教育研究

旧カリキュラムに関すること(2013年度入学者まで対象)

インデックス

旧カリキュラムに対応する人材育成目標等

教育の特色

教育の特色 イメージ

MMU型リベラル・アーツ教育

MMU型リベラル・アーツ教育は、専門的な用途にのみ役立つ偏った知識から自由になり、さまざまな局面に横たわる根本的な問題を発見し、それを考え抜くことで、いかなる問題にも対処する力を養うものです。専門課程における幅広い教育を通じ、あらゆる学問に必要な共通基盤を確立し、将来自らが選んだ職業等、自分が所属するさまざまな場において対処できる業を最大限に身に付けられる人材を育成します。
また、宮崎公立大学では、論理的思考力を獲得し自己を確立するためにも,外国語の習得においても必要な国語(日本語)の教育の徹底から始めることを基本としています。

英語をはじめとした外国語教育

これからの社会に必須の英語を早い時期から集中的に習得するため、1年次からネイティヴ・スピーカーによる講義をおこなっています。一人ひとりの関心と習熟度に合わせたクラス編成で、週に複数回の授業をおこない、確かなステップアップをめざします。多言語対応CALL(Computer-Aided Language Learning / コンピュータ支援外国語学習)システムを導入しており、講義以外でも自由に語学を学べます。さらに、選択科目のSpeech授業で、英語での音声表現も重視。
また、東アジアとの交流を見据え、中国語・韓国語教育にも注力しています。学術交流協定校等での海外短期研修プログラムである「異文化実習」や公費留学制度の有効な活用を通じ、社会や地域が必要とするレベルに十分に応えられる語学力の育成を目指しています。

ICT教育・環境の充実

ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、情報通信技術の意味。情報社会の現代において、ICTのスキルは必要不可欠なものになっています。宮崎公立大学は、九州屈指のネット環境で、サポート体制も充実。早期集中型学習で、情報処理関連の知識取得を目指します。また、検定試験に向けたセミナーなども実施。社会で役立つICTスキルを身につけることができます。

ICT教育 イメージ

宮崎公立大学のICT環境

  • キャンパス内のパソコンは学生3名に対し1台。
  • 最新の機器でソフトウェア環境も充実。
  • e-learningシステム、SNS、ポートフォリオを利用。
  • 各講義室のパソコンは講義がない時間帯でも自由に使える。
  • いつでも修得単位のチェックができる。
  • 大学からのお知らせが指定されたパソコンや携帯メールに配信される。
  • シラバスがパソコンで簡単に閲覧できる。
  • 無線LANで学内どこでもインターネット接続可。

1年次から始まる少人数ゼミ

宮崎公立大学では開学以来、1年次から受講する少人数ゼミを開講しています。
まず、導入となる「基礎演習」では問題意識の明確化、資料の収集と選択、言語的・非言語的要約記述、発表と合評等を通じて学術活動の基礎を固めた後に、問題を多角的に検討し、具体的問題の解決に向けて取り組み、その結果を論述・発表する過程を通して、学術的な態度と技能の習得を目指します。
2年次後期から始まる「専門演習」では、それぞれの専門分野において、問題の立て方を学び、論理的な思考を磨き、そして課題探求能力を養います。ここでは、最終的に学生時代の集大成となる卒業論文作成に至る最も重要な科目となります。

活発な国際交流活動

宮崎公立大学ではグローバルに活躍する人材の育成を目標に、学生の海外での学びを積極的に推進しています。
助成金等の経済的なサポート、留学に対応したカリキュラム等、海外で学びやすい環境が学生の意識を高めており、自主的に海外で学ぶ学生の割合は全国でもトップクラスです。
学術交流協定校等との間で行う交換留学制度や短期研修制度等、充実したプログラムについては「国際交流」の「学生交流」ページをご覧ください。

教育課程

教育課程イメージ

共通課程

多様な価値観を持つ世界の人々と協調しながら、自分自身でさまざまな問題に取り組める人材を育てるためにMMU型リベラル・アーツ教育の理念のもと、幅広い分野を学べる共通課程を編成。国際的に通用する知識・教養とともに、魅力ある「国際人」としての広い視野と豊かな人間性の育成をおこなっています。また、1年次からゼミ(演習)をスタート。さらに、英語教育とICT教育に力を注いでいるのも宮崎公立大学ならではの特色です。

共通課程の科目

語学教育関連科目(英語)

日本人教員と英語ネイティヴ・スピーカー教員とがそれぞれの特徴を生かし、1年次の前期に週5回、後期に週4回授業を行います。

コンピュータ関連科目

「コンピュータ入門」「文書処理演習」「情報科学概論」「表計算ソフト演習」を通じて、文書作成からインターネットに関する基本的な情報機器の活用方法を習得します。

スポーツ・健康科学関連科目

スポーツと健康・体力との関連について正しい理解を得て、生活習慣病の発症原因の根本的な解決法である行動、習慣、運動療法及び食事療法等の技術的な問題について学びます。

基礎講義関連科目

5人の教員によるオムニバス型の講義で、比較文化、コミュニケーション、国際関係について、何を問題とするかを明確に意識し、それぞれの学問の面白さを発見するための科目です。

キャリア教育関連科目

「自分自身の進路を自分自身で決定し、自己評価できる力」「常にキャリアアップを目指し、自己を磨き続ける力」を養成し、学生一人ひとりの主体的な進路選択を支援する科目です。

講義演習関連科目

本学独自の教育プログラムで、教員が授業をし、学生と質疑応答し、学生が課題に対する発表をし、それを教員と学生が議論していくことで、基本的な専門知識を獲得するとともに、コミュニケーション能力と論理的思考能力を磨きます。

演習(ゼミ)関連科目(基礎演習)

問題意識の明確化、資料の収集と選択、言語的・非言語的要約記述、発表と合評等を通じて学術活動の基礎を固めた後に、問題を多角的に検討し、具体的問題の解決に向けて取り組み、その結果を論述・発表する過程を通して、学術的な態度と技能の習得を目指します。

専門課程

共通課程で培ったそれぞれの知識と知的好奇心を、さらに深め広げていくコースシステム。5つのコースから、自分で自由に選ぶことができます。また「総合政策科目群」「キャリア教育科目群」「外国語科目群」といったカリキュラムでは、具体的な進路を見すえた専門的知識や技術の習得が可能です。

専門課程5つのコース

英語

共通課程で身につけたリーディング、ライティング、文法の能力。さらにそこから専門分野の研究に取り組み、実践力の高い、世界に通用する英語を習得します。

情報・基礎科学

コンピュータを「自在に使いこなせるレベル」までスキルアップ。データベースやネットワークの理論、プログラミングまで学べます。

比較文化

世界の多様な生活習慣・歴史・文化を理解し、日本文化を見直す。その過程を通して、世界の文化の価値観を客観的に判断できる力を養います。

コミュニケーション

国際社会や情報社会でのコミュニケーションのあり方を考え、「人」「メディア」「社会」「文化」といったテーマをさらに深く追求します。

国際関係

複雑化し増加する地球規模の問題。その理解・分析・解決のための、政治学、法学、社会学、地域研究などを体系的に学びます。

学修の評価、卒業認定基準等

単位修得の方法と成績評価基準

単位制

大学の授業は全て単位制をとっており、本学でも次のような区分で1単位当たりの授業時間数を定めています。

科目の区分 単位計算
すべての講義科目 基礎演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
15時間で1単位
CALL A・B・C
文書処理演習 表計算ソフト演習
スポーツ・健康科学実習 生涯スポーツ実践 教育実習
30時間で1単位

単位の修得

履修を届け出た(履修登録をした)科目を受講し、所定の受験資格を得て、その試験に合格すると単位を修得することができます。
出席時間数が全時間数の7割に満たない(15回講義のうち、出席が11回未満)場合は、原則として受験することができません。

試験

試験は、学期末に期間を定めて、主として筆記試験によって行います(定期試験)。
授業科目によっては、レポ-ト提出や口述試験、実技試験等で行うこともあります。

学業成績の評価及び通知

学業成績は、試験及び平素の学修状況を総合して判定し、次の4段階で評価します。

評価 評価の基準(100点満点) 判定
A 80点以上 合格
B 70点以上80点未満
C 60点以上70点未満
D 60点未満 不合格

試験の結果が不合格となった場合は、次年度以降に再履修することができます。
ただし、時間割の関係で必ずしも次年度に再履修することができない場合があるなど、かなりの制約が出てきますので、不合格にならないようにすることが大切です。

卒業要件及び学位

4年以上在籍し、所定の授業科目を履修して、59科目・125単位以上修得すると卒業することができ、「学士(人文学)」の学位が授与されます。
なお、59科目・125単位の数だけ満たせばよいのではなく、カリキュラム表に書いてある要件を満たした単位修得でなければなりません。
すべての要件を満たした場合は、本人の意思に関わらず卒業となります。

  関連科目群 区分 必要
単位数
備考
共通課程 語学教育
(英語)
必修 15 共通課程の科目は、1年次前期から2年次前期までに開講されており、すべて必修科目です。
「基礎講義a」と「基礎講義b」、「講義演習a」と「講義演習b」、そして「基礎演習Ⅲ」は、開講されているものの中から選択できます。
共通課程の科目をすべて修得すると、19科目41単位になります。
コンピュータ 必修 6
スポーツ・
健康科学
必修 2
基礎講義 選択
必修
6
キャリア教育 必修 2
講義演習 必修 4
基礎演習 必修 6
専門課程 専門演習 必修 10 専門課程では、演習科目群が必修科目(3科目10単位)で、その他の科目は選択必修あるいは選択科目です。
専門演習では、同じ担当教員の指導を2年半受け、最終的には卒業論文を作成することになります。専門演習は、2年次後期の「専門演習Ⅰ」から始まりますが、これは、開講されているものの中から選択可能です。
比較文化 選択
必修
14 専門課程の選択必修科目は21科目42単位です。
5専門課程科目群の中の比較文化関連科目、コミュニケーション関連科目、国際関係関連科目のそれぞれ7科目14単位ずつを修得しなければなりません。
共通課程と専門課程をあわせて、選択必修を含む必修科目の単位を修得すると、合計43科目93単位になります。
コミュニケーション 選択
必修
14
国際関係 選択
必修
14
その他 32 卒業要件は125単位ですから、上記の93単位以外に32単位以上を修得しなければなりません。
これらの単位は、専門課程の科目から選択することになります。
専門課程のうちで選択必修科目として履修した科目以外はすべて選択科目となり、その中から自由に選んで履修することができます。
  合計 125  

履修登録

大学では、高校までとは違って、時間割を自分でつくります。
多くの科目を履修し講義に出席していると、自分で勉強する時間がなくなりますので、時間割が空いているからといって、闇雲に履修登録をしてはいけません。
学生は、社会人のように仕事をしない代わりに、社会人と同じ時間を勉強に費やさなければなりません。自習時間も含め1日に8時間以上勉強してこそ、大学生なのであり、大学の単位制度はそのように考えてつくられています。

履修上の基本ルール

  1. 標準的な履修登録科目数は週当たり10科目程度です。(ただし、1年次前期のように必修科目が多い場合には、若干上回って履修してもかまいません。)この標準科目数には、集中講義(前期は8月と9月、後期は2月に開講)や教職に関する科目は含まれません。
  2. 同一時間に2科目以上を重複して登録することはできません。
  3. 履修登録した科目でなければ単位を修得できません。
  4. すでに単位を修得した科目を再履修することはできません。
  5. 上級年次に配当された科目を履修することはできません。例えば、1年次は、2年次以上に配当された科目は履修できません。逆に、下級年次に配当された科目は履修できます。
  6. 講義演習を履修する場合には、原則として、選択する担当の教員の専門課程の講義を同時に履修するか、またはすでに単位修得していなければなりません。
  7. 専門演習担当教員がそれぞれ履修推奨科目を呈示します。専門演習を履修する前からそれらの科目を履修し、また、専門演習を履修しながらそれらの科目を履修することが望まれます。
  8. 専門演習Ⅱ」を履修するには、2年次終了時点での修得単位数が60単位以上でなければなりません。それに満たない場合は、「専門演習Ⅱ」は履修できず、その結果として留年することになります。
  9. 「専門演習Ⅰ」「専門演習Ⅱ」「専門演習Ⅲ」は、原則として同じ教員の指導を受けます。「専門演習Ⅰ」を単位修得できないと、「専門演習Ⅱ」の履修登録ができません。同様に、「専門演習Ⅱ」を単位修得できないと「専門演習Ⅲ」の履修登録ができません。専門演習が履修できないことは留年を意味します。
  10. 履修登録制限を行う科目があるので、履修登録時には、必ずシラバスを確認しましょう。
  11. 原則として、入学時の諸規則が卒業まで適用されます。
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