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在学生活躍ニュース3 井伊さん(4年)中国コンテスト全国大会で学院長特別賞を受賞!語スピーチ

2010年12月02日

2010年11月28日(日)に京都市の立命館大学創思館カンファレンスルームにて開催された第5回中国語スピーチコンテスト(立命館孔子学院主催)で、本学の中国文化論ゼミ4年の井伊菜月さんが、「大学生を含む一般の部」に出場し、見事「学院長特別賞」を受賞しました。

 

数ある中国語スピーチコンテストの中でも、最大規模といわれる本大会。井伊さんは、「大学生を含む一般の部」にエントリーし、提出課題だった1次審査の結果、全国大会出場者19人の中に選ばれました。当日、控室では、過去に同コンテストに出場したことがある人同士が挨拶を交わしたり談笑したりしており、その様子について井伊さんは「私は初出場で、しかも九州から唯一の出場者だったので、完全にアウェイでしたね(笑)」と振り返ります。加えて、大半の出場者が外国語学部で中国語を専攻している大学生であった中で、人文学部に所属している井伊さんの存在は周囲を驚かせたようです。
 


当日の会場の様子

 

いざ本番になると、スピーチ慣れした出場経験者やネイティブスピーカーにもひけをとらない発音を披露する発表者が続々と登壇し、様々なプレッシャーが井伊さんにのしかかりました。そのような中、11番手で登場した井伊さんの背中を押したのは、ゼミ担当教員である田宮先生からもらった「自分の思いに正直になって、それを審査員の方に伝えなさい」というアドバイスでした。

井伊さんの発表テーマは「私の好きな方言 -蘇州語-」。中国語の中でも特徴的な方言である蘇州語にスポットをあてています。井伊さんが2年生の時から交流している蘇州大学(本学の学術交流協定校)からの研修生との思い出や、3年生の時に1年間留学した蘇州において蘇州語で友人と語り合った時に感じた親近感、そして留学中に蘇州語教科書を作成した修学研究など、大学生活の中で積み重ねてきた経験を濃縮した3分の発表でした。慣れないスピーチの中でも、熱い思いをまっすぐ伝えたことが今回の受賞につながったようです。
 


井伊さんがスピーチで使った蘇州語の発音ボード

 

ちなみに、井伊さんは蘇州語に興味をもった理由について「実は…多くの中国人から『女性が蘇州語を話すと美しい』って聞いて、『じゃあ私も話したい!』と思ったんです」と語ります。そして、このエピソードをスピーチでも披露すると、会場が盛り上がったそうです。まっすぐに思いを伝えるスピーチの秘訣は、井伊さんのまっすぐで素直な性格にあるのかもしれません。

 

この発表は、田宮先生だけでなく中国人留学生や同じゼミの学生からも、内容やスピーチ面で指導を受けて作り上げた大切な作品。1次審査で提出した自身のスピーチ録音音源を改めて聞いて「一ヶ月前はこんなに下手だったのか!」と痛感したそうです。こうしたステップアップの実感と、全国大会という舞台での競い合いの中で感じたさらなる成長の可能性と、思いが伝わった時の喜びを胸に、「絶対にまた出場します!!」と語る井伊さんの顔は、やる気に満ち溢れていました。

 
学院長特別賞の記念品

「次回はさらに上を目指します!」と井伊さん


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