
今年度のこゆ財団寄附講座「ワタシ探求塾」が終了しました。
本講座は、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)様と連携し、人材とフィールドの提供を受けて令和元年度から開講しているもので、今年で3年目(残念ながら令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止になってしまいましたので実質2回目)となります。
今年度は「ワタシ探求塾」と題して開講。「やりたいことを探求することに貪欲なZ世代の挑戦を応援し、地域を盛り上げる」との考えのもと、10月にスタートしました。途中1泊2日のフィールドワークを挟んで、2月の最終発表会までの全5回(概要は下に記しています)、その間の個人ワーク、グループワーク、そして何より本講座で出会った学内外のあらゆる人々との係わりを通して、学生たちは色々なことに気付き、多くのことを学び、成長しました。
<概要>
第1回(10月12日)内容:挑戦するとは
第2階(10月26日)内容:挑戦し続けるポイント
第3回(11月13日~14日 ※1泊2日の新富町でのフィールドワーク)
内容:インターンを通じて挑戦者の背中から学ぶ
第4回(1月18日) 内容:挑戦した結果を見える化する
第5回(2月8日 ※最終発表)
内容:見える化したものを伝える
今年度の受講者は15名、三つのグループに分かれ、それぞれ取組むこと(挑戦すること)を定め、イベント等の企画・準備・実施へと進めました。そして、グループにはそれぞれこゆ財団の方(心強いメンター)がついて約4か月間サポート(伴走)してくださいました。
各グループが取り組んだテーマは次のとおりです。
①おとみちゃん(新富町初の公式キャラクター)を世界に!
②公立大生が新富町と関わり続けるためにできること
③新富町とこゆ財団の距離を10㎝縮める
残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、予定していた対面でのイベントを中止せざるを得ないなど、目に見えるかたちでの「実施」ができなかったグループもありましたが、「代替の企画はできなかったか?」「違う方法での実施はできなかったか?」「〇〇は実施できたのではないか?」など、反省点と共に今後に活かせる前向きなコメントもあり、それまでの過程が充実していたであろうことを推察することができました。
最終発表は、ゲスト(企業や自治体の人事担当者)を前にそれぞれのグループがプレゼン。①グループで取組んだ挑戦の概要、②その挑戦をとおして各自が気付いた自らの強みと弱み、③質疑応答、④ゲストからのフィードバック(コメント)の流れで進み、就活の面接さながらの、持ち時間いっぱいを使った活発なやりとりとなりました。
今年度の講座は終了しましたが、講座終了後も、自主的にこゆ財団と関わり続け、現在、イベントの企画・実施に取り組んでいる学生もいます。
本講座をとおして成長した学生たちの今後の活躍を大いに期待したいと思います。
<講座風景>
*フィールドワークの様子
農家さんの畑で玉ねぎの苗植え体験... 牧場(酪農)にてバターを作り食す...
養鰻業の方の話に耳を傾け...
*最終発表会の様子