晴れやかな青空の下、その球場からは歓声が響いていました。
真っ黒に日焼けした選手達が、白球を追っている姿を、今回は私アラキがお伝えします。
残暑が厳しい9月11日(土)、川南球場(児湯郡川南町)で行われた「第38回宮日杯県大学野球リーグ大会」の応援に、私アラキは行ってきました。
ここ最近の新聞で、本学の野球部が紙面を賑わせているのを、皆さんはご存知でしょうか。
我らが宮崎公立大学硬式野球部は現在、通称「宮日杯」で奮闘しているのです。
さてまず初めに、「『第38回宮日杯県大学野球リーグ大会』って何?どういう大会?」という方のために、ルールをご説明しましょう。
「宮日杯」とは・・・
宮崎県内の5大学が九州大会出場を目指し、①総当たり方式のリーグ戦を行い、②同じ相手と2~3試合連戦し、2勝先にした方にポイントが入り、③そのポイントが一番多いチームが優勝、という大会です。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本戦の様子をお伝えしようと思います。
天候は快晴で、この日の川南球場は最高気温34度。
うだるような暑さの中、宮崎公立大学‐宮崎大学の第1戦。私達が駆け付けた時には、試合は既に5回を終えていました。
スコアは0‐0。息詰まる投手戦です。
本学の先発ピッチャーはハラグチ君。伸びのあるストレートとキレのある変化球で、宮大打線に的を絞らせません。
守りも固く、例えピンチの場面でもチームワークで乗り切っていました。
そんな緊迫した試合も、6回にその均衡が崩れます。
その日の川南球場は強風が吹いており、試合への影響が心配されていました。
そしてその心配は的中。平凡なレフトフライが風に流されてタイムリーヒット。貴重な先制点を許してしまいました。
しかし、そこで諦めないのが、公立大野球部。
7回表の攻撃前に円陣を組み、お互いを鼓舞します。
スコアリングポジションにランナーを置いて、バッターは6番のカネマルくん。
センター前へのクリーンヒットで1-1の同点に追いつきました。
そのまま試合は延長戦へ。
応援に駆け付けた本学関係者も、食い入るように戦況を見守ります。
そして運命の10回。それまで好投を見せていたハラグチ君にも疲れが見え始め、その隙を突いた宮大打線。ライト前へのサヨナラヒットにより、息詰まる熱戦は決着となりました・・・
延長戦にまでもつれ込む接戦の末、この試合は惜しくも敗れてしまいました。
しかし、これからもまだまだ熱戦は続きます。頑張って下さい!
(後日談)
翌12日(日)、宮崎大学との第2戦が行われ、その試合は投打がかみ合い、見事5‐1で勝利!
・・・ぜひともその場で一緒に勝利の歓声を上げたかったです。
宮崎公立大学硬式野球部のホームページでは、顧問の辻先生が本大会の模様を詳細に伝えてくれています。興味のある方はぜひとも訪れてみて下さい。
れっきとした真剣勝負、彼らの眼差しには光が射していました。
栄冠を手にできるかどうか、もちろんそれも大事ですが、それ以上に大事なモノがあることをこの日、彼らに教えられました。さて来週は。
かつての入試担当、学務課ハシモトさんが、9月23日(木・祝)に開催される本学の「キャンパスガイド」(オープンキャンパス)の模様をお伝えいたします。お楽しみに。