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大学について

対面授業実施への取り組みについて

2020年10月30日

学生の皆さん

保護者の皆さま

 

対面授業実施への取り組みについて

 

 後期が始まり、1か月余りが経過しました。今年に入って、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、日本国内においても、7月から8月にかけ多数の感染者が確認され、クラスターが各地で発生するなど感染拡大が続いています。幸いにも、本県においては、現在、小康状態を保っていますが、完全に収束したわけではありません。

 そこで本学では、学生と教職員の安全の確保と、学生の皆さんの学修機会の安定的な提供の両立を図るため、前期に続き、後期も遠隔を主体とした授業を継続しながらも、感染対策を講じた上で、実習を要する科目や演習科目など一部の科目については対面で行っています。今後は、県内における感染状況を踏まえながら、より多くの科目を対面で実施できるように取り組んでいきたいと考えています。

 学生の皆さんは、図書館やマルチメディア自習室など学内の施設を利用できますので、感染予防対策をしっかり行いながら、有効に活用していただきたいと思いますし、課外活動についてもルールを守って行ってもらうことも大いに結構です。大学としても、学生の皆さんが授業以外の場でも交流できる機会を設けていく計画をしています。

 大学の役割は、知識の伝授はもちろんのこと、先生や友人と談笑したり、サークル活動に情熱を注いだりと、学生生活を楽しむことも人間として成長する大切な学びであり、大学にとって重要な役割であると考えます。これからも、安全・安心を確保しながら、学生の皆さんが健康で豊かな学生生活が送れるように、大学として最大限の努力を払っていきます。

 なお、自分のことや家族のことなどで困ったことが出てきたり、日々の生活の中でストレスや不安を感じたりしたら、いつでも信頼できる人に相談してください。家族や友人、もちろん大学の教職員でも構いません。学生支援課や学生相談室では、オンラインや対面による個別相談も受け付けています。決して一人ではないと思って、一人で抱え込まないでください。

 新型コロナウイルス感染症は、依然として大都市圏では多くの感染者が確認されており、引き続き県内でも警戒が必要であり、これから冬に向かって、まだまだ予断を許さない状況にあります。授業の実施方法は、状況によって変わることが想定されますが、学生の皆さんには、日頃から、手洗い・手指消毒、外出時のマスク着用と咳エチケットの徹底、身体的距離の確保、「三つの密」の回避などを行うとともに、バランスのとれた食事、適度な運動、休養、睡眠など、体調管理に努め、充実した学生生活を送っていただきたいと思います。

 

令和2年10月30日   

宮崎公立大学    

学長  有馬 晋作

 

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