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地域貢献

井田助教による「公民館講座」が実施されました。

2018年09月10日

8月23日(木)、30日(木)の2日間、宮崎市赤江公民館にて、井田助教(専門:メディア・デザイン)による「公民館講座」が実施されました。

 

「公民館講座」とは、宮崎市が主催する講座のことで、まちづくりやボランティアに関するものから、教養・パソコン関連・レクリエーション講座まで幅広い内容で計画しています。新たな学習へのきっかけづくりとして、また、仲間づくりや地域づくりへ発展していくことを目的として開講するものです。

 

今回の井田助教による講座は、「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)講座」と題して実施されました。

0823-01.jpg講座の第1回(8月23日(木))では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の定義やSNSを取り巻く環境、その歴史の説明から始まり、国や年代によってその利用率に特徴があることの解説から始まりました。

説明の中では、エジプトにてSNSが革命の一因となったとされる「アラブの春」をきっかけに、同国では加盟者数が5,000人以上のSNSはマス・メディアと同様に取り扱われる法律の説明や、インターネットの利用手段としてパソコンを利用する割合とスマートフォンを利用する割合が2015年頃からほぼ同じ割合になっていること、世界で最もユーザー数が多いSNSはfacebookであること、などが説明されました。

ちなみに、宮崎県におけるSNSの公式アカウントは34個あり、本学の1年生を対象(約200名)とした調査では、LINEの利用率が2年連続で100%に近い(うち1年は完全に100%!)ことも紹介されました。

その後、SNSを利用することによるメリットやデメリットについて、様々な側面から解説されました。

例えば、SNSを利用するメリットとしては、利用する人が欲しい情報のみ収集できることやマス・メディアでは表現できないことを直接的に多くの人達に表現できることなどが挙げられる一方で、いわゆる“ネット依存”や“スマホ依存”といったデメリットが説明され、それらの“ソーシャル疲れ”を解消するための一方策として、インターネットを利用しない日を1週間の中で設ける「デジタル・デトックス」が紹介されました。

 

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0823-03.jpg講座中は、内容に即したアンケートをその場で受講者の方々に行ったり、択一式のクイズを行ったりするなど、受講者を飽きさせないための工夫が、随所に散りばめられていました。

 

翌30日(木)に行われた第2回目の講座では、第1回の内容を踏まえて、受講者によるSNSの実践です。

まずは、「アカウント」や「認証」、「ID」「パスワード」等、SNSを利用する上で重要となる語句の説明がなされました。特に「パスワード」については、名前や生年月日等、他人に推測されるようなものは使用しない事、同じパスワードの使い回しをしないことなどの注意事項が伝えられました。

101.JPGその後、受講者のみなさんが自身のスマートフォンを使って、いよいよSNSの実践が行われました。今回は、匿名性が高く、複数のアカウントを持つ事の出来るTwitterを使用し、実際にアカウント登録を行いました。

102.JPGアカウント登録の後は、実際にツイートをしたり、フォローをしたり、自分の好きな投稿へ“いいね!”を押したりしました。 実践を行う中で、受講者のみなさんからは質問がたくさん上がり、井田助教が丁寧に回答していました。

103.JPG「むずかしい」といった声も上がっていましたが、受講者の皆さん同士でお互いの画面を見せ合い確認しつつ、とても楽しそうに受講されている様子が印象的でした。  

 

今回ご紹介した「公民館講座」は、テーマを変えて、後期(9月以降)にも本学の教員が数名、実施します。

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