国際交流

留学体験記<公費派遣留学>

カピオラニ・コミュニティカレッジ(アメリカ)<2019年8月~12月>
永島さん(国際政治経済専攻)

私は今回の公費留学において、観光業の学習と語学・異文化学習を目標に掲げ、留学を行った。観光業の学習では、温暖な気候という宮崎との類似点からハワイは宮崎の観光業にとって最適なモデルになり得ると考え、現地の様々な観光地を訪れ実際に行われている施策を調査した。また、観光経済の講義を受講し観光政策の基礎を学んだ。語学・異文化学習はボランティアや行事に積極的に参加し、現地の人々や留学生との交流を通して、英会話能力の向上と異文化理解を深めた。

私は観光業の学習において、観光地で行われている施策の調査を重点的に行った。ハワイの中で最も観光客が訪れるワイキキから、あまり知られていない観光地まで様々な場所を訪れた。調査では、看板等の表示言語や景観保護の取り組みの調査を行った。多くの日本人が訪れるワイキキ周辺では、ほとんどの観光地や店舗に日本語の表示があった。従業員の方に聞いてみると、日本語表示をすることで、日本人観光客が安心して訪れてくれる機会が増えるとの答えが多かった。ワイキキ周辺から離れると日本語表示をしている箇所は少なくなり、中国人が多く訪れるチャイナタウン周辺は日本語の代わりに中国語の表示が多く見られた。景観保護の調査では、日本と比較してゴミ箱の設置数が格段に多かった。観光地や店舗の中だけでなく、歩道にも数メートル間隔でゴミ箱が設置されており、道端にゴミが捨てられていることはほとんどなかった。また、日本でゴミの放置が問題となっているハロウィンの翌朝にワイキキを歩いて調査をしたが、ゴミの放置は見られず景観保護がしっかりと行われていた。

永島さん1永島さん2

語学・異文化学習では特に会話力の向上に力を入れた。大学では英語の講義を受講したが、ライティングが主だったためボランティアや行事に積極的に参加することで会話をする機会を増やした。ハワイには日本文化が根付いており、日本語を使用して生活をすることも可能であるため、日本語に頼らず英語を使用することを意識して生活を送った。

また、現地の企業でインターンシップを経験したいと思い、留学中に企業へ問い合わせをし、1社が熱意を買ってくださり面接を経てインターンシップをさせて頂いた。留学を終えた後に再度ハワイに渡航し、約2ヶ月間、観光メディア会社で誌面の制作、ハワイの観光経済のマーケティングや記事の取材等を行った。インターンシップ期間の終盤は新型コロナウイルスの影響により緊急帰国となったが貴重な経験をさせて頂いた。

私は公費留学を通じて多くのことを学び、人間的にも大きく成長をすることができた。日本とは異なり自分から行動・発信をしないと情報が得られないため、自ら行動を起こす大切さを学ぶことができた。生活面では、暮らしていたシェアハウスのルームメイトや現地でできた友人、ボランティア活動などでお世話になった方々等、多くの出会いにも恵まれた。また、アロハフェスティバルやホノルルマラソンなどの伝統行事に参加し、ハワイの文化を学ぶこともできた。インターンシップ中には新型コロナウイルスの影響が原因で、次々と店やレストランが閉店していくハワイの観光経済の移り変わりを目にし、観光客が収入源である観光都市の難しさを実感した。残念ながら途中帰国となってしまったが、急速な経済変化を目の当たりにし、身を以て体感する稀少な経験でもあった。今回の公費留学を通して学んだことを今後の大学生活やその先のキャリア形成でも活かし、成長していきたい。

ns-3.png永島さん4

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