2010 年 1 月 のアーカイブ

2010 年 1 月 29 日 金曜日
数年振りに積雪を記録したり、まるで春のような陽気が続いたかと思ったら、冷たい雨が降りしきったり…寒暖の差が激しいここ数週間でしたが、体調など崩していないでしょうか。

さて、今週1月25日(月)は、卒業論文の提出日でした。
4年生にとって、宮崎公立大学で学んだ集大成が詰まった「作品」、それが卒業論文です。

本学では少人数での演習を重視しており、①1年次では大学での学修方法の基礎を学ぶ「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、②2年次前期には本学ではどういった専門演習が開講しているのか、オムニバス形式で体験できる「基礎演習Ⅲ」、③2年次後期から3年、4年次まで長期に渡り実施し、自らが興味を持ったテーマをとことん追求する「専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、に分かれており、みっちりと自分の道を探求できます。

まさに大学生活の学修面での努力の結晶、それが卒業論文です。
今回は私アラキが、卒業論文提出日の一日を追ってみました。

まずは受付です。

1月25日(月)、学生生活の集大成を提出する日です。

1月25日(月)、学生生活の集大成を提出する日です。

 

まずはこちらで受付をします。事務局ヒノさんとナカハラさんが労いの笑顔で出迎えます。

まずはこちらで受付をします。事務局ヒノさんとナカハラさんがねぎらいの笑顔で出迎えます。

 

次に点検です。卒業論文の様式は厳密に定められています。

次はこちらで内容のチェック。

次はこちらで内容のチェック。

 

朝の早い時間から、多くの4年生達が自らの「作品」を持って、誇らしげに事務局を訪れます。

真剣な表情で内容を確認する学務課の皆さん。

真剣な表情で内容を確認する学務課の皆さん。

神妙な面持ちでチェックを待つ学生も居れば、ここまで到達した安堵感からか頬が緩む学生も。

神妙な面持ちでチェックを待つ学生も居れば、ここまで到達した安堵感からか頬が緩む学生も。

 

そして、卒業後の進路確認です。4年生の皆さんにはどんな未来が待っているのでしょうか。

無事にチェックが済んだ学生は、卒業後の進路を確認。アフターフォローも万全に。

無事にチェックが済んだ学生は、卒業後の進路を確認。アフターフォローも万全に。

 

 そんな中、ゼミ生みんなで卒業論文を提出するゼミもありました。

社会心理学ゼミの面々を、川瀬先生も心配そうに見守っています。

社会心理学ゼミの面々を、川瀬先生も心配そうに見守っています。

川瀬ゼミのチームワークの良さを物語っています。
さて、せっかくなので、そんな川瀬ゼミを代表して、充ち満ちた表情をした阿部くんから一言いただきました。

「ここまでの道のりが長かった。川瀬先生に助けてもらって卒業できます。」

「ここまでの道のりが長かった。川瀬先生に助けてもらって卒業できます」

 

四方ゼミ(メディアとジェンダー)の学生達は、どんよりした冬の雲を吹き飛ばすかのようなまぶしい表情をしていました。

左から、船水さん、古庄さん、近藤さん(四方ゼミ)

左から、船水さん、古庄さん、近藤さん(四方ゼミ)

船水さん「ずっと皆でやってきたことが形になりました。嬉しいです」
古庄さん「大学生活の『集大成』って感じです」
近藤さん「ゼミの皆が無事に卒論を提出できたことが嬉しい」

 

4年生の皆さんの安堵感や満足感、様々な表情をたくさん見ることができた一日でした。まずは卒業論文の提出、お疲れ様でした。あとは卒業論文発表会に向けて、準備を怠らないで下さい。

ちなみに、卒業論文発表会は2月4日(木)~7日(日)の4日間開催し、一般公開していますので、高校生の皆さんもご覧いただけます。本学で先輩達はどういったことを勉強してきたのかを知る良い機会ですので、興味のある方は是非ともお越し下さい!

2010年1月22日 第26号

2010 年 1 月 22 日 金曜日

みなさまこんにちは。

先週雪が降ったと思ったら、今週は変に暖かくて不思議なお天気の宮崎です。

 

さて、本学で1月16日(土)・17日(日)に実施されました大学入試センター試験。

みなさまのおかげで無事終えることができました。

受験生のみなさん、本当にお疲れ様でした!!

『レバニガ☆』効果はありましたか??

(週刊花の金曜日・第25号参照 !! )

正門

看板も緊張しているように見えます !

気温も例年に比べて暖かく、お天気もよかったので絶好の受験日和。

(冬ですからそれでも寒いのですが…)

今年は新型インフルエンザの流行で、受験生のみなさんの体調が心配されたのですが、

宮崎公立大学では「インフルエンザ対応試験室」の出番はありませんでした。

元気に受験していただいてほっとしました。

 

この大学入試センター試験は、わが「花の金曜日」メンバーが誇るハシモトさんが

中心となり、準備を進めてきた大きな仕事のひとつです。

全国一斉、間違いは許されないというこの独特の緊張感。

この日のために努力してきた受験生のみなさんに不利益のないよう、細心の注意が必要です。

ハシモト席!

実施本部の中枢 ! 通称ハシモト席です !!

 

そんな状況の実施本部の様子を見て思った事。

みんなの連携プレーに感激 !

小さな大学なので、まさに教職員総動員。

ひとりひとりそれぞれが、与えられた仕事を確実に進めていく姿に感動してしまいました。

お仕事なので当然だということはわかっているのですが、改めて、

「みんなで協力することの大切さ」と「みんなが協力してくれることのありがたさ」を実感しました。

ハシモトさんも、しきりにこう言っています。

「みなさんのおかげです !! 」

 

試験中は、受験生の妨げにならないように音にも気を配ります。

わたしたちスタッフの足音、工事作業など大学周辺で出される音、

さらにはこの緊張感を知ってか知らずかやってくるムクドリの大群…

大学構内には、とってもゆっくりできそうな素敵な木がたくさんあります。

居心地よさそうな木たち

野鳥のみなさんにも魅力的な木々。。。

ムクドリのみなさん、楽しそうにおしゃべりを始めてしまいました。

「ああ、そろそろ『ごめんね、少しの間あっちへ…』と言わなければ」と

ハシモトさんが動き始めたその時、実施本部副部長が「念」を送ってみると…

「はい、わかりました !  みなさんがんばってください !!  」

…と言ったかどうかはわかりませんが、一斉に飛び立ってくれたそうです。

(先生、何と送ったのでしょうか ?! )

大学周辺のみなさま、そしてムクドリさんたちも、ご協力ありがとうございました !

 

そして受験生のみなさん。

春にはまたここでお会いできることを楽しみにしています !!

 

センター試験中足音をたてまいと、変な歩き方で歩行していたため

おかしな所が筋肉痛になってしまったツエがお届けしました。

2010年1月15日 第25号

2010 年 1 月 15 日 金曜日
 寒波の到来で、先日は宮崎市に4年ぶりの雪が舞いました。
 
例年よりも寒い日々が続き、空気が乾燥してピリピリしています。
 
しかし、今日の宮崎公立大学のピリピリ感は一味違います。
 
そう、大学入試センター試験がいよいよ明日に迫っているのです。
 
今日は職員全員出動態勢で会場設営にあたります。
 
準備re
受験生にとっては受験勉強生活の1つの集大成とも呼べる、重要な試験。
 
受験生に実力を全て出し切ってもらえるように、できる限り快適な環境を整え、
 
不測の事態に備えて打ち合わせを繰り返します。
 
「週刊花の金曜日」メンバーである学部事務室ツエさんも、企画係アラキ君も、図書館司書の私コバヤシも、
 
今日から3日間はセンター試験業務に従事します。
 
そしてもうひとりの学生係ハシモトさんは、
 
この部屋の中の・・・
この席でスタンバイ。
 
入試係の彼女は、実施本部から入試業務全体を取りまとめます。
 
全国738か所で同時に行われる試験なので、一瞬たりとも気が抜けません。
 
受験生の皆さんが納得のいく試験結果を出せることを、職員一同願っています。
 
 
話は変わりますが、
 
僕がセンター試験を受験したのはかれこれ11年前。
 
 
受験当日に幼稚な願掛けをしました。
 
小学生の頃、「テスト用紙の裏に『レバニガ☆』と書くと100点がとれる」
 
という根拠不明のデマゴギーが友達の間で流行り、
 
僕は全てのテスト用紙の裏に「レバニガ☆」と書いていました。
 
そのことを思い出して、センター試験のマークシートに落書きするわけにはいかないので、
 
小さな紙切れに「レバニガ☆」と書いて、財布の中に入れておきました。
 
 
今思い出すとアホみたいですが、そんなわけのわからない神様にもすがりたいほど、
 
当時の僕は追い詰められていたのでしょう。
 
たかが受験の結果で人生が全て決まるはずない、と周囲に励まされても、
 
「それでも結構大部分決まっちゃうんじゃないの?」
 
と不安になったものでした。
 
 
その時のレバニガの神様の効果ですが、
 
英語と社会は大成功
数学と理科は大失敗
 
といった感じの文系学生の典型的な結果で、
 
いつもどおりの僕でした。
 
 
皆さんにもレバニガ☆神のご加護があらんことを!!
 
 
 
 
 

2010年1月8日 第24号

2010 年 1 月 8 日 金曜日

明けましておめでとうございます。

記念すべき新年第1号は、恐れ多くもツエがお届けいたします。

 

2010年、どのようなお正月を迎えられましたか?

受験生のみなさんは、ゆっくりと…とはいかなかったでしょうか。

風邪など、体調に気をつけて試験に備えてくださいね。

本学でも、みなさんに安心して受験していただけるよう、年明け早々準備が進んでいます。

 

そんな中、今週、教職員を対象に「救命講習会」が実施されました。

救命講習会の様子

本学では、AED(自動体外式除細動器)を体育館・事務局・研究講義棟に設置し、

毎年度AEDの操作方法を含めた救命講習会を実施しています。

 

本学の学生はもちろん、来週に控えた大学入試センター試験でも、

たくさんの受験生を受け入れるため、不測の事態に備えて的確・迅速な対応が必要となります。

理事長真剣です

講習会には、理事長・学長をはじめ、教職員が真剣な面持ちで参加。

今回は、宮崎市消防局警防課のみなさんが救命処置についてお話をしてくださいました。

救命救急処置とは

宮崎市消防局では、

119番通報をうけてから救急隊が到着するまでに要する時間が、平均で7.6分だそうです。

心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、時間の経過とともに減っていきます。

119番通報をしてから、救急隊が到着するまでの間、

命をつなぐ処置を「わたしたちが」行わなければなりません。

その場に居合わせた人による救命処置が行われた場合には、命が助かる可能性が高くなるため、

「勇気と自信を持って救命処置をしてください!」と力強くおっしゃっていました。

 AEDの中身は

 1.周囲の安全・大出血の有無を確認

 2.意識を確認し、反応がない場合は大声で周囲に助けを求め、119番通報・AEDの手配を依頼

 3.気道を確保し、呼吸の確認(10秒以内に判断)

 4.正常な呼吸がなければ心停止と判断し、心肺蘇生開始

 5.AEDが到着したら使用する

    AEDが到着したからといって心臓マッサージをやめないこと!

    AEDを準備してもらっている間も続ける!

 ひじを伸ばして

心肺蘇生法では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を繰り返し、救急隊が到着するまで

絶え間なく続けることが重要とのこと。

学長実践中

わたしも実際に心肺蘇生法(胸骨圧迫30回・人工呼吸2回)を繰り返してみましたが、かなり疲れました。

お話によると、だいたい2~3分くらいで疲れてきてしまい、確実な圧迫ができなくなるとのこと。

その場合には、無理して一人で続けるのではなく周囲の人に交代してもらうなどして、

とにかくとぎれることなく続けることが大切だそうです。

 全員で実践

目の前に人が倒れていたら・・・

意識もなく、息もしていなかったら・・・

動揺して、それだけでパニックになってしまうかもしれません。

今回の講習会で救命処置の方法を「知る」ことができたことは、とても大きいことだと感じました。

とっさの時に、「見たことがある」「聞いたことがある」「やったことがある」ということで、

少しでも冷静に、早く適切に対応できるのではないでしょうか。

 

年に一度の貴重な講習会。

使う機会がない方がよいのですが、いざという時のため、頭と体にちゃんとしみ込ませて、

すぐに反応できるよう、毎年受講しなければと痛感しました。

 

AEDは、現在、様々な公共施設や一般企業・商業施設などでも設置が増えており、

医師だけでなく一般市民の方も使用できる装置です。

AED

音声メッセージで使用の方法が流れますので、

そのメッセージに従ってわたしたちが使用できます。

いつどこで発生するかわからない不測の事態。

誰かのために、自分がAEDを持って現場へ駆けつけることができるかもしれません。

みなさんもどこかへ出かけられた時には、設置場所を確認してみられてはいかがでしょうか?