
令和2年12月19日(土)、英語教育フォーラム2020「教室のインタラクション」をオンラインで開催しました。
本学は開学当初から教職課程をもち、これまでに250名を超える小学校・中学校・高等学校の英語教員を輩出してきました。
宮崎における知の拠点のひとつとして地域に貢献するとともに、英語教育関係者のネットワークを構築するため、宮崎県内外の英語教育関係者に広く呼びかけ、本学OB・OGの方々を講師としてお招きし、本フォーラムを実施しました。
まず、峰松 和子氏(跡見学園女子大学文学部人文学科 准教授)に「オーラルプレゼンテーション活動~発表にむけた足場づくり~」と題し、ご講演をいただきました。 根底にある学習理論やオーラルプレゼンテーション活動を行う意味から、オーラルプレゼンテーション活動を行うための足場づくりについて、段階を一つずつ丁寧に、ご説明いただきました。また、講演について現役教員、またこれから教職を目指す学生から様々な質問が寄せられましたが、それについても親身に寄り添い、ご解説頂きました。
続いて、フォーラム「教室のインタラクション」では、現役の小学校、中学校、高等学校の教員による実践報告が行われました。
加藤 耕平氏(愛媛県立宇和高等学校 教諭)の発表では、授業で大切にしていることや実践を踏まえ、高校でどのように授業を進めるかを具体的に例示しながら、それがどのような効果をもたらしたかについて成果と課題が報告されました。
門前 愛貴氏(鹿児島県出水市立高尾野中学校 教諭)は、教室のインタラクションを促進するための取り組みとして「Greetings plus one」と「生徒との交換日記」を挙げ、その実践例と効果を発表していただきました。
徳留 慧太氏(高原町立高原小学校 教諭)の発表では、授業での意識や教室のインタラクションの視点に触れながら、実践したことの具体的な例示、それについての成果と課題、これからの目標について分かりやすく報告されました。
その後、講演や実践報告を受けて、参加者による意見交換が行われました。意見交換は、現役教員の方々と本学の教員を目指す学生達を交えて行われ、最後には各グループの意見交換結果について、全体で共有しました。
本学では今後も継続的にフォーラムを開催することによって、宮崎の英語教育発展と、教員の方々による定期的・自主的な研究会や研修等が開催されることを目指しています。