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令和3年度の授業実施方針について

2021年03月05日

 新型コロナウイルス感染症への感染者が確認されて、日本国内で1年が経過しました。令和2年度は、入学式を中止し、前期の授業開始を約1か月遅らせるとともに、年間を通じて遠隔授業を主体に行うなど、例年にない対応を迫られました。学生の皆さんには、新たな対応をお願いするとともに、思い描いていた学生生活を送れなかったことに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 このような中、まもなく新年度を迎えるわけですが、令和3年度は、感染防止対策を十分行い、学内の安全・安心な環境を整えた上で、履修人数の多い一部の科目を除き、原則として対面で授業を行えるよう、準備を進めているところです。

 ただし、対面授業を行う上で、十分なスペースの教室を確保する観点から、第1回から第3回までの授業については、つまり、4月に行われる授業については、1年生が受講する一部の科目(情報処理演習、英語Ⅰ)を除き遠隔授業を行い、履修人数と教室が確定した上で、5月より対面授業を行う予定としています。

 感染状況を見ながら、本来の大学の姿に戻していくことになりますが、再び緊急事態宣言が発令されるような事態になれば、学期途中であっても、授業の実施形態を柔軟に見直していきたいと考えています。

 令和2年度は、不測の事態により遠隔授業となりましたが、遠隔授業を行ったことで、教育内容の見直しが図られ、教育の質の向上につながる取組もありました。遠隔授業に関するアンケート結果からも、学生自身が遠隔授業のメリットを感じていることを伺い知ることができた一方、対面に戻して欲しいという切実な声もありました。令和3年度は、このような経験や蓄積、学生の皆さんの声を踏まえ、取組を進めていきたいと考えています。

 今後の感染状況により、方針を変更する可能性もありますが、学生の皆さんは、これまで行ってきた感染対策を継続し、4月以降、大学に登校できることを前提とした準備をお願いします。

 なお、4月のオリエンテーションや授業に関する詳細等、新学期を迎えるためのお知らせについては、別途ご案内しますので、ご確認ください。

令和3年3月5日
宮崎公立大学
学長 有馬 晋作

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