税理士による租税講座(日本税理士会連合会寄附講座)が始まりました
9月30日(月)から、「税理士による租税講座」が始まりました。
本講座は、南九州税理士会様からのご推薦により日本税理士会連合会様からいただいたご寄附をもとに開講する寄附講座です。
単位修得の対象となる教養課程に位置付けられ、多くの学生が受講しています。
大学生が社会に出る前に、租税の意義や役割、関連する諸制度の基本的知識を学んでおくことは極めて重要です。
本講座では、実務経験のある税理士(9名)を講師に迎えて、全15回の講義を通して「租税の役割」「消費税概論」「所得税」「法人税」「相続税」「租税救済」「投資にまつわる税金」などを学びます。
今回は、第1回から第7回の講義の様子をお伝えします。
1回講義は、坂本敬子様より、これから始まる講義について簡単な説明と講義を担当してくださる講師紹介がありました。
また、坂本様より「ライフステージと税金~こんな時こんな税金~」についてご講義いただきました。
身近な「アルバイト代の税金はどうなっているの?」「メルカリで売ったら税金はかかるの?」など生活のあらゆる場面で税が関わってくることをお話いただき、税が身近で全ての人に関係することを学びました。
(第1回:講師紹介の様子)
(第1回:坂本敬子様による講義の様子)
第2回講義は、コーディネーターの坂本敬子様より、「わが国の租税の役割~租税の意義と役割~」についてご講義いただきました。
そもそも税とは何か。
租税法律主義や租税公平主義など租税の基本原則、税が社会において果たす役割についてお話いただきました。
第3回講義は、税理士 成田尚史様より「消費税概論」についてご講義いただきました。
最も身近である消費税について、その概略や新しくスタートした話題のインボイス制度についてお話いただきました。
(第3回:成田尚史様による講義の様子)
第4回・5回講義は、税理士 櫻井裕子様より「所得税~サラリーマンの税金 ①給与明細を見てみよう、②「年末調整」って何?」についてご講義いただきました。
給与明細の見方を知ることで、税金や社会保険料と呼ばれる公的保険など私達が何を負担しているのか。
また、給与にかかる税金はどのように計算されるのか。扶養控除等申告書の書き方を通じ年末調整についてお話いただきました。
第5回:櫻井裕子様による講義の様子
第6回・7回講義は、税理士 永易知幸様より「所得税~所得税の計算の仕組みを知ろう ①確定申告とは? ②所得とは?」についてご講義いただきました。
個人にかかる税金である所得税がどのように計算されるのか、その基本をお話いただきました。
第7回:永易知幸様による講義の様
今後は、法人税・相続税・贈与税・租税救済・投資にまつわる税金・税理士の社会貢献・税理士の使命についてご講義いただく予定です。