2010年12月24日 第69号 『クリスマススペシャル! ~音楽と過ごすクリスマス~』

“I wish you and your family Happy Holidays and a Great New Year!!”

“I wish you and your family warm season’s greetings and a Happy New Year with all the Best in 2011!”

ここ数日、学術交流協定校のスタッフや友人からのseason’s greetings mail(クリスマスカードのEメール版のようなもの)が”贈られて”きます。

「もうそんな季節か」と毎年口にしてしまう、今年もそんな時期に突入です。そして今日はクリスマス・イブ。

冒頭、一つ目に紹介した文にある”Happy Holidays”は、Thanksgiving Day(11月前後)から年始に向けて連続する祝日をまとめて言う表現で、宗教色の強い”Merry Christmas”の代わりとなる表現として、英語圏でよく使われています。

とはいえ、日本では、今でも街のあちこちで「クリスマス」の言葉を目に、そして耳にします。ですので、今日の花金は、私タナベが「クリスマススペシャル」と題してお送りさせていただきます。

何故スペシャルかといえば…、今週は宮崎公立大学による大きな音楽イベントが2つ開催されたので、その両日の模様の大レポートをお届けしようと思うのです!!!

まず、12月22日(水)。

宮崎公立大学の講堂で「クリスマスコンサート2010」が開かれました。毎年の恒例行事である、このクリスマスコンサートと夏開催の七夕コンサートは、これまで、鍵盤の会が主催してきましたが、今回からは参加団体が持ち回りで運営することに。そこで今年は、JAZZ研究会主催のコンサートとなりました。

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講堂の手すりもクリスマス仕様

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しっかりと製本されていますが、実は全て手作りのパンフレット

今回は、音楽系サークルであるアンサンブル同好会、JAZZ研究会、鍵盤の会に加え、事務局から懲りずにNABE and BAYASHIの計4組が参加。

プログラム順に当日の様子をレポートします。

1. NABE and BAYASHI

まず、この一大コンサートの前座を、不肖NABE and BAYASHIが務めさせていただきました。

七夕コンサートではトリを飾ってしまいましたが、それに比べると少し和らいだ緊張感の中、クリスマスソングを2曲お届けさせていただきました。

ただ、アンケートによると、トークがよかったとの評価が多数あり、BAYASHIが放ったクリスマストリビアが皆さんの心に刺さったものと思われます。

≪曲目≫ silent birthday, winter song

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2. アンサンブル同好会

一曲目はバイオリン×フルート、二曲目はバイオリン×ピアノという組み合わせで演奏。

それぞれ違う楽器で卓越した演奏力を誇る二人が息を合わせながら奏でる化学反応は客席を圧倒しました。

≪曲目≫ソナタ(二重奏), コンチェルト イ短調

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ここで一旦休憩。その間に、調整室にお邪魔しました。

コンサートの成功のカギをともいえる音響と照明を司るのは、演劇部の皆さん。

今回も、絶妙な調整と、素敵な配色のライティングで、見事にコンサートを彩ってくれています。

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調整室もパーティ仕様で、コンサートを盛り上げます!

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こちらはプログラムの合間に行われた大抽選会の様子

3. JAZZ研究会 ~宮大ジャズ研&公立大ジャズ研 合同スペシャル☆ビッグバンド~

休憩を挟んで登場したのは、このコンサートの主催者でもある”JAZZ研”。

今回も宮崎大学のジャズサークルとタッグを組んで、大迫力のパフォーマンスを行いました。

演奏だけでなくトークにおいても、公立大と宮大は息がぴったり。

二つの大学を繋ぐ一つの音楽のパワーをひしひしと感じました。

≪曲目≫Mexical Nose, Witch craft, Summer time, When You Wish Upon a Star, God Restyle Merry Gentleman, Santo Clams is Coming to town

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4. 鍵盤の会

そしてトリを務めたのは、鍵盤の会によるピアノ演奏。ピアノ一つで、人々を感動させてくれます。

私は、恥ずかしながら、生で連弾を見たのは初めてでしたが、演者が隣同士に座って、見事な阿吽の呼吸で一つの曲を完成させている姿に、鳥肌を抑えきれませんでした。

≪曲目≫TAKUMI (連弾), アラベスク, 想い出は遠くの日々, You’d Be So Nice to Come Home to, L.O.V.E, A WHOLE NEW WORLD, 飛翔, ラスト・クリスマス(連弾)

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最後は、昨年度に生まれた本学の愛唱歌『椿歌』を、出場者全員で斉唱して幕を閉じました。

このコンサートでは、終演後に演奏者がホールに出て、お越しくださった観客の方を直接見送ります。

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一番右で椿歌を歌うのは…トナカイっ!?

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「お越し下さいましてありがとうございました!」

また、会場には、こちらも恒例の光画部展示に加え、今回は美術部も参加。

こうして、回を重ねるごとに参加団体や参加作品が増えて、さらに盛り上がっていくと嬉しく思います!

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続いて、12月23日(木・祝)。

この日は、吹奏楽部による定期演奏会が、宮崎市民プラザ オルブライトホールで開催されました。

第6回を迎えた今回のテーマは「艶奏」(えんそう)。部員は、「音に色気をだし、人を惹き付けるような音を奏でたい」(パンフレット内 部長の言葉より)という思いで一年間練習を積み重ねてきました。

その集大成の見せ場となる会場、オルブライトホールは大勢の客で賑わっていました。

ポスターやパンフレットも、艶やかなデザインとなっており、吹奏楽部の本気度がさらに伝わってきます。

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私タナベは、残念ながら第2部しか観賞できませんでしたが(吹奏楽部の皆さんごめんなさい!)、ここでは、非常にエンターテインメント性の高いステージが繰り広げられました。

老夫婦が、二人の出会いや再会、デートやプロポーズなど、若かりし頃の様々な場面を振り返るという設定で、『ラブストーリーは突然に』、『My Heart will Go on』(タイタニックのテーマ)、冬のソナタのテーマなど、誰しもが一度は感動したことがあるであろうラブソングがふんだんに盛り込まれた贅沢なステージに。

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ただ楽器を演奏するだけではなく、その曲に込められた喜怒哀楽が全て伝わるような表現力の豊かさに、客席からは感動の拍手が鳴りやみません。本当に、音が艶やかさをもっているようでした。

私の稚拙な文章力では、その素晴らしさが完全にお伝えできないのが申し訳ないのですが、ここからは本学の光画部部員による、練習風景を含めた写真で、当日の空気をお楽しみください。

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(おまけ)

…ここで、ブログを終えようとしたその時! なんと、宮崎公立大学にサンタが現れました!!!! 笑

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実は彼、本学の男子学生(2年)。この企画について、彼は「お祭り男がこんな日に何もしないわけないでしょう! だって日本に元気がないんですから」と、それらしい理由を語ってくれました。

優しいサンタさんは、その後事務局にも足を運んでくれ、職員を代表してコバヤシさんがプレゼントを受け取っていました。ありがとう、サンタさん。

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来年も、平和で幸せな毎日が皆さんに訪れますよう心より祈っています。

笑顔な日々に、「メリークリスマス!!!」