一同、皆さんが全力を尽くされることを心から祈るとともに、あたたかいもてなしの心でお待ちしています。