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川瀬ゼミが宮崎学生インターゼミナール口頭発表部門で1位になりました

2012年01月26日

 

平成23年12月3日、宮崎産業経営大学で開催された第10回宮崎学生インターゼミナール(以下インゼミ)口頭発表部門において、本学で社会心理学を専攻とする川瀬ゼミの3年生によるグループが、17ゼミ中、見事1位に輝きました。

このインゼミは、高等教育コンソーシアム宮崎(※)による事業で、他大学・高等専門学校の学生や地域住民を対象に、学生が日頃の研究・活動を発表し、意見交換を行うものです。

今回の1位獲得について、「歴代の川瀬ゼミの先輩方が、インゼミで結果を残されているので、プレッシャーがありました」「他のゼミの発表も素晴らしかった中、私たちは分析力で勝負しました。この点が評価されて嬉しいです」「(準備の)ラストスパートは本当に大変でした。研究における今後の課題も見つかりましたが、今回のベストは尽くせたと思います」と、ゼミメンバー。それぞれの思いや積み上げてきた努力が実って勝ち取れた1位だったようです。

また、ゼミ生からの声にもあったとおり、毎年優秀な成績を残している川瀬研究室ですが、その理由としての川瀬教授の存在についてもゼミ生からの声が止まりません。「質問に対してすぐに親身に回答してくださる」「『統計はアートだ』等、何気ない一言に格言が多い」「切羽詰った時に夜食を準備してくださる」等々。熱心であり、親しみやすい川瀬教授の指導スタイルがゼミ生の心を一つにまとめています。

 

 


インゼミ当日の様子

 

 

さて、1位を獲得した川瀬研究室による今年の発表テーマは「大学生は部活・サークルに何を求めているのか」。この研究は、大学生にとっての部活等の必要性に関する調査を皮切りに、部活等を活性化させる方法に言及しています。このテーマを選んだ経緯について、ゼミ生は「このゼミは、基本的に『人を助けたい』ことが研究の根本にあります。ゼミの中にも部活の部長を務めているメンバーがいたので、何かその方面で役に立てる研究はないか、と思い発案しました」と語ります。

実際に、ゼミメンバーは事務局の課外活動担当職員に対しても本研究を報告。これを受けて、来年度(平成24年度)4月に行われる新入生向けの部活等紹介の際には、「部活動目標や方針などをより明確に打ち出し、入部前のイメージと入部後の実際の活動のギャップを減らし、退部率を減らす」ことになりました。早速、大学の課外活動を助けることができているようです。

今回の研究では、「明確な目標を持ち、試合やイベントなどを積極的に組む」ことで、部活等内の凝集性が高まり活動が活性化する、という結論を導いています。実は、川瀬ゼミも「人を助けたい」という共通の「目標」を持ち、新入生支援活動「タスケンジャー」や地域の小学生を対象とした「こどもデイプロジェクト」等、多くの「イベント」や活動を実施しています。自分たちで導き出した結論である「凝集性」こそが、図らずして今回の1位という結果の最大の要因だったのではないでしょうか。

 

 


 

なぜか、ゼミ生の友人から貰ったという「矢野ぽんかん」と共に…。


※高等教育コンソーシアム宮崎…宮崎県の高等教育機関(大学・高専)が相互に連携・協力し、県内高等教育全体の質的向上と地域の教育・学術研究の充実・発展を図って平成16年に設立された団体。

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