2010 年 8 月 のアーカイブ

2010年8月27日 第54号『優しくてパリパリ! -レポート from 韓国』

2010 年 8 月 27 日 金曜日

宮崎ほど日差しが強くない夏、

それでも辛くてアツい食事でいつも以上に汗をかき、

何故か蜂に追いかけられることが多いこの一週間。

 

皆さんお待ちかねの「花金」は、

“まさか”の場所、「韓国」から私タナベがお届けいたします。

 

地震のない韓国は高いアパートがたくさん!

地震のない韓国は高いアパートがたくさん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎公立大学では、学術交流協定校がある中国・韓国・ニュージーランド・カナダにて

短期研修である「異文化実習」を毎年行っています。

 

今年の韓国異文化実習は2,3年の学生14名が、

8月  1日~8月20日:蔚山(ウルサン)大学校での研修

8月20日~8月27日:蔚山科学大学での研修

8月27日~8月29日:独立記念館・板門店・ソウル見学

という3本立てのスケジュールで実習をしています。

 

そして私は、8月24日(火)より、迎え引率ということで、

韓国に初訪問させていただくことになりました。

 

私の引率期間では、蔚山大学校での実習はすでに修了しており、

主に蔚山科学大学での実習以降を引率することとなりますが、

今回は、その引率中に見えた韓国の方の人柄について、ちょこっとレポートしたいと思います。

 

題して「優しくてパリパリ!」 レポート!

 

私は、今回の引率を通じて、こんなにも韓国の人は優しいのか、と

感動しました。

 

まずは教職員の方々について。

こちらは、今回の研修を担当してくださった職員である

蔚山科学大学国際交流課のイ・サンウクさん。

 

逞しく、そして優しいサンウクさん

逞しく、そして優しいサンウクさん(左)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の研修が、蔚山科学大学にとって

初の外国人学生の短期受入研修だということで、

大変入念な準備をしていただいていました。

 

イさんは、研修生はこのプログラムを喜んでくれているか、

何か問題はないか、さらに工夫をできないか、ということを常に考えておられ、

 

学生が各活動を始めると、その後は見えないところで

次への準備を黙々としている姿をよく拝見しました。

 

本当に尽力くださっている姿に、

私は大変大きな感謝の念を覚えたのです。

 

 

そしてこちらは、観光・外国語科のユ・サンヨン教授。

ユ教授 (右側のサングラス着用の先生)

ユ教授 (右側のサングラス着用の先生)

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語が大変堪能で、いわゆる「世話好き」。

私の引率初日、大学に到着するやいなや、

2時間ほどキャンパスや数多くの教職員の方々をご紹介くださりました。

(それほど広いキャンパスなのです!)

 

その中でも特筆すべきは、金琪焄 (Kim Kihoon)教授。

この金先生は、1994リレハンメル冬季五輪ショートトラック1000m金メダリストで、

現在は社会体育学の教授として、この蔚山科学大学で勤めていらっしゃいました。

ユ先生による突然の訪問にも快く応じてくださり、

日本語で10分ほどお話をさせていただきました。

ちゃっかり金琪焄教授とツーショット

ちゃっかり金琪焄教授とツーショット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ユ教授の世話好き精神が、やはりプログラムにも反映されていました。

研修の各プログラムを実施する目的を詳細に説明いただいた際、

緻密な計画性に大変驚きました。

 

30ページにもわたる研修のしおり!

30ページにもわたる研修のしおり!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、優しい反面プチ・カルチャーショックが生む

驚きの一面も。

 

ユ先生に限らず、韓国の人に多い傾向として、

「パリパリ」(早く早く)文化というものがありますが、

とにかくじっとしていられないようです。

 

研修中にも、妙案が浮かぶと、一瞬の判断でプランを変更し、

すぐにそれを学生に伝えます。

その、あまりにも突然の変更に戸惑ってしまう学生もいたようです。

 

また、史跡見学中、ユ先生が日本語で解説をしてくださっている際にも

携帯電話がなると、解説を中断して突然「ヨポセヨ(もしもし)」と電話に応対なさったり。。。

 

しかし、こういった細かいところで、また「異文化」を体験できるものです。

 

 

続いてはCPについて。

CPというのは、「コミュニケーションパートナー」の略で、

本学の学生をマンツーマンでお世話してくれる

蔚山科学大学の学生のことです。

 

CPも研修生もお揃いのポロシャツで皆仲良し!

CPも研修生もお揃いのポロシャツで皆仲良し!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の研修は、蔚山科学大学にとって初めてとなる短期研修だということで

大変盛りだくさんのプログラムを準備してくださいましたが、

CPの皆さんは、忙しい中そのほとんどすべてに一緒に参加してくれました。

 

本学からの実習生は、自分のCPだけでなく、

多くの蔚山科学大学生と友情を深められたようです。

 

本学が6月から8月にかけて実施する短期研修受入事業では、

パートナー学生は一部のプログラムにしか参加しておりませんが、

来年以降、講義との兼ね合いも考えながら

研修生と本学学生がより多くの時間を過ごせるようにできないか、と

考えさせられるきっかけができました。

 

たくさんの人に巡りあい、

かけがえのない縁の中で、

私たちは喜びを感じていきます。

そして、別れのときには悲しみも感じるでしょう。

こうして多くの学生が、国境を越えて

言葉の壁も越えながら、

友情を深め合ってほしい、と思いました。

 

お別れの朝

お別れの朝

日本語と韓国語で感謝の言葉を伝えあっていました

日本語と韓国語で感謝の言葉を伝えあっていました

 

 

 

 

 

 

 

 

研修生は、こうして蔚山科学大学の研修を終え、

日曜日の帰国までソウルでの自由行動タイムが待っています。

皆さん、気をつけて行って来て下さいね!

 

それでは最後に、引率中のフォトギャラリーを大公開して今回の花金はお別れです!

蔚山大学校の留学生宿舎(新築です!)

蔚山大学校の留学生宿舎(新築です!)

蔚山大留学生宿舎の部屋

蔚山大留学生宿舎の部屋

朝ごはんからスンドゥブ(純豆腐)チゲ!

朝ごはんからスンドゥブ(純豆腐)チゲ!

サムパプ(包みご飯)定食 お皿の数がとてつもない!

サムパプ(包みご飯)定食 お皿の数がとてつもない!

蔚山科学大学講義棟(同キャンパス内から撮影。広い!)

蔚山科学大学講義棟(同キャンパス内から撮影。広い!)

なんと蔚山科学大内には年中使えるスケートリンクが!

なんと蔚山科学大内には年中使えるスケートリンクが!

船上イベントに研修生タニグチ君も参戦!K-POPのTELL MEを熱唱しました!

遊覧船ツアー船上イベントに研修生タニグチ君も参戦!K-POPのTELL MEを熱唱しました!

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
コジマさん、カワハラさん、ヨシムラさん、ミズモトさん、クロキさんも負けじと『Gee』を。振りつけ付!

コジマさん、カワハラさん、ヨシムラさん、ミズモトさん、クロキさんも負けじと『Gee』を。振りつけ付!

締めくくりは慶州の雁鴨池の夜景を見ながらお別れです
締めくくりは慶州の雁鴨池の夜景を見ながらお別れです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次回の花金は、9月もきっと絶好調!のカネマルさんがお届けします!

2010年8月20日 第53号『それぞれの夏休み』

2010 年 8 月 20 日 金曜日

日差しがギラギラとまぶしくて、暑いなーと思っていたら雨にザーッと降られ、

 

 

 

気づいたらさっきまでの雨の後など全くなく、太陽が輝く青空へ。

 

7階ラウンジからの景色①

ただいまの天気は晴れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

不定期に変わるお天気に、洗濯物を干すタイミングを毎回逃す今日この頃・・・

 

 

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

 

不覚にも、このブログ「はなきん」の順番だということを忘れていて、良いネタを求めて学内をうろうろとしていたところ・・・

 

 

 

きらーん!

 

 

 

良いネタをもっていそうな、学生さん発見!

 

 

 

ヒライ 「すいませーん!」

 

 

勉強中のホリタくんです!

勉強中のホリタくんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

3年生のホリタくんを、福利厚生棟の売店前で発見!

 

 

夏休みの過ごし方について、軽くインタビューしてみました!!

 

 

実はこのホリタくん、先日まで宮崎から自転車で3日半くらいかけて、福岡まで旅に出ていたとのこと・・・!

 

 

福岡で本学卒業生の先輩と2日ほど再会を楽しんで、

 

 

また自転車と、途中電車を駆使しながら(笑)3日間かけて帰ってきたのだそうです!!

 

 

今の時期に自転車で福岡まで・・・! ヒライは少し想像しただけで、出発を諦めることができます(笑)

 

 

ちなみに、残りの夏休みもフィリピンへの旅行や、自分の所属ではないゼミのみんなに声をかけてもらって、

 

 

韓国でのゼミ研究に同行してくるらしいです!

 

 

さすがMMUの学生!! インターナショナルな夏休みの過ごし方ですね!

 

 

勉強も旅行も、元気に楽しんでね!!

勉強も旅行も、元気に楽しんでね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

忙しい合間にも、時間を見つけてゼミの勉強をしているホリタくん。

 

 

偉いです!偉すぎます!見習わせてください!!

 

 

・・・さて、ホリタくんの勉強のお邪魔にならぬよう次のネタを求めて移動!!

 

 

一度、講義棟の7階までのぼってみました。

 

 

7階ラウンジには、ちょうど誰もおらずがらーんとした状態。

 

 

うーむ・・・、と思ってあきらめかけた瞬間・・・

 

 

なにやら元気な人影発見・・・!

中庭をすごい速さで移動中の姿を発見!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
窓の外をのぞくと、中庭を走り回る元気な姿!!
 
 
 
 
さっそく取材を!!と思いダッシュで(いや、嘘です。エレベーターを使いました。)下に向かいました。
 
 
 
 
ヒライ 「すいませーん!②」
 
 
 
 
ターゲットを捜索中!

ターゲットを捜索中!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
虫取り網を持って元気に走り回っていたところに、直撃取材!!
 
  
 
快くお話を聞かせてもらえました!
 
 
 
上の写真のお姉ちゃん(名前を2回くらいお聞きしたのに、忘れてしまいました。ごめんなさい・・・)が、
 
 
 
 
セミを捕まえるのがめちゃくちゃ上手らしく、(前々回のハシモトさんの記事にもあるように、
 
 
 
 
自然も豊かなMMUはセミにも人気なのです!!)セミの羽化する様子も何回か見たとのこと!
 
 
 
妹のくるみちゃんは、中庭のちっちゃな木に実っていた小さな実に夢中!
 
 
くるみちゃんをアップでパシャリ!

くるみちゃんをアップでパシャリ!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小さなころから、命の大切さを学ぶことが出来る環境ってすばらしいですね!
 
 
 
 
 
たくさん緑の中をかけまわって、いっぱい自然から学んでくださいね!
 
 
 
 
 
中庭での1ショット!

そろってパシャリ!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MMUは学生のみなさんに利用していただくことはもちろん、
「地域に開かれた大学」として、地域のみなさんにも大学の施設を使ってもらったり、
一緒に授業を受けてもらったり、MMUの先生方が高校に出かけて行って授業をさせてもらったり…
色んな活動をしています!!
 
 
 
くるみちゃんたちのように、学内に遊びに来ていただくのも大歓迎!
ぜひまた遊びに来てくださいね!!(そしてお姉ちゃん、よかったらもう一度お名前教えてください・・・!!)
 
 
 
さて、最後にブログの順番がきたことを利用して宣伝を!!笑
 
 
 
MMUのオープンキャンパス!9月23日(木・祝)開催!!

MMUのオープンキャンパス!9月23日(木・祝)開催!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
写真にもございますように、MMUのオープンキャンパス「2010 MMUキャンパスガイド」を
 
 
 
 
来月、9月23日(木・祝)に開催します!! <詳しくはここをクリック
 
 
 
 
大学での講義をちょこっと体験出来たり、実際にMMUの学生が大学の紹介や施設の案内をしてくれたり、
(最初に出てきたホリタくんも、キャンパスガイドで部活や学生生活などのお話を聞かせてくれます!)
ちょっとしたMMUグッズももらえたり・・・☆ MMUを体験できる1日をご準備しています!
とにもかくにも!みんなで一丸となってお迎えします!
9月23日、MMUにて!みなさまのお越しをお待ちしております!!
というわけで!! 次回は国際交流担当のタナベさんが、まさかの場所からブログをお送りします!
お楽しみに☆

2010年8月13日 第52号 『Happy Birthdayは国境を越える。』

2010 年 8 月 13 日 金曜日

 8月6日金曜日の昼下がり。先刻までの激しいスコールが嘘のように、洗濯された群青が頭上に広がっている。そんな絶好のキャンプ日和に、中国・カナダからの短期研修生と学生パートナー、交換留学生がマイクロバスに乗り込んだ。

空

快晴快晴!!

 

バス

 

 目的地は日南市の酒谷キャンプ場。17時前に到着すると、眼前に透き通った酒谷川の清流がさらさらと涼しげな音を立てている。宮崎特有の強い日差しと猛暑に汗だくだった若者たちは、たまらず川の流れに身を任せた。

 川

 

 透き通った青空に茜射す頃、バーベキューの準備が整った。ガスバーナーで炙られ赤みを帯びた炭の上で、牛肉、豚肉、鶏肉、ソーセージ、玉ねぎ、キャベツ、焼きそばが踊る。引率の宮元先生による乾杯の音頭と共に、箸が忙しなく行き交い、そこここで感嘆の声が上がる。大自然の中で肉をいただく感動は、万国共通なのだ。

 

カモンベイビライトマイファイヤー♪

カモンベイビライトマイファイヤー♪

乾杯

肉!肉!

肉!肉!

 

野菜を飛ばしてまた、肉!!!

野菜を飛ばしてまた、肉!!!

 

 

 太陽がすっかり山の向こうへと姿を消し、山独特の厚みのある暗闇がじわじわと風景を塗りつぶしていく。川遊びの空腹をすっかり満たした後は、キャンプの定番①スイカ割り。周囲から「もっと前!」などのヒントを出す場合に母国語は禁止、という特別ルールの制約の中、日本語と中国語が飛び交う。瞬く間にスイカの欠片が量産され、皆で食べつくした。

そこ!そこ!

そこ!そこ!

 

 

 スイカが割れた後は、キャンプの定番②花火。20歳前後の若者たちも、花火を手にしたとたん子どもの表情に戻る。噴き上げる花火を飛び越える者、両手の花火をグルグル回しながら走り回る者、輪になって線香花火に興じる者。火薬の匂いと目にしみる煙。ほとばしる光の向こうに何を見ていたのかは分からないが、皆一様に優しい表情をしていた。

花火

 花火2

 

 

 

 ここまでがキャンプの通常メニューだったが、今年のキャンプはここからが違う。この日、偶然にも短期研修生1人と交換留学生1人が同時に誕生日を迎えるという情報を、国際交流担当タナベ君が事前に仕入れてきたからだ。「せっかくなので、サプライズでお祝いできないですかね?」というタナベ君の提案をきっかけに、2人でキャンプ前日に作戦を考えた。

 

 

 

 スイカ割りの後は入浴タイム。汗をさっぱり流した後は、大部屋に全員で集まり、キャンプの定番③怪談と肝試し。部屋の電気を消して、不肖私コバヤシが宮崎にまつわる怪談を披露。もちろん、アゴの下には懐中電灯。全員に涼しくなってもらったところで、肝試しのクジ引き。実はこのクジ引き用の箱は学生係ヒライさんのお手製で、何やら怖ろしげな幽霊の絵が貼り付けてある。そして箱の中には、誕生日の2人とタナベ君、そしてドッキリの協力者である短期研修生の徐君とパートナーの山口さんのクジだけを入れておいた。偶然を装って選出された誕生日の2人は、異国の幽霊が潜む山中を冒険しなければならない恐怖で心底憂鬱な表情。

 

 肝試し隊の5人を送り出したところで、残りのメンバーに誕生日サプライズの趣旨を説明。中国人も日本人も韓国人も、全員が「いいね!やろう!」と快諾してくれた。こっそり買っておいたバースデーケーキを大部屋に持ち込み、蝋燭をさしてライターで火を灯し、5人の帰りを待つ。暗闇の中ゆらゆら揺らめく蝋燭の明かりは、怪談の雰囲気さながら。そして、5人が肝試しから帰ってきて大部屋の戸を開けた時、「誕生日!」「おめでとーう!!!!!」の祝福。誕生日の2人がポカンとする中、全員でHappy Birthdayを合唱。無事サプライズは成功したのでした。

 

 

 その後、バスの中で練習したというスピッツ『チェリー』を全員で歌って、午後11時にこの日のプログラムは全て終了。

歌

 

 しかし、エネルギーの塊である若者たちがすんなり寝つけるはずもなく、留学生が知っている日本のJ-POPを皆で歌ったり、互いの国の文化を語り合ったりしながら、終わらない夜がいつまでも続くのだった・・・

 

 

 

 

 以上、学務課コバヤシが慣れないノスタルジック口調でキャンプの模様をお送りしました。『チェリー』の歌詞の「ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて」という一節が、とてもしっくりくる一夜でした。

2010年8月6日 第51号 『夏休みと集中講義とセミの巣立ち』

2010 年 8 月 9 日 月曜日

みなさまこんにちは。

学生のみなさんが待ちに待った夏休みに突入しました !

連日のうだるような暑さ。

ここ宮崎公立大学では、朝一番からセミの大合唱です !

「元気やねー」と、まぶしい日差しに目を細めて1日が始まります。

 集中講義!

さて今週は、本学は集中講義期間です。

受講する学生のみなさんは、夏休みを満喫する前に

最後の力を振り絞って(?)  出席していることでしょう !

 

集中講義では、県内外の大学から先生が来てくださいます。

そんな先生方に、宮崎公立大学の印象を聞いてみました。

 

まずは、「比較教育学」宮崎大学・橋口泰宣先生です。

橋口先生です!

毎年来ていただいておりますので、おなじみの先生です。

宮崎公立大学はいかがですか ?  の質問に、

「みんな真面目で、とってもいいですよ ! 」と答えてくださいました。

橋口先生

「素直に話を受け止めてくれるし、やればやるほど打ち解けてきて楽しい」とのこと。

そう言っていただけるとうれしいです !!

 

 

 

次に、「経済原論」鹿児島大学・石塚孔信先生です。

石塚先生の講義です!

石塚先生も集中講義でおなじみの先生。

このブログへの出演をお願いしましたところ、

快諾いただいた上にコメントまでくださいました !

 

集中講義を終えて

鹿児島大学法文学部経済情報学科 石塚孔信

 

 今年も8月2日から1週間、経済原論の集中講義を行うために公立大学にやってきました。今回でもう6回目(ということは6年目)になります。この大学での講義は、私にとってはかなりやりやすいです。何といっても受講する学生たちが非常にまじめで熱心なのでやりがいがありますね。休み時間に質問に来ることも多いです。また、受講人数が少ないため(20~30名)にコミュニケーションがとりやすいのも良いですね。(本務校の鹿児島大学では、200人受講の講義をやっていますので大変です)大学のキャンパスもこじんまりとして綺麗で落ち着いた雰囲気ですし、何より便利が良いです。大学はやはり街中にあるべきです。郊外へ移転した大学がたくさんありますが、学生は市民と共生することによって多くのことを学ぶことができるものだと思います。学生たちの雰囲気は、人数が少ないせいもあるのかと思いますが、ちょっと大人しいかなあと思います。人文学部という性質上、女子学生がかなり多いこともその一因かもしれません。いずれにしても学生数が少ないということは、少人数教育が可能ですので、先生や友人たちとコミュニケーションがとりやすいという大きなメリットがこの大学にはあるように思います。そのメリットを最大に生かして学生生活を謳歌してもらえたら良いなあと思っています。

 

石塚先生、本当にありがとうございます !

少人数教育・先生や友人たちとのコミュニケーションのとりやすさ、

まさに本学の自慢できるところです !

( 男子学生、女子のパワーに負けずにがんばって !!! )

 

 

 

そして、今回初めて来ていただきました「東アジア研究」九州大学・木村貴先生です。

木村先生、講義中!

とてもがっちりとされていたので、間違いなく格闘技をされているはずだと聞いてみたところ、

テニスをされているそうです。

…はずれました。

ですが、以前、剣道をされていたそうです !     ( ほら、ね? )

スポーツマンであることには間違いありません !!

本題に戻りますが、宮崎公立大学はいかがですか?

「学生のみなさんがよく話を聞いてくれますし、やりがいがあります !  」

ありがとうございます !!!

 

こんな風に、よく言っていただけるのが、学生のみなさんの真面目さと素直さ。

とてもうれしいです !   ( ええ、わかっています。褒められたのはわたしじゃないです)

 

 

そして最後は、本学の学生・卒業生のみなさんお待たせしました !

昨年度まで本学で専任教員として講義をしていただいておりました、

「東南アジア文化論」名古屋大学・東(あずま)先生です。

東先生、講義中です。 

今年の3月までいらっしゃったので、

今回は名古屋から来られたということを忘れてしまいそうです。

集中講義では 1週間、毎日2・3・4時限目まで、まさに集中して講義が行われますので

東先生もさぞお疲れだろうと聞いてみると、

「大変ですけど、楽しいです !  」と、笑顔で答えてくださいました  !

東先生、おかえりなさい!

ひさしぶりの宮崎。

授業もですが、いろいろとお誘いが多いようです。

先生方、ゼミ生、事務局職員…

みんな東先生が帰ってこられるのを楽しみにしていたみたいです !

東先生、そちらもお疲れ様です !

みんな待っていますので、また宮崎に帰ってきてください !

(体力と、胃腸の調子も万全に整えて…)

 

 

さてここからはおまけです。(いりませんか ? )

冒頭でお話ししました毎朝のセミの大合唱。

それもそのはずだ、と納得の情報です。

 

みなさんおなじみ(?)学務課ハシモトさん。

セミに こわいほど人気がある場所が、学内にある とのことで、

ワクワクするわたしを連れて行ってくれました。

そこには…

 無数のセミの抜け殻が…

ぎゃー。

この柱のつぶつぶ、全部「セミの抜け殻」です。

いや、今までも 1つ2つは ありましたよ。

驚きませんよ。

しかし、これほどの光景は、いまだかつて見たことがありません !!

「15、6 は あるよ。わたし数えたもん ! 」  ( ハシモト談 )

セミの抜け殻だということを、みなさんによく見ていただきたくて

接写も試みましたが、細部までよく見えるとこわくなってきたのであきらめました…

 

そして、他にもこんなに柱はあるのです。

ほかにも柱はありますが…

なぜ ?

なぜこの柱だけに ? !

中には、抜け殻の上にさらに抜け殻が折り重なるように…

(もちろん接写はできませんでした)

競うように大空へ飛び立っていく情景が目に浮かびます…

 

セミは幼虫として土の中で数年間を過ごし、やっと飛び立てるのだそうです。

だとしたら、やっぱり待ちに待ったその晴れの舞台は、

日当たり・風通し・手足のひっかかりのよさ ( 安定感? )、

すべてにおいて最高の場所から巣立ちたいという気持ちは理解できます !

なるほど !! ( ちがっていたら申し訳ないですが… )

 

たくさんの柱の中から選ばれたこの柱のように、数々の大学の中から選ばれる大学。

そして、本学を選んでくれた学生のみさなんにとって

社会へ巣立つための最高の場所となる大学でなければ !

と、気持ちを新たにしたしだいです。

 夏休み楽しんでね!

セミの抜け殻から大学のあり方へ。

強引さが否めない締めくくりを強行したツエでした。

 

みなさん、どうぞ有意義な夏休みをお過ごしくださいね !

2010年7月30日 第50号『心のふるさと』

2010 年 8 月 2 日 月曜日

みなさんは、『ふるさと』という言葉でどんな場所を思い浮かべますか?

多くの人は、自分の実家やおじいちゃんおばあちゃんの住んでいる場所でしょうか。

わたしもそうです。

しかし、宮崎公立大学の卒業生には、この大学が『ふるさと』だと言う人がたくさんいます。

今回ご紹介するのもそんな2人です。

 

 

ある日の午前中、CALL事務室に用事があってお邪魔していたところ

「こんにちは~」と少し遠慮がちな声の2人組が。

パッと見た感じは学生とほとんど変わりありませんでしたが

よく見ると、とても懐かしい顔。

CALL事務室のニイナさんもわたしも思わず「おぉ!」っと声を上げました。

 

タグチミワさん(左)とコジマアユミさん(右)『宮崎大好きです☆』

タグチミワさん(左)とコジマアユミさん(右) 『宮崎大好きです☆』

二人は、2年前に卒業したタグチさんとコジマさん。

「来ちゃいました~♪」とお土産をちらつかせながら笑顔で入ってくる二人に

「元気にしてた~!?」「今日はまたどうしたの~?」「「大人になったね!」

と、ニイナさんとわたしはついつい質問攻めです。

 

落ち着いて話を聞くと、

コジマさんは、現在はなんとアメリカの大学で勉強に励んでいるとのこと。

もともと英語系のゼミに所属していたのですが、栄養学にも興味があったらしく

その勉強をするために、本学を卒業後アメリカに渡ったそうです。

「いまだに親のスネをかじっているなんて・・・」と本人は言いますが、

やりたいことがあるのはすばらしいことです。

ただスネをかじっているだけか、本当に頑張っているかは

コジマさんの姿を見てすぐにわかりましたよ。

 

一方のタグチさんは、SE(システムエンジニア)として東京の会社で働いているそうです。

SEというと、パソコンの前で黙々とひたすらにキーボードを打ち続けているイメージで

とにかく忙しそうな印象なのですが(勝手な私見です)、

最近は不景気のためか、タグチさんの会社は残業などほとんどないそうです。

「そうか~。でも早く帰れるからいいね。」と言うと、そこはさすがに都会。

会社の寮が離れているため、通勤に片道1時間かかるのだそうです。

これでもマシな方だとタグチさんは言います。

しかも、12月には退寮を迫られているため、新しいアパートを探さなければならないそうですが、

東京は家賃が高いため部屋探しに苦労しているのだとか。

「宮崎なら安くていいところがすぐみつかるのに・・・」とタグチさん。

「でも、おいしいお店や遊ぶ場所がたくさんあるのは楽しいです!」

と都会暮らしをしっかり満喫して、たくましく社会人生活を送っているようでした。

 

ところでこの二人、実は宮崎県出身でもないのに今回大学に遊びに来てくれました。

実家が宮崎でそのついでに・・・というならよくありそうな話ですが、

そうではないのにただ大学に帰りたくなった、

先生やゼミの後輩たちに会いに来た、という卒業生はこの二人以外にも結構います。

事実、この二人に会った日は、他にも数名の卒業生が大学に遊びに来てくれていたそうです。

コジマさんとタグチさんは

「突然訪ねてきてすみません!」と言ってましたが、

こちらとしてはすみませんどころか、うれしいばかりです。

 

ふと、わたしは大学を卒業してから何回母校に行ったかな・・・と思い返してみました。

が、ほとんど思い出せませんでした。(先生、ごめんなさい。)

会いたくなる人がいて、帰りたくなる場所があるというのは、

それだけそこに愛着があるからでしょう。

長い時間が経っても切れない絆を持っている公立大の卒業生が

少しうらやましくも思えた一日でした。

 

 

セミの大合唱が聞こえる中、

大学では前期試験も無事に終了し、いよいよ夏季休暇に入ります。

セミの抜け殻がなぜか大学の“柱”に・・・

セミの抜け殻がなぜか大学の“柱”に・・・

 

みなさんも夏休みやお盆休みを利用して、

久しぶりに『ふるさと』をたずねてみてはいかがでしょうか?

 

・・・と書きながら、お世話になった人たちに

暑中見舞いでも出してみようかなと思ったハシモトでした。