就職支援
本学では、就職活動を行う3、4年生のみならず、低学年から学生一人ひとりのキャリアデザインの支援や進路指導を行うことを目的に就職支援係を設置し、充実した学生サービスを提供しています。就職支援係では、専門知識を有したキャリアコンサルタントの職員が、進路について考えたり、悩んだりしているすべての学生を対象にフェイス・トゥ・フェイスで随時対応しています。
就職決定率・就職支援の概要
就職決定率
学生支援課(就職支援係)の概要
入学時から職業意識の醸成を図るため、正課のキャリア科目を提供すると共に、就職活動をサポートするガイダンスやセミナーを実施し、卒業後の進路支援を行っています。また、キャリアコンサルタントによる面接指導やエントリーシートの添削など充実した相談体制を構築しています。
キャリア教育
自分にあった進路を見つけるために必要なのは、自身の性格や適性など、自分をしっかりと理解すること。そして、目標とする進路に必要な能力や、成功の条件を知ることが大切です。本学では、学生が大学生であるからこそできる体験を意識的、主体的に重ねることで、自己を確立して社会へ移行できるように支援を行っています。
就職支援
実社会で輝ける人間になれるよう、入学時から卒業するまで少人数教育を活かしたきめ細やかな支援を提供します。1年次から進路選択セミナーや適性検査を行い、個々に応じた進路の方向性を示し、2年次に必修科目の「キャリア設計Ⅰ」「キャリア設計Ⅱ」を通して、卒業生や社会人の話を聞くことで職業意識を深めます。3年次から自己分析シートによる個人面談を実施し、個々人の進路希望を把握した上できめ細かな就職支援を実施します。
就職支援体制
キャリア教育の流れ
自分探しに役立ち、進路に対する意識を高めます。
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1年次「現代教養講座」
到達目標
宮崎公立大学で学ぶことの意義を知り、アカデミック・スキルの基礎を身につける
内容
宮崎公立大学で「リベラル・アーツで学ぶことや国際文化学を学ぶことの意義」を知り、「アカデミック・スキル(講義の聴き方、ノートの取り方、能動的な情報処理力など)」を学ぶ。卒業生の講話を聞き、充実した学生生活とキャリアについて考える
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2年次前期「キャリア設計Ⅰ」
到達目標
・キャリア・デザインの必要性を理解できる
・自分の興味関心、得意・不得意、適性を知るとともに、自立の意味や青年期の課題について知り、自分のこだわり、人生のミッションについて考えることができる
・いろいろな生き方・キャリア・職業に触れ、働く意味や理由、職業についての理解を深めることができる内容
・キャリア設計の必要性やどのような知識・情報が必要か、大学での勉強をキャリア設計とどのように結びつけるかを考える
・卒業生の話を聞きながら、これからの学生生活や卒業後の進路について具体的に考える
・社会の第一線で活躍する方の話を聞きながら、これからの学生生活で身につけるべき能力や資黄について、具体的に考える -
2年次後期「キャリア設計Ⅱ」
到達目標
・2年生までの経験を踏まえて、自分自身の進路を設計できる
・職業・労働・雇用・採用などをめぐる基本的な知識の習得を通して、働く意味、働く理由について掘り下げて考えることができる
・ローカルモデルの生き方に触れることを通して、自分自身がめざすあり方について具体的に考えることができる内容
・自らのキャリアをデザインするには、主体的に自らの進路を決定できる力を養うことが必要。将来を拓く学びについて考える
・自分や自分の大切な人を守り、充実した生活を送るために、雇用や労働のしくみ、労働法、ワークライフバランスを学ぶ -
3年次前期「プロジェクト・インターンシップ」
到達目標
・様々な人の意見をくみ取り、何をすべきか自ら考え行動できる
・目指す姿と現状を把握・分析し、ギャップを見つけることができる
・問題の本質を見極め、解決までのプランを計画、実行、自己評価できる
・独自の方法で、新しい価値を生み出すことができる内容
・宮崎県内を中心とした受入企業・団体が抱えるリアルな課題に対し、受入先の方と参加学生が一緒に解決に向けて考え・行動する2〜4カ月間の実践型プログラムです
・実践を通じて、経営者の想いやビジョンを体感しながら、課題に対して自身が何ができるかを考え、実行します -
3年次前期「社会人実践教養」
到達目標
・SPI3試験の特徴と出題傾向を理解する
・能力検査の正答に必要な知識と基本解法を習得・理解する
・高得点につながる応用力と事務処理能力を向上させる内容
・実践的な知識と技術を身につける
・SPI3試験入門講義 -
3年次後期「実践ビジネス教育」
到達目標
・就職活動の自分なりの意味づけができる
・自己分析企業研究のやり方を理解し、実践できる
・エントリーシート面接で押さえておくべき要素がわかる内容
・企業の採用担当者や就職活動を終えた先輩とのディスカッションを通じて、就職活動とはどういうものかを理解する
・就活を終えた4年生との座談会
・宮崎県内企業の人事担当者による講義
・個人・集団面接ロールプレイング
・社会に出るために、これまでの学びや経験を棚卸して自身を振り返り、今後のキャリアへの接続を考える
Pickup
- キャリア設計Ⅱ 「企業・自治体インタビュー」
2年次後期必修科目「キャリア設計Ⅱ」で行う「企業・自治体インタビュー」は、宮崎県内の企業・自治体等を訪問し、働く方へのインタビューを通して、宮崎の企業・自治体等の仕事を知り、宮崎で働く魅力について考える企画です。 - 令和6年度協力企業・団体(敬称略)
GMOインターネット株式会社
JAグループ宮崎
株式会社JALスカイ九州 宮崎空港所
MANGO株式会社
SCSKニアショアシステムズ株式会社
九州電力株式会社 宮崎支店
霧島ホールディングス株式会社
株式会社スズキ自販宮崎
株式会社ソラシドエア
デル・テクノロジーズ株式会社
テレビ宮崎株式会社
東京海上日動火災保険株式会社 宮崎支店
フェニックスリゾート株式会社ミネベアアクセスソリューションズ 宮崎
宮交ホールディングス株式会社
宮崎ガス株式会社
宮崎ケーブルテレビ株式会社
宮崎県庁
宮崎市役所
宮崎商工会議所
株式会社宮崎太陽銀行
株式会社宮崎日日新聞社
宮崎日機装株式会社計23社/団体
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宮崎日機装株式会社 訪問時の様子(企業提供写真)
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成果発表会の様子(訪問で学んだ内容を学生同士で共有します)
就職・進路サポートプログラム
学生一人一人の状況に応じた支援体制を構築します
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1年次
・進路選択支援セミナー
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2年次
・「キャリア設計Ⅰ」「キャリア設計Ⅱ」(必修)での職業意識の醸成
・適性検査・解説 -
3年次前期
・第1回就職ガイダンス(就活スタートアップ)
・第2回就職ガイダンス(就職支援事業・心構え)
・インターンシップ対策講座
・エントリーシート作成講座
・ビジネスマナー講座
・第1回自己分析セミナー
・自己PR動画作成講座 -
3年次後期
・第3回就職ガイダンス(業界・企業研究)
・面接対策講座(マナー実技・集団面接演習)
・3年生全員との個別面談
・就職活動直前ガイダンス
・エアライン講座
・業界研究セミナー
・第2回自己分析セミナー
・学内公務員試験対策講座・模擬試験(9月〜3月)
・保護者のための就職ガイダンス
・第4回就職ガイダンス(履歴書・ESの書き方)
・オンライン面接・グループディスカッション講座
・先輩・卒業生との座談会(教えて!○○センパイ!)
・合同企業説明会パスツアー -
4年次
・ES・履歴書の添削
・面接指導
・学内企業説明会
・公務員試験対策模擬面接(個人・集団)
キャリア教育の目標
「自分にあった進路を見つけるためには、自分自身の性格や適性、興味や関心などについて理解し(自己理解)、さまざまな進路に必要な資格や能力、成功の条件、将来性などについて知ること(進路理解)が必要です。
学生時代に達成すべきキャリア発達の課題は、①学生時代の意味と価値に気づき、大学生であるからこそできる体験を意識的、主体的に重ねること。②専門領域を自分の視座として獲得し、自己を確立して、大学から社会への移行という課題を達成することです。みなさんにはこれらの課題の達成が求められています。
これらのことを踏まえて、本学のキャリア教育目標を以下のように定めています。
宮崎公立大学は、本学の全ての学生が大学生であるからこそできる体験を意識的・主体的に重ね、自己を確立して、大学から社会への移行を達成することを支援していきます。学年別のキャリア教育の目標を以下のように定めています。
1年生:大学生であることに気づき、大学生であることを自覚する。
2年生:大学生として取り組むべき課題を発見する。
3年生:専門の勉強・研究等を通して自己概念を深め、卒業後の自己イメージを描く。
4年生:自己イメージの修正と再構築を通して、大学から社会への移行という課題を達成する。
これらの目標を達成するために、「キャリア設計Ⅰ」(2年次前期)、「キャリア設計Ⅱ」(2年次後期)を必修で配置し、学生一人一人が自分自身を良く知り、自らの進路を、長期的な視点で主体的に選択できるように支援します。
また、ボランティア活動を通して社会の課題に触れ、勉強の目的や研究課題を見つける「ボランティア論(実習を含む)」、2~4カ月間、企業・団体のもつ課題解決への挑戦を通じて社会人基礎力のブラッシュアップを図る「プロジェクト・インターンシップ」、能力検査の知識と基本的解法を理解・習得し、採用試験に対応できる実力を身に付ける「社会人実践教養」、そして、「労働法入門」「実践ビジネス教育」などの科目も配置し、社会で必要な実践力を養成します。