2018 年 9 月 のアーカイブ

平成30年9月21日(金)第426号『備えていますか?』

2018 年 9 月 21 日 金曜日

いよいよ夏休みが終わりますね。

今年の夏は記録的な猛暑でしたが、同時に、至るところで大規模な豪雨や台風、地震が発生し、あらためて自然災害の怖さを痛感した夏でもありました。

9月の台風21号のときは、大阪に住む甥っ子の家の窓から、このように大きなトタン板みたいなものが飛ばされているのが何度も見えたそうです。

これらの自然災害の発生を止めることはできませんが、日頃から災害に備えておくことで、被害を少なくすることはできます。

まずは防災に関するチェックリストで、皆さんができている項目を確認してみましょう!

 

1 自宅付近の避難場所や避難経路を家族全員が理解している

2 ハザードマップで危険箇所を確認している

3 学校や職場近くの避難場所や避難経路を家族全員が理解している

4 地域の避難訓練や防災研修などに参加している

5 食料や飲料水などを一人当たり最低3日分は備蓄している

6 避難する際に必要な物を把握できている

7 非常持ち出し品は目につきやすくて取り出しやすい場所に置いてある

8 津波警報や津波注意報が出た際に取るべき行動を理解している

9 雨どいや自宅周辺の排水溝は、日ごろから落ち葉や土砂を取り除き、継ぎ目が外れていないかなども確認している

10 局地的な大雨の前触れを知っている

11 家具や大型家電には転倒防止対策をしている

12 がけ崩れや地滑りなど土砂災害の前触れを知っている

13 市が発令する避難勧告などの避難情報の内容を理解している

14 家族で災害時の連絡手段を決めている

15 ケーブルテレビやラジオで放送している宮崎市の防災番組があることを知っている

16 住んでいる地域で、高齢者や障がい者など、避難に支援が必要な人を把握している

17 宮崎市防災メールに登録している

18 自治会や子ども会などで、日ごろから地域とつながりがある

19 災害情報や避難情報の入手方法を知っている

20 地震や大雨など、災害の種類によって避難場所が異なることを知っている

(宮崎市ホームページより)

 

いかがでしたか?

〇が5個以下だった方は「危険」の判定。大至急備えが必要です!

6~10個の方は「要注意」、11~15個の方は「油断大敵」、16~20個の方は「備えあり」だそうです。

 

防災については、ぜひ宮崎市のホームページをご覧ください。

http://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/life/fire_department/prepare/159362.html

 

学生の皆さんの中には、一人暮らしの方も多いと思います。

防災グッズを準備して、いつ災害が起こっても大丈夫にしておけば、ご両親も安心されますね。

非常食をわざわざ買わなくても、日常のインスタント食品やお菓子を少し多めに買っておけば大丈夫ですよ。

 

以上、チェックリストで「要注意」の判定だったウエダがお伝えしました。

早速私も備えます!!

 

平成30年9月14日(金)第425号『お金の話し』

2018 年 9 月 14 日 金曜日

今回は、大学のお金についてのお話です。

ちょっと遅くなりましたが、平成29年度の決算報告です。

宮崎公立大学は、「地方独立行政法人会計基準」を適用しており、貸借対照表や損益計算書等を作成しています。

事業年度は、4月1日から翌年3月31日までです。

 

決算関係書類の全部を説明していると話が長くなるので、損益計算書のみ簡単に説明いたします

損益計算書は、一会計期間において発生した費用及び収益、またその結果生じた損益を示したものであり、本学の運営状況を表すものです。

(単位:百万円)

注)単位未満を切り捨て処理しており、計は必ずしも一致しません。(以下同じ)

詳細は、事業報告や財務諸表などホームページに公開していますのでご覧ください。

 

で、何?と言われると辛いところですが、とりあえずは10億円ぐらいで運営されているんだなと思ってください。

平成29年5月1日の大学の在籍者数が919人ですので、一人当たり約110万円程度の支出です。ちなみに運営費交付金収益は、宮崎市からの交付金ですので、一人当たり約56万円程度を市から援助して頂いている計算です。

学生の方は頭の片隅にでも、地域(宮崎市)の皆さんから援助して頂いて勉強ができているのだなと思ってもらえると良いなと思います。

 

話は変わって、宮崎公立大学が宮崎市に設置された事によってどのくらい宮崎県に経済効果を生み出しているかについて、先ほどの平成29年度の決算額と参考資料等を利用して計算してみました。

 

  • 消費による効果

先ほどの損益計算書の支出額が約10億円ですが、それぞれの支払先(消費先)を分析して市内で消費されたもの、県内県外で消費されたものなど分析分類しています。

また、施設の修繕や資産の購入など損益計算書には反映されない消費額や学生の生活に係る消費額や受験、オープンキャンパスなどに係る消費額なども加えています。

県内への直接的な効果としては、約14億円で、経済効果としては、約21億5千万円になります。

 

  • 教育活動による効果

大学における教育活動により、宮崎県内の人材の質が向上し、所得・税収の増加について推計したものです。

早い話が、宮崎公立大学を卒業して県内に就職した者が、仮に高校を卒業してそのまま県内に就職した場合との生涯年収の差を経済効果として算出したものです。

経済効果としては、約34億7千万円になります。

 

今回は、いろいろとお金の面から大学を考えてみました。

宮崎公立大学が無かった場合の経済損失など、いろいろなパターンで試算していますので、次回はその事も書きたいと思います。

 

最後にお願いです。

大学では、寄附金制度を設けております。

宮崎公立大学が未来にわたって、学生・卒業生の皆さま、地域の皆さま、関係者の皆さまに愛され、魅力的な大学であり続けるために、本寄附金制度の趣旨にご理解とご賛同を賜り、特段のご協力、ご支援をお願い申し上げます。

今年度より、クレジット決済やコンビニでの寄附も可能となりました、詳しくは、下記リンク先をご覧ください。

http://www.miyazaki-mu.ac.jp/university/donation.html

古本募金も行っておりますので、ご協力をお願いいたします。

今週は、いつもお金の事を考えている経理係のフクダが担当いたしました。

平成30年9月7日(金)第424号『違いはな~に?』

2018 年 9 月 7 日 金曜日

今年は学生から尋ねられなかったな~。

例年一人くらいは聞いてきたのにな~。

 

そういえば、守衛さんから聞かれたことあった!!

お知り合いの方で、司書について参考までにと・・・。

 

Q「どうしたら『司書』になれるのですか?」

A「司書課程の単位を取って、文科省に申請して認可が下りれば…、

教員免許と同じような感じですよ!」

 

その後、いろいろな方法をお話ししたのですが、伝わったのでしょうか。

 

まあ、それは、さておき、

例年、この時期に図書館の人がこのブログの担当になると決まって「蔵書点検」の話になってしまい、常連読者のみなさまは飽きているかと忖度いたしまして、今回は…

やはり図書館からは離れられません!!どうぞお付き合いください。

 

ここで問題です!

「日本の図書館の種類」はいくつあるでしょう。

 

まずは日本を代表する(?)「国立国会図書館」

知ってるつもり(?)「公共図書館」

子どものころに利用したはず(!)「学校図書館」

忘れないで(!)「大学図書館」

もっともっと(!)「専門図書館」、「点字図書館」、「病院患者図書館」・・・

 

これらの違いは何でしょう?

 

それは・・・

 

サービスの対象(利用者)が違うのです! 以上。

 

・・・というわけにはいきませんので、少しだけお付き合いください。

 

とは言え、あまり詳しくなると図書館学の世界になってしまいますので、ホントに少しだけ。

(詳しく知りたい方は、日本図書館協会のホームページや司書講習のテキストでどうぞ!)

 

では、参ります!

 

「国立国会図書館」は国民に対するサービスの他、国会のサポートを行っているらしい。

また、「納本制度」で収集された資料を提供してくれます。

個人でも複写依頼などが可能です。デジタルコレクションも充実していますよ。

 

次に、「公共図書館」。

図書館法で定義されている「公立図書館」と「私立図書館」が該当します。

皆さまよくご存じの「市民図書館」や「県立図書館」など、地方公共団体が設置する図書館を「公立図書館」、法人等が設置する図書館を「私立図書館」と区分されています。

 

「公立図書館」のサービス対象は主に地域住民です。

お住いの地域や近隣の市町村立図書館をぜひご利用ください。

また、都道府県立図書館も市町村立図書館と連携したサービスを行っている場合が多々あります。

 

「学校図書館」と「大学図書館」はそれぞれに所属する児童、生徒、学生及び教職員が主なサービス対象です。

市町村立図書館や都道府県立図書館は「学校図書館」をサポートしていることもあります。

「大学図書館」も相互に協力し合って、学修・研究のサポートをしています。

 

「専門図書館」には議会図書館や企業、研究所等の図書館が挙げられるでしょうか。

 

その他、通常の図書館サービスを受けられない方たちのための図書館もありますね。

(点字図書館、病院患者図書館など)

 

結局は誰でもどこかの図書館を利用することができるようですね。

 

「専門図書館」やその他の図書館は「誰でも」という感じではありませんが、

機会があれば覗いてみたい…そんな気もいたします。

 

他所の図書館の話だけで終わらせたくはないので、もう少し…

「宮崎公立大学 附属図書館」について触れさせていただきます。

 

ここは図書館の種類でいうと「大学図書館」ですので、

主なサービスの対象(利用者)は学生・教職員ですが、

開放授業や市民講座等で来学される一般市民の方にも開放しております。

 

他の大学図書館のルールを見てみると、

私立大学の図書館では利用者カードの発行は費用が必要な場合もあります。

国公立大学でも学生の定期試験期間中は貸出や入館に制限があったりします。

 

これらは公共図書館との大きな違いではないでしょうか。

 

また、蔵書点検や大学入学試験のための休館日も公立図書館とは異なる特徴がみられます。

 

大学では、授業がない夏休み(8月~9月)や春休み(2月)の

ものすごく「暑い or 寒い」時期に蔵書点検をしているはずです。

 

もちろん、我々もやっていますよ!! 本日最終日!!!

休館中は貸出や延長(再貸出)はできませんが、返却は可能です!

図書館入り口手前に返却ポストがありますので、投函してご返却ください。

      

この中に映り込んでいる返却ポストは…          ・・・・・・これです。

 

間違って自分の本や他の図書館の本を入れないように気をつけて!!

 

      

後日、職員が処理を行います。           開館中はカウンターまでどうぞ。

 

週明けからは開館していますので、どうぞご利用くださいませ。

 

結局「蔵書点検」に触れてしまったヒガシでした。