2013年3月15日(金)第170号『感恩戴徳』

こんにちは。

3月も半ば。平成24年度もいよいよ終わりが近づいてきました。

さくらも咲いてきましたね~。

今年度の花金もラストまであと数回。

 

今回は、この1年間を振り返る話題として、

先日、本学の学生8名に送られた感謝状について書きたいと思います。

 

3月11日、本学学生の、とある1年間の活動に対して大宮中学校校長から感謝状が授与されました。

 

 

学生達が持っているのは、「感恩戴徳」と書かれたとても立派なホルダー。

 

中を開くと、・・・

 

感謝状!

 

思い出の写真とともに1年間の活動に対する感謝の意が。

 

さてさて、何の感謝状かといいますと、

 

これは、本学の教職課程で教員を目指している学生が行った、大宮中学校の別室登校生徒支援活動に対して送られた感謝状です。

 

約1年間、30回以上中学校に通い、様々な事情で別室登校をしている生徒に対して、学習の支援から日常の話相手まで、優しいお姉さん、お兄さんとして親身に接し、活動を行いました。

 

感謝状授与。大変お世話になりました。

 

教師は、生徒から見るとどうしても評価をする立場になってしまう。そこで壁ができてしまったり遠慮が生まれてしまう。そんな中、年齢も近く教師とは違う立場で接することができる学生さんが、中学校に来てくれることは、生徒にとってはとても大きな事。

大宮中学校の上川路校長先生からはこうおっしゃっていただきました。

 

大宮中学校上川路校長

 

本学の学生にとっても、教員になる前の教育現場での体験が限られている中、このような経験をさせていただけるのは、とても貴重ものです。

別室登校生がいない時には、英語の授業の補助もさせてもらったとの事。

 

 

感謝状授与の後、学生から1年間の感想を聞くことできました。

 

1年間の思い出を語ります。

 

どの学生も、別室登校というイメージから、この支援活動を行う前は、非常に不安だったそう。

接し方に注意を払わなければいけないのではないか。

どんな背景があるのだろうか。

自分は生徒を傷つけてしまわないだろうか。などなど。

活動前は、中学校の相談室の先生から指導も受けたそうです。

 

しかし、1年という長い時間をかけて学生は様々なことを学んだようです。

 

・1人1人に目を向ける事の大切さを実感できました。

・ こちらから声をかけると、ニコニコしていろいろな話しをしてくれる事がとても嬉しかったです。

・時間をかけて粘り強く生徒と接することの大切さを学ぶことができました。

・最初は不安だったが、生徒が自分に段々と馴れてくるのがわかって、その変化が本当に嬉しかったです。

 

 

教師って大変、でも素晴らしい!

すみません、こんな単純な言葉でしか表現できませんが、同席させていただき素直にそう感じました。

 

 

また、教職の山本先生からは、「教師になれば必ず直面する別室登校生徒への関わり方について、今回の体験がきっと役に立つことでしょう。」というお言葉をいただきました。

 

この1年間の日々は、中学生、学生、お互いにとって、心の支えや素敵な思い出として残っていくのでしょうか~。

 

 

さて、4月からは、もうすぐ卒業する公立大生達が、ついに一人の教師として教壇に立ち始めます。

最近では、配属校の決定や新年度からの報告をしに窓口に来てくれて、その成長過程を少しだけですが見させてもらった者として、とても嬉しく感じています。

 

私から見ればどの学生も本当に立派過ぎる先生たちです。

4月から思いきってがんばってください!!

 

以上、今年は、教員採用選考試験二次対策で、面接官役や不良中学生役を演じさせてもらい、教職の学生に大変お世話になった(いや、困らせた?)ハマダがお伝えいしました。

来年度もよろしくお願いします。