2013 年 8 月 のアーカイブ

2013年8月30日(金) 第191号『奇跡の一枚』

2013 年 8 月 30 日 金曜日

8月も終わりに近づき、朝、夕は涼しく感じられるようになり、過ごしやすくなってきました。

今年の夏は、延岡学園に始まり、延岡学園に終わったと言えるほど、高校野球観戦に熱が入りました。

高校生の頃に甲子園に母校の応援に行ったことを思い出しながら・・・。

募金とインターンシップの様子を見に行ったついでに

宮崎県勢初!!準優勝の盾

 

そんな熱い夏が終わると就職活動の準備が本格化してきます。

3年生のみなさんは、夏休みを利用して、自己分析や業界研究に取り組んでいることと思いますが、すでに希望する進路に向けて踏み出した取り組みをご紹介します。

 

今年度からの新しい取り組みです。

旅行業界や企画職を志望する学生による『企業見学バスツアーの企画』

これは実際に旅行会社で企画を立てる際に行うのと同じプロセスを体験してもらおうという趣旨です。

面談などで学生が希望する職種を聞くと、「企画職」という答えが返ってきます。

しかし、企業で行っている企画と学生が大学で行っている企画には大きな違いがあります。

企業の企画は、収益を出さなければならないし、万が一、赤字を出そうものならその穴埋めをしなければなりません。また、継続的に企画を立て続けなければなりません。

この考え方を理解してもらいたいと思いました。

 

今回は下記のようなスケジュールで取り組みました。

<市場調査>・・・どのようなニーズがあるのか考えてもらいました。アンケート調査を行った学生もいました。

<プレゼンテーション>・・・就職支援室職員3名が入り、企画提案者同士でもそれぞれの企画の評価を行いました。

<企画の再考>・・・評価やアドバイスを基に、再度、企業やコースを考えてもらいました。

<企業でのプレゼン>・・・直接、企業を訪問をして担当者に企画の趣旨や知りたい内容を説明し、承諾をもらい、打ち合わせを行いました。

<スケジュール>・・・1日で見学できるように無駄のない行程表を作成してもらいました。

<募集チラシ作成>・・・募集をするに当たって案内しなければならない内容や効果的なチラシの作成を考えてもらいました。

現在ここまで。

そして完成した募集チラシがコチラです。

企業見学バスツアー第1弾(9/18)[PDF]

 ※申込期間を過ぎていますが、まだ座席に少し余裕がありますので希望する学生は申し込みできます。

企業見学ツアー第2弾(10/29)[PDF]

 ※本日から募集を開始します。特に、3年生で自分を試してみたい人待っています。

 この後、しおりの作成や最終打ち合わせ、当日の添乗業務、アンケート集計、反省会などを予定しています。

厳しいアドバイスもしていますが、この体験が学生にとって良い経験となり、これからの就職活動や人生により大きな実りをもたらすものとなってもらえれば、指導をしている立場として、これ以上ない喜びです。

 

3年生のみなさん、就職活動の準備で何をやれないいのかわからなければ、このツアーに参加してみましょう!!

動かなければ得るものはありません。

 

一方、公務員志望や一般教養を勉強したい学生のための『学内公務員講座』がスタートしました。

8月19日(月)から3月末までの計128コマ、数的処理・文章理解・人文科学・社会科学・自然科学・時事対策まで幅広くカバーする内容となっています。

本学では、平成24年度からLEC(東京リーガルマインド)様と契約をして、実施しております。

今年度の学内公務員講座はさらにサポートを充実させました。

①公務員公開模試を3回実施

 インプットだけでなく、アウトプットにも力を入れ、実力をはかる機会をつくりました。

②DVDフォロー制度を実施

 都合により欠席した場合には、DVDで補講を受けることができます。

DVDフォローができます。

③学内公務員講座助成金制度を創設

 出席率が80%以上で、大学から2万円を助成します。(引き続き後援会からも1万円の助成を行って頂いております。)

 

最後に、伊﨑先生から受講生へのメッセージです。

学内公務員講座担当の伊﨑先生

「公務員試験は決して易しくはありませんが、しっかりと対策すれば合格できる試験です。国や地方は皆さんの力を必要としています!私たちと一緒に頑張って、合格・内定を掴み取りましょう!」

 

大阪で開催された企業との名刺交換会で、本学の前に並ぶ企業数が少なく、知名度のなさを痛感しましたが、串カツで癒してきたタケシタが担当しました。

2013年8月23日(金) 第190号『夏の日』

2013 年 8 月 23 日 金曜日

セミの声も遠くなってきた今日この頃、本学では集中講義がおこなわれています。

 

集中講義とは、普段とは違う専門分野の知識や学問を、遠方から講師をお招きし、一週間という短期間で学ぶことができる、というものです。

一週間で15コマ受講します。

集中力が必要。でも「私は楽しかったですわよ」経験者は語りました。

知識が身についていく感覚が分かることが楽しいのだと。

 

また、現在、韓国、カナダ、イギリスでおこなわれている約一か月間の異文化実習に55名の学生が参加しています。

なかなか直接学生の声を聴くことはできないのですが、伝わってくる話では充実した毎日を過ごしているようです。

帰国後の彼らはどんな成長ぶりを見せてくれるのでしょう。お土産話も楽しみにしてますね!

 

 

そんなことを思いながら花金ネタに夏の何がしかを探しているときに出会った二人 。フジタさんとオオゴさん。

4年生で、就職活動も終わり、卒論の準備に来たそうです。

快く写真とお話に付き合ってくださいました。

最近は釣りにはまっているそうです。

この夏一番の出来事は「ヒラメを釣ったんすよ!」大淀川河口で!

カレイかと思ってたらヒラメだってSNSで指摘されて、それで動画サイトでさばき方を調べて刺身にして食べました。

いつも一緒だという二人。お話ししているだけで仲の良さが伝わってきて楽しかったです。ありがとうございました!

 

 

お二人のおかげで今回の花金が向かう方向が見えてきました。

夏休み前の学生に「事務局は休みの間は閉まっているのですか?」という質問をいくつか受けました。

それぞれスケジュールを調整して、数日間の夏休みをとることができますが、土日祝日以外は開いています。

いつも通り、私たちはここにいますよ。

 

そんな事務局職員の夏の思い出ををきいてみることにします。

 

まずはヒライさん。冒頭で語ってくれたのはこの方です。

某バンドのコンサートへ行き、グッズを買うために炎天下3時間並んだとのこと。

ヒライさんはタオルを手に入れた。

それから友人とそのお子さんとの川遊び。

涼しげですね。危うく溺れるところだったそうです。

 

花金初登場ではないでしょうか。イノウエさん。

顔出し厳禁。葛藤の末掲載許可が下りたのがこの写真。

夏の思い出は、短期研修の受入をしたこと。

夏を快適に過ごす方法は、「浴衣を着て、うちわで風鈴ちゃりんちゃりん、縁側で…、という妄想」

お顔が気になる方は事務局まで。

 

われらがカジワラ係長は「まだつくってません!まだこれから!」

 

おなじみのタナベさんは「突然肘と膝が痛くなった」

 

その向かいで冷静なマツダさんは「家族で福岡のテーマパークへ」

 

ケサマル主幹は「富士登山」

ウォーキングや平和台公園の階段の上り下りで事前準備をして挑んだそうです。

高山病のために9合目でリタイアとなってしまったそうですが、「必ずリベンジします!」とのこと。やはり一筋縄ではいかない山なのですね。

おもしろい話や素敵な写真も見せてくださいました。一部をご紹介します。

ご来光

9合目で迎えた日の出。心が洗われるようです。

朝焼け

 

影富士

壮大な光景なのでしょうね。私もいずれ必ずや挑戦することを心に決めました。

ところで、ケサマル主幹は登る途中、下山する浴衣にビーチサンダルの人やスーツにネクタイの人とすれちがったそうです。何者なのでしょう。

 

ちょうど事務局を訪れた韓国からの公費留学生ジヒョンさん。

留学は修了し、もうすぐ韓国へ帰ってしまいます。

「一ッ葉で友達とBBQをしました!暑かったー!」

宮崎をどうかいっぱい楽しんでいってください!

 

明日、中国に発つというオオクボ君。蘇州大学公費派遣留学生です。

「留学の準備をしてました。…すみません、そうでもないです」

なぜなら彼は前回の短期研修受入の際、パートナーのリーダーを務めてくれていたのです。

これから1年間、楽しい日々となりますように!

 

最後に私、オニツカは先日、週末に夏休みをくっつけて関西方面へ旅に出てきました。

コンサート2件、舞台1件、その間、食べる移動する食べる移動する移動する食べる食べる……。

充実した旅でした。

 

以上、事務局の夏を少しだけお伝えしました。

みなさまこの夏いかがお過ごしですか?

 

2013年8月16日(金) 第189号『陽炎・なめろう』

2013 年 8 月 16 日 金曜日

おそらく、学生に自立を求めない大学は存在しない。

 

大学が備えるべき基本的な要件について定めた「大学設置基準」の第四十二条において、平成23年より「学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的及び職業的自立を図るために必要な能力」の必要性が明文化されたように、少子高齢化が進行し経済の先行きが見えない不安定な現代社会において、その傾向は強まりを見せている。

 

では、自立とは一体何であろうか。大辞林によれば、「他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと」と定義される。「助けや支配なしに」という対極的な表現が肝であろう。「助け」がなくても生きていける「力」が求められ、その結果「支配」を拒否する「自由」が生まれる。強い意志をもって力を身につけ自由を勝ち得た状態こそを、自立と呼ぶのだ。

 

 

 

 

 

翻って自らの大学生活を思い返してみると、初めての一人暮らしで一番困ったのは自炊であった。

 

 

米の炊き方がわからず、アパートの隣室の先輩に恥を忍んで教えてもらった。

目玉焼きを作るのに、鍋のふたをかぶせて表面を蒸し焼きにする方法を知らず、何度焼いても裏面が黒焦げで表面は生のまま、調理器具の不具合を本気で疑った。

キャベツとベーコンを炒める以外の料理が思いつかず、キャベツ→レトルトカレー→即席ラーメンの∞ループという食生活を送っていたら体調に異常をきたし、医者に「それは自炊ではない」と断罪された。

アルバイトの給料日、一念発起して牛肉のステーキを焼こうと、フライパンから火がボワッとなるイメージでワインビネガーを投入したが、当然ボワッとはならず、最終的によくわからない酸っぱい味の焼肉が完成した。

 

枚挙にいとまがないが、この頃は実家の手料理のありがたみを痛感していた。大切なものは失って初めて気づく。

 

しかし、かのように不器用な私でも、やがて野菜の多様な切り方を修得し、調味のコツをつかみ、卵の過熱のコントロールをおぼえ、レシピが少しずつ増えていった。現在では家庭内で朝食と休日の夕食当番を任されている。

 

 

 

 

 

そんな私が最近固執しているメニューがある。「なめろう」という。

 

 

私は本学で情報デザインを教える森部准教授を「男料理の師」と勝手に仰いでおり、日頃からTwitterでのつぶやきに注目している。最近のタイムラインの中で「なめろう旨い」「なめろう最高」などと、この料理名が頻出するのだ(ちなみに、昨年は「アクアパッツァ」が気になってレシピをモノにした)。

 

米すら炊けなかったあの日の私ではない。確かな調理法を確立し、自ら情報を得るスキルも身につけた。早速インターネットで「なめろう」を検索する。

 

調理手順を調べてみると、いきなり「活きのいい鯵を準備。うろこを落として三枚におろし~」とある。無理だ、魚屋さんじゃあるまいし。さすが師が絶賛する料理、私ごときが習得しようなど何たる思い上がり・・・

 

 

 

 

森部先生とは、本学の学生支援について審議する会議のメンバーとして席を同じくしている。私の提議する内容に少しでも論理の綻びがあれば、的確に批判の矢が飛んでくる油断のならない先生である。

 

したがって、会議前の時間は提議内容の確認に余念がない私であるが、「なめろう」にたどり着けず絶望していたこの日、軽い気持ちで尋ねてみた。

 

「先生、なめろう作る時って鯵を一匹さばいてはるんですか?」

「まあさばくこともありますけど、新鮮な物であれば刺身やむき身でも十分ですよね」

 

 

なんと、魚さばけなくても作れるのか。そしてどうやら「むき身」という魚の販売形態が存在するらしい。

 

 

 

気を取り直して後日スーパーの鮮魚コーナーを物色してみると、ありました「青島獲れ 鯵のむき身」230円也。刺身用と書いてあるので、三枚におろして刺身にする前のブロックの状態を指すのであろう。今年1月に青島漁港を取材したこともあり、親近感もある。初なめろうの素材はこれでいこう。

 

 

 

帰宅し、キッチンに立ちレシピの続きを確認する。「大葉、ネギ、みょうが、しょうが等の薬味をお好みで入れて、味噌を適量入れてひたすら包丁でたたく」 なんとざっくりしたレシピか。とにかくやってみるしかない。突如キッチンに響き渡る「ダダダダダダダダ」という打撃音。妻子が何事かと心配するが意に介さず。

 

 

 

わずか数分で完成。

早速食べてみると、これが想像を絶するほどに旨い。まずそのまま食べて旨い。ご飯に乗せて食べるともう止まらない。〆にだし茶漬けにするとこれまた絶品。なめろうの三段活用である。

かのようにしてなめろうの調理法を心得た私は、以降数日間にわたりなめろうを作り続け、妻から「そんなにまな板で魚叩くなら専用のまな板買って」と命じられ、なめろう専用のまな板を準備するに至った。何回食べても飽きのこない素晴らしい料理である。夏バテで食欲のない方は、是非お試しあれ。BGMは夏の定番曲であるフジファブリック「陽炎」で。

以上、毎度のようにとりとめのない学務課コバヤシがお送りしました。

2013年8月9日(金) 第188号『大学自然探訪その6』

2013 年 8 月 9 日 金曜日

記録的な猛暑が続いている。

今朝、全国ネットで宮崎の猛暑が紹介されており、その中で農業や

酪農に大きな影響が出始めていると報じていた。

 

酪農家は猛暑対策として、スプリンクラー、扇風機、ミスト噴霧を

設置・稼働させているようだが、なかなか効果が出ないという。

 

宮崎市のフェニックス自然動物園のニホンカモシカには、なんと専

用のクーラーがあてがわれていた。

飼育する方もされる方も、この猛暑には参っていることだろう。

 

 

そんな我々の不安をよそに、猛暑をさらに熱く盛り上げようと必死

になっている彼奴らに本日はスポットをあてたい。

 

彼奴らとはだれか、それは「セミ」である。

 

前回の花金の冒頭、学務課のヒライ氏が、セミの抜け殻について触

れていたことが、彼らを取り上げるきっかけとなったことはいうま

でもない。

 

(セミに関する先行研究)

セミに関しては、すでに多くの研究者においてその生態が解明され

ている。

 

たとえば、「種類によって鳴く時間が異なること」や、「捕食回避戦

略の違い」などがその代表的な例といえよう。

 

種類によって鳴く時間が異なることについては、2年前にも花金の

中で触れさせていただいたが、クマゼミとアブラゼミが共存してい

る地域ではクマゼミは午前11時付近まで鳴き、それ以降にアブラゼ

ミが鳴きはじめる「鳴き分け」という現象が確認されている。

 

また、捕食回避戦略の違いについては、アブラゼミが捕食者(特に

野鳥)から逃げる際には、近くの樹木に隠れる習性があるのに対し、

クマゼミは木には隠れず遠くへ飛んで逃げるといった現象が確認さ

れている。

 

(今回の検証内容)

さて、生態の解明が進んでいる彼らをどのような角度から検証する

か…

筆者が悩んでいると、ちょうど本学の研究者が提出してきた書類の

中に、「新婚旅行ブーム」という文字を発見した。

 

「セミの中でもブームというのがあるものだろうか…」

 

そんな疑問が浮かび上がったため、キャンパス内においてセミの

「脱皮ブーム」が起こっているのはどこか、検証を行うこととした。

なぜ「脱皮」を選んだのかというと、抜け殻を数えるのは、成虫を

数えるより圧倒的に容易であるからだ。

 

 

(検証の方法)

検証方法は、キャンパス内の任意の樹木に付着しているセミの抜け

殻の数を目視で確認し、その数の多寡によりブームが起こっている

地点を割り出すという、いたって単純な方法である。

 

なお、この検証結果は、検証方法やデータ収集等の正確性が非常に

低く、質を保証することができないということを、あらかじめお断

りしておく。

 

 

まず次の図の通りAからDの調査地点を設けた。

調査地における特徴は以下の通りである。

A:ケヤキをメインに8本ほどの樹木が密集している。(密集度:高)

B:クスをメインに、ある程度の間隔をあけて樹木が立ち並ぶ。(密集度:中)

C:サクラをメインに、ある程度の間隔をあけて樹木が立ち並ぶ。(密集度:中)

D:センダンやキンモクセイなど、様々な樹木が立ち並ぶ。(密集度:低)

 

(検証の結果)

各地点において調査した樹木の種類及び抜け殻の数については以

下の通りである。

(任意に4本の樹木を選択し、目視にて個数を数えた。)

A:ケヤキ①:36個

ケヤキ②:29個

ケヤキ③:10個

クス:5個

B:イチョウ:14個

クス①:2個

クス②:0個

ツバキ:0個

C:ケヤキ:15個

サクラ①:6個

サクラ②:5個

センダン:0個

D:キンモクセイ①:4個

キンモクセイ②:3個

ツバキ:0個

センダン:0個

 

A地点のケヤキ①やケヤキ②については、抜け殻の数が非常に多く、

写真のとおり非常に密集している部分があった。

【ケヤキ①】

 

【ケヤキ②】

 

次に、各地点における抜け殻の個数の平均値は以下の通りとなった。

A:20個

B:4個

C:6.5個

D:1.75個

 

 

(結論)

以上の調査結果より、A地点のみ非常に高い数値となり、本学にお

けるセミの「脱皮ブーム」はA地点で起こっている(起こった)の

ではないかと推測することができる。

 

なお、実際はブームなどではなく、様々な生態的要因が絡み合った

うえでこのような結果が生じているのであろうが、人間のように、

セミにもブームがあるとしたら、今以上に親近感がわく存在となる

であろう。

 

なお、今回の調査にて抜け殻を数える際に、イチョウだけは、幹

ではなく葉にしか抜け殻がなかったことや、成虫がたくさん集ま

っているセンダンの木には1つも抜け殻なかったことなど、気に

なる部分がいくつか発見できた。

 

いつの日か、また機会があったら詳しく調査してみようと目論ん

でいる。

 

(終わりに)

これからもしばらくは暑い日が続くと思われるが、この季節こそ

セミの成虫にとっては最も輝ける時であり、また命を燃やしつく

す最後の時でもある。

 

セミの鳴き声が「うるさい」と思うこともあろうが、必死に鳴き

続けるセミたちに、是非ともエールを送っていただきたいものだ。

 

(おまけ)

調査中に撮影したセミたちの様子である。

筆者はどちらかというと、たくましいフォルムのクマゼミが好み

である。

みなさんはいかがだろうか。

2013年8月2日(金) 第187号 『Summer Summer Summer !!』

2013 年 8 月 7 日 水曜日

宮崎では、記録的な猛暑が続いております。最高気温が38℃(!!!)を記録した日もあったくらいです。

(それはもう、「じぇじぇじぇ!」と言いたいほど暑くてびっくりの1日となりました。)

MMUのキャンパスでは、あふれる緑のおかげでセミの大合唱が鳴りやみません。

(過去のはなきんに、大学の建物の壁にセミの抜け殻が大量にくっついているのを紹介した回がありましたね。)

そんな暑い暑い、夏真っ只中の宮崎から、MMUの夏の風景である「MMU Summer Program *」短期研修生の様子をレポートいたします!

( *  MMU Summer Program :中国・蘇州大学と韓国・蔚山科学大学校の留学生のMMUでの約1カ月間の短期留学プログラムのこと)
***

 

まずは、7月28日(日)まで日付をさかのぼります。。。

 

この日は、大忙しのスケジュール!まずは、午前中に開催された「第3回 凌雲杯 中国語コンテスト」に参加!

(コンテストの詳細は、こちらをご確認ください。)

漢詩発表部門では、蘇州大学からの研修生の皆さんがMMUの学生とペアになり、MMUの学生の発表の後に同じ漢詩をネイティブの発音で再読してくれました!

漢詩暗唱部門の発表の様子

また、スピーチ部門終了後の結果発表までの間を利用して行った「あいうえお作文」では、蘇州大学・蔚山科学大学校の研修生全員で「みなさまのけんこうとしあわせをおいのりします(皆さまの健康と幸せをお祈りします)」の一文字一文字で、それぞれが宮崎で感じたことについて発表してくれました。

「あいうえお作文」の発表の様子

 

時間は進んでその日の午後。。。

こちらは、公益社団法人 装道礼法きもの学院 分院の緒方 美保子先生と学院の皆さん、そしてMMUの学生さんの有志による「マナー教室」と「ゆかたの着付け体験」の様子です。上の写真は、マナー教室の一場面で、「金封略包み」といって「ふくさ」がない時にご祝儀等のお金を包むための包みを作っているところです。

その後は、ゆかたのの着付け体験へ。

それぞれ色とりどりのゆかたを身にまといます。

習ったことをお互い教え合いながら。

ひとつひとつ丁寧に。

最後に帯を締めて…

完成ー!皆さんとっても似合っています!

学生さんからの提案もあり、ちょうど「まつり えれこっちゃみやざき」という宮崎で一番大きな夏祭りの日に開催となったこの教室。

この後、研修生とMMUの学生は、一緒に日本のお祭りを体験しに旅立って行きました。

日本ならではのゆかたを身にまとい、宮崎でのお祭りを体験!素敵な夏の思い出のひとコマになったのではないでしょうか。

 

***

 

日にちは進んで、8月2日(金)。小花流いけばな教授の中村豊葉先生、江口豊禧先生による生け花教室が開催されました。

まずは、中村先生による説明!

今回は夏らしいお花をたくさん使って、それぞれの感性でお花をいけていきます。

清い器で、清い水を注ぎ、清い心で、清い花をいける。花の清4道だそうです。

ここらへん活けるのはのはどうかしら?・・・とアドバイス!!

満足のいく出来栄えに、会心の笑み。

活けたお花に負けない笑顔!!

完成した作品たちを見ていて、当たり前ですが、同じお花を使って活けても研修生の皆さんそれぞれで作品の表情が違っています。改めて華道の奥深さを感じました。

完成した作品と一緒にパシャリ。

完成したお花はそれぞれが持ち帰り、宿舎に飾ることとなりました。暑い宮崎でなので少しの時間だけではありますが、きっと研修生の皆さんの宿舎を彩ってくれることでしょう。

 

***

 

私も数年前に、MMUの学生として中国の蘇州大学に1ヵ月間の異文化実習に参加しました。

向こうでおこなった文化体験や訪れた土地、そして、出会った蘇州大学の学生さん、先生、食堂のおじさん、街のご飯屋さんや飲み物屋さんの店員さんなど、皆で共有した全ての時間が、かけがえのない思い出として今も心に残っています。

 

研修生の皆さんの研修期間も残り1週間となりました。

私たちに出来ることは多くはないですが、少しでも、研修生の皆さんの残りの夏を有意義なものに出来るよう、MMUの学生さんと共にサポートしていきたいと思います!!

 

以上、今回のはなきんは8月4日(金)のオープンキャンパスに向けててんてこ舞いな、学務課のヒライがお届けしました!(更新が遅くなってすみませんでした!)

次は、出張の手配なら国内外問わず任せとけ!! 頼れるアニキ、企画係のウエゾノさんが担当です!!