2023 年 3 月 のアーカイブ

令和5年3月24日(金)第522号『舞い上がれ!』

2023 年 3 月 24 日 金曜日

NHK朝の連続テレビ小説「舞い上がれ」をこの半年間毎朝欠かさず見続けています。

このドラマのホームページには番組紹介として

「向かい風を受けてこそ飛行機は高く飛べる!さまざまな困難に翻弄される今、空を見上げて飛ぶことをあきらめないヒロインの物語を通して、明るい未来への希望を届けます!」

とあります。

 

この約3年間、私たちは新型コロナウイルスという目に見えない未知なる物に翻弄されてきましたが、なんとか打ち勝とうと、3密の回避、ワクチンの接種、マスクの着用や行動制限など様々な対応をとりながら、あきらめず活動を続け、まん延するコロナウィルスと戦ってきました。そして、ここにきてようやく明るい未来へ動き出す時が来たように思います。

 

一方でこの間私たちは、人類が作り出したWeb技術を駆使しリモート出社や会議など新たな生活スタイルを編み出してきました。人類の秘めた環境対応能力には驚かされるばかりです。だからこそこれまで生きながられてきたとも感じます。

 

今春、宮崎公立大学から第26期卒業生203名が旅立ちます。卒業生それぞれが夢と希望に満ち溢れていることだと思います。ただ、これまでの学生生活とは違い社会は一段と厳しいものがあるのが現実です。これから長い人生幾多の困難が待ち受けているかもしれません。しかしながら、本学で授けられた知識やこれまで探求してきた学問は卒業生を助けてくれると信じています。

いかなる逆風を受けながらも空を見上げて飛ぶことをあきらめず明るい未来へ飛び立って欲しいと願うばかりです。

 

宮崎公立大学は、令和5年度で開学30周年を迎えます。加えて、新学長を迎えての新たなスタートとなります。明るい未来が待ち受けているかのようにも思えますが、昨今の本学を取り巻く環境は、18歳人口減少や理系大学や都市圏大学人気による受験者数の減少など非常に厳しくなるばかりです。しかしながら、建学の理念に対する市民の期待やこれまでの30年という歴史を糧に逆風に向かって大いに舞い上がっていくことを期待してやみません。

以上、今月の担当はタヤマチでした。