1.開催レポート
平成24年7月9日、10日の2日間にわたり、本学のクラブ・サークルによる「第1回芸術祭」が本学講堂で開催されました。
芸術祭とは、例年、吹奏楽部や演劇部、鍵盤の会、アカペラ部、JAZZ研究部が合同で開催していた「七夕コンサート」と、軽音楽部とダンス部が合同で開催していた「Nattoイベント」を、学友会主催の全学的なイベントとして合併したものです。
従来のイベント動員数はそれぞれの50~100人でしたが、今回は2日間の合計でのべ250人を超える方の来場がありました。
バリエーションに富んだ両日のパフォーマンス。出演団体とその様子は、次のとおりです。
初日:7月9日(月)
(1)演劇部:演目…「ARE」「いきいき人口健全化計画」(学生による脚本)
(2)ダンス部(前半):ジャンル…LOCK、HIP HOP、POP、DIVA、フリースタイル
(3)NABE and BAYASHI feat. DAN(学生と職員による弾き語り):曲目…君が思い出になる前に、三日月、花-Memento-Mori-
(4)軽音楽部(みや&てら):曲目…夏色、イージュー☆ライダー、歩いて帰ろう
(5)ダンス部(後半):ジャンル…PUNKING、BREAK、R&B、GIRLS、JAZZ
七夕コンサートで定番となっていた短冊に願いごとを書いて笹に結ぶコーナーも健在。
司会進行は、学友会副会長の田嶋崇志さんが2日間、1人で務めました。
2日目:7月10日(火)
(1)鍵盤の会(ピアノ演奏):曲目…summer、きらきら星 変奏曲、花の歌、To Love You More
(2)JAZZ研究会:曲目…Samba De Orfeu、Hush-A-Bye、Mr.P.C.、Someday my prince will come、Now’s the time
(3)アカペラ部:曲目…ひょっこりひょうたん島、ダイヤモンド、抱きしめたい、夢で逢えたら、LOVE LOVE LOVE、キューティーハニー
(4)吹奏楽部:曲目…行進曲「よろこびへ歩き出せ」、三つのジャポニズム I. 鶴が舞う II. 雪の川 III.祭り
2日目の最後には司会の田嶋さんより、年末にはクリスマスにちなんだイベントを、この芸術祭をさらにパワーアップして開催予定であることが告知されました。
ますます活発になるMMUの学生の課外活動。これからも、本ウェブサイト上でも様々なご案内を発信してまいります。ぜひご注目ください!
2.学友会長インタビュー
芸術祭の開催について、発案者である学友会会長の浦田段さん(3年)にお話を伺いました。
-2つのイベントを1つにすることに至った経緯は。
もともとは、2つの冬のイベント『クリスマスコンサート』(文化系サークル主催)と『冬めく夜の文化祭』(学友会文化部主催)を1つにしようという構想が先にあったんです。
そして今年、新入生歓迎会の早期開催を実現した時に諸般の事情でダンス部さんが出演できなくて、ダンス部全体としての活躍の場が1つ無くなってしまったんですね。それを挽回する新企画として、夏の『七夕コンサート』と『Nattoイベント』も1つにして学友会が主催すれば、運営も充実させられるし、予算もより多く充てられるな、と。
いきなり学友会が出てきて『運営を任せてくれ』となるわけで、これまで独自でやってきた部・サークルの部長との調整が必要だったんですけど、これまでのイベントのいいところを受け継ぎながら、成功を目指していくことは大切にしましたね。
-新しい取組となっただけに大変なことも多かったんじゃないですか?
今年から、学友会の「文化部」と「体育部」の役割や権限を従来よりも明確にしました。体育部は、既にスポーツデイがありましたが、文化部にとってはこれが初の大きなイベントだったわけです。今回、僕は学友会文化部長と各出演団体さんに任せて、報告や相談だけを受けるようにしていました。2カ月半ほどの準備期間だったのですが、各担当の方々は本当に苦労したと思います。
-実際に第1回が終わって、感想を聞かせてください。
冬もありますし、何も終わった感じがしてないんですよね(笑)。
でも、出演して下さった方も素晴らしいパフォーマンスでしたし、学友会のメンバーが裏方として一生懸命やってくれたのがとても嬉しくて。今の1年次の人たちにもこういう取り組みを見て「いいなぁ」って思ってもらいたいです。
MMUは、小さい大学なので、個々の学生が本当に目立つんですよね。その頑張っている姿を学外に発信したい、という思いがずっとあるので、これからも継続していきたいと思います。
-このイベントの今後の展望は。
実は、ずっと持っている理想があって…地域の小さな子たちが、保護者の手をとって「七夕書きに行きたい」とか「プレゼントもらいに行こう」(これまでの「クリスマスコンサート」でプレゼントが用意されている)とか、どんな形でもいいので、大学を「気軽に来たくなる場所」にしたいんです。次回は、周辺の学校とのコラボレーションも視野に入れていきたいと思っています。
-素晴らしいイベントになりそうですね。最後に、一言お願いします!
今年度の学友会は、「学生により近い立場で」をキーワードに、大学と学生の間に立って積極的に活動しています。MMUはまだ若い大学ですので、長い歴史と伝統がある大学にはない、活動の幅があります。より多くの学生が主体的になって、この大学の成長に関わってくれたら嬉しいですね。
芸術祭運営に携わった学友会メンバー