去る1月16日(金)に第3回企業見学バスツアー(体験型)を実施しました。
今回は旅行会社に内定をもらっている4年生の山崎翔平くんが後輩の3年生のために企業見学ツアーを企画しました。自分が体験した就職活動を基に、企業を選び、内容を考え、企画書を作成し、企業訪問し依頼をすることで実施にこぎつけました。
彼にとっては名刺の出し方、電話のかけ方、打ち合わせの仕方、どれをとっても卒業後の社会人になるための勉強です。また、3年生にとっては就職活動を終えた先輩でもあり、気軽に質問をしたり、相談したりできる頼れる存在でした。
山崎くんは添乗員として、当日の朝の受付からバスの中での注意事項の案内、参加者の誘導など忙しい一日になりました。
今回見学した企業は3社です。
まずは、佐土原町にある株式会社ホンダロックを訪問しました。
管理本部人事部労務課チーフの木下様より会社概要の説明を受けました。本田宗一郎氏が工場を作るのに宮崎を選んだ理由や北南米や東南アジアなどに海外拠点があり、毎日誰かが海外出張に行っていることなど学生にとって興味のある話ばかりでした。
次に、グループディスカッションを行いました。「ワイガヤ」と呼ばれるホンダグループの手法を学び、実際に体験してみます。
テーマは「ホンダロックが求める人財像とは」。3グループに分かれてそれぞれの考え方でホワイトボードを使いながら、意見をまとめていきます。最後にはグループごとにまとめて発表を行いました。
そして、お昼には社食を体験。
学生はカウンターでそれぞれ好きなメニューを選び、席につきます。メニューも豊富でカロリーも表示されており、女性にとってうれしいことにデザートまで並んでいました。
さらに、何よりも値段が安いです。学生の選んだメニューはなんと250円~300円です。食事は毎日のことですし、充実した社食に大満足でした。
食事をしながら自然とみんな笑顔になりました。
午後には、宮崎日日新聞社を訪問しました。
こちらでは、見山総務局次長より挨拶をいただいた後に、会社紹介のビデオを視聴。組織には様々な仕事があり、それぞれの役割の紹介や地元に密着し、社会貢献活動に取り組まれている様子がわかりました。その後、卒業生3名から自己紹介があり、引き続き座談会を行いました。
上段左が広告部広告局営業課長の戸高様(1997年3月卒業/玉木ゼミ)、上段右が報道部記者の新坂様(2003年3月卒業/田中ゼミ)、下段左に総務部の加藤様(2005年3月卒業/浜野ゼミ)
学生は社員の方々が卒業生ということもあり気軽に質問をし、また、卒業生も後輩のために一つずつ丁寧に回答をしてくれました。
学生からは「働いている方から仕事が大好きだという気持ちや地元愛、やりがいなどが伝わってきました。」「宮日主催のイベントが数多く企画されていることを知り、地元に密着し、貢献されていることを感じました。」「新聞が完成するまでの苦労話を聞き、もっと新聞を読みたいと思いました。」という感想が聞けました。
三社目は株式会社エイチ・アイ・エスです。
福岡の九州営業グループから営業と企画の担当者そして中村宮崎営業所長にお越しいただき、大学内でプレゼン発表を行いました。
テーマは「学生海外旅行者を増やすために、HISが出来ることはなんだろう?」
さらに、「上記のテーマについてProduct(商品)、Price(価格)、Place(チャネル)、Promotion(広告)の4Pの観点から発想してください。」というものでした。
このテーマに対して12月から事前研修を行い、グループごとに集まり話しあい、まとめていきました。学生の興味のある行き先や参加しやすい旅行代金などを調べるために学内でアンケートを取ったり、旅行会社に行き、パンフレットを集め情報収集をしたりしていました。
時折、企画が行き詰まり、悩み、苦労したようでしたが、みんな頑張って企画を完成させました。
プレゼン発表の後には、それぞれの企画内容に対して講評をいただきました。
グループごとに良さがあり、銀行との連携を考えての商品開発や人気テレビ番組とのタイアップ、難易度別のミッションを準備し、それをクリアしながらツアーを行うものなど様々な企画となりました。学生ならではの視点で考えているイベントも良かったです。すぐにでも商品化できると褒めていただいたツアーもありました。
そして今回学生が企画したプランがこのようなパンフレットになりました。
最後に、採用・営業人事教育チームチームリーダーの西村様から企業概要の紹介があり、卒業生の岩切様(2014年3月卒業/二コルゼミ)から就職活動の話がありました。
これで今年度の企業見学バスツアーは終了です。
企業を訪問したり、課題に対してプレゼンをしたり、座談会で社員に話を聞いたり、多くの学生が初めての経験だったと思います。
この経験から学んだことをいかして就職活動に取り組んでいきましょう。