令和6年度 定期公開講座「現代の言論空間と文化」を開催しました。
本学では、複数の教員が統一テーマに基づき、それぞれの専門分野から講義を行う「定期公開講座」を毎年実施しています。
今年度は、「現代の言論空間と文化」をテーマに、本学の言語・文化専攻の教員、及び宮崎国際大学の教員が講師となり、ハイブリッド形式(対面・オンライン)にて全6回の講座を実施しました。
【第1回講義:9月27日(金)】
「ヘイトスピーチの悪さをどう説明するか」と題し、八重樫 徹准教授(専門:哲学・倫理学)が講演いたしました。
ヘイトスピーチとはなにか。また、コミュニケーションとマニピュレーションについての説明があり、差別的発話への可能な対抗手段や悪意のない差別的発話などをお話されました。
【第1回講義の様子】
【第2回講義:10月4日(金)】
「語学教育における(イン)ポライトネス」と題し、リチャーズ ポール准教授(専門:第二言語習得)が講演いたしました。
言語学・(イン)ポライトネスについて説明があり、受講者と一緒に仮設を立て立証しました。
また、外国語教育の今後の課題について受講者同士の話し合いも行われました。
【第2回講義の様子】
【第3回講義:10月11日(金)】
「ご当地ヒーロ―天孫降臨ヒムカイザーのライブ配信に出た新語・リサイクル語」と題し、宮崎国際大学 オチ デボラ教授が講演いたしました。
コロナウイルス対策で、天孫降臨ヒムカイザーのライブパフォーマンスが中止となる中、インターネットのライブストリーミングで生まれた新語やリサイクル語などお話されました。
【第3回講義の様子】
【第4回講義:10月18日(金)】
「文化的なマイクロ・アグレッションとその回避法」と題し、モーク カタリーナ教授(専門:CLIL)が講演いたしました。
マイクロ・アグレッションとは?マイクロ・アグレッションの種類(分類)について説明があり、受け手として、どのように対処するか?マイクロ・アグレッションを与えないためには?などお話されました。
また、講義の中で受講者同士の話し合いも行われました。
【第4回講義の様子】
【第5回講義:11月1日(金)】
「日本語教育における微妙なニュアンスの探求」と題し、原田 真理特任講師(日本語支援教育)が講演いたしました。
日本語教育の概要、男女や身分による言葉の違い、SNSでの日本語の使われ方の説明があり、微妙なニュアンスを知ることで、日本語の世界がより広がることや、言葉の微妙な違いが、豊かな表現と深い理解をもたらすことをお話されました。
【第5回講義の様子】
【第6回講義:11月8日(金)】
「現代の対話における空間の文化的次元」と題し、ビンガム スコット教授(専門:第二言語習得)が講演いたしました。
文化的次元とは何か?文化的次元を理解することに不可欠なことや、コミュニケーション、プロキシミクスなどについて説明があり、実際に例を検討し異文化間スキルを向上させる方法を探り、空間を理解することがグローバル化した現代社会において、いかに私たちのつながりを強化するかお話されました。
【第6回講義の様子】