令和7(2025)年度開始予定の「多子世帯の大学等の授業料等無償化」(個別のお問い合わせはお控えください)
令和7(2025)年度から開始される予定の「多子世帯の大学等の授業料等無償化」については、文部科学省から申請方法などの詳細が発表されるのが、令和7(2025)年1月以降の予定です。
学生(入学予定者)の皆さまに詳しい情報をお知らせできるのは、文部科学省の発表後に行われる、大学向けの説明会等が開催された後になりますので、今のところ、令和7(2025)年3月下旬ごろとなる見込みです。
宮崎公立大学では、本件に関する学生向けの説明会を令和7(2025)年4月に開催するよう計画していますが、その日時などのご案内も3月下旬ごろになる見込みです。
現段階で個別にお問い合わせいただいても、ご案内できる情報がありませんので、学生支援課学生係へのお問い合わせはお控えください。
なお、現時点で予定されている主な内容は下記のとおりです(文部科学省からの情報による)。
》多子世帯とは?
支援の対象となる「多子世帯」とは、「扶養している子どもが3人以上かつ大学等に通っている場合」となっていますが、学生であっても、アルバイトの収入が多く扶養から外れている場合など、子どもとしてカウントされないケースもあり得ます。
なお、扶養状況の確認(多子世帯の判定)は、学生からの申請により、日本学生支援機構(以下、「JASSO」という。)においてマイナンバーを通じて行いますが、これは、原則として申請時点で確定している前年以前の年末(12月31日)時点の住民税の課税情報に基づいて行われます。
申請の時期【宮崎公立大学の場合(予定)】 | 判定に用いる住民税の課税情報 |
令和7(2025)年度 前期:4月中旬ごろ | 令和5(2023)年12月31日時点 |
令和7(2025)年度 後期:10月中旬ごろ | 令和6(2024)年12月31日時点 |
》支援の申請
授業料等の減免を受けるには、多子世帯の要件に当てはまるか否かの判定を受ける必要がありますが、これはJASSOの給付奨学金(給付奨学金と授業料等減免がセットになっている国による修学支援新制度)を申請し、その申請に基づきJASSOが判定を行います。要件に当てはまるか確認したい場合は、定められた期間内に申請を行い、採否の審査結果を待つ必要があり、自動的に減免される制度ではありませんので、ご注意ください。
また、多子世帯として判定された場合でも、在学中は、多子世帯の要件に引き続き該当するか否かについて、年度ごとに確認が実施されます。
なお、支援継続のためには、所定の学業成績の要件を満たす必要があります。詳細はこちら(令和7年度以降の「高等教育の修学支援新制度」の学業要件)を参照ください。
》授業料等の支援
授業料等(入学料・授業料)の支援には、国において上限額が定められており、完全に無償化される制度ではありません。
なお、宮崎公立大学の場合は下記のとおりです。
●入学料
入学料支援の上限額は、282,000円です。支援額は、管内者と管外者で異なりますので、ご注意ください。
管内者 | 管外者 | |
既定の入学料 | 229,000円 | 335,000円 |
多子世帯への支援 | 229,000円 | 282,000円 |
入学者の負担 | なし(全額支援) | 53,000円 |
管内者:入学者本人または1親等の親族が、入学年度前年の4月1日以前から入学手続きの日まで、引き続き宮崎市、国富町、綾町に住所を有する者
(例)令和7(2025)年度入学者の場合の基準日:令和6年4月1日
管外者:上記以外の者(管内者に該当しない者)
なお、令和7(2025)年度の大学等入学予定者の予約採用候補者決定通知において、多子世帯の要件に該当することが確認できた者は、同通知書にその旨が明記されているとのことです。多子世帯としての支援を受けられる可能性があるので、詳細は同通知書裏面に記載の「(給付または貸与)奨学生採用候補者のしおり」の該当ページを参照してください。
●授業料
年間の授業料は全学生535,800円(令和6年度実績)で、支援の上限額も535,800円ですので、授業料は全額免除されます。
授業料 | |
既定の授業料 | 535,800円 |
多子世帯への支援 | 535,800円 |
在学生の負担 | なし(全額支援) |
●令和6年度在学生の申請
現在、国による修学支援新制度の支援を受けている者に関しては、2025年1月以降を目途にJASSOにおいて多子世帯支援を利用可能か確認する予定となっています。
大学を通じて本件に関する案内等が行われる場合もあります。MMUポータルを毎日確認し、重要なお知らせを見逃さないようにしてください。
【参考】現在、文部科学省が公開している情報
・奨学金事業の充実(ページ中盤「(令和7年度~)こども未来戦略を受けた多子世帯の大学等の授業料等無償化について」を参照ください)
・大学等の無償化 子ども3人以上の世帯への支援を拡充します!
※今後FAQを更新していくと聞いております。公開されている内容に関する情報について、大学にお問合せいただいても、大学において追加でご案内できることはありません。