今年度も花金ブログの順番が回ってきました。就職支援室からは、キャリア教育や就職活動などを中心に紹介していきます。
まず、5月27日(月)5時限に「ボランティア団体との意見交換会」が開催されました。これは、「ボランティア論」(2年次選択科目)を履修している学生が、実際にボランティアを行っている団体の方の話を聞き、夏休み期間(8~9月)にボランティア実習に行く参考にするためのものです。この意見交換会は今年で9年目を迎えまして、少しずつ学生のボランティアに対する意識が高くなってきているように感じます。
当日は激しい雨にもかかわらず、14のボランティア団体の職員の方にご出席していただきました。最初に、各団体から、現在行っている活動内容や活動状況、学生が行うボランティアの内容などを簡単にご説明いただきました。その後、学生は興味を持っている団体のテーブルに移動し、より具体的なボランティアの内容を聞いたり、不明な点について質問をしたりしました。ボランティアの意識が高い学生が多いようで、話に熱が入り時間が来たのを忘れるほどでした。
この意見交換会がきっかけとなって学生がボランティアに参加するようになれば幸いです。また、ご出席いただきましたボランティア団体の皆様お忙しいところありがとうございました。学生がお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。
続きまして、翌5月28日(火)には平成27年3月卒業予定者を対象にした「第1回就職ガイダンス」を開催しました。早いもので、もう就職活動の準備は始まります。初回ということで、まずは黒木就職支援室長から平成25年3月卒業生の就職決定率や現在就職活動を行っている4年生の就職状況について説明がありました。参加した学生は、神妙な面持ちで話を聞いていました。
その後、北九州市立大学の石谷先生の講演がありました。現在の就職環境や業種別の求人倍率などについて説明がありました。その中で就職活動を椅子取りゲームに例えられ、「建設業や流通業はこの椅子がたくさんあるが、サービス・情報業や金融業は椅子が少ないので希望する学生間で奪い合いがおきている」という話でした。
また、就職活動のスケジュールについて説明があり、「エントリーシートの作成や筆記試験対策など早い時期からの準備が必要である。」と話されてました。そして4年生2名に来ていただき、就職活動の体験談をパネルディスカッション形式で答えていただきました。
倉永千夏さんは、インターンシップで仕事の向き不向きなどの確認ができ、大学の先輩や社会人などに積極的に話を聞きに行った様子でした。自己分析や企業研究は準備が必要で、「エントリーシートでは初めて読む人に伝わらないと意味がない」と答えていました。倉永さんの行動力と社会人との人脈は就職支援室の職員も驚くほどで、自ら考え、動くお手本のような学生でした。
また、櫻原三香子さんは、宮崎県内の勤務地を希望していて、一生働きたいという就職活動における軸について話をしていただきました。櫻原さんもまた、自己分析の重要性を説き、エントリーシートの作成は大変なので事前の準備が必要だと答えていました。
驚いたことに、二人とも一時期就職活動を休んでいました。就職活動は長丁場です。時には、休息をとったり、気分転換をしたりすることは必要です。そうすることが就職活動の成功の秘訣かもしれません。
最後に、これから就職活動をする3年生へメッセージを送っていただきました。
倉永さんは「自分らしさを出してください。あなたに合う会社はきっとあります。自分の納得いく就活をしてください」
櫻原さんは「自分自身を受け止めて、今しかできない経験なのでできるだけ行動して楽しもう」
3年生は2人の体験談を真剣なまなざしで聞いていましたので、これからの就職活動にきっと役立ててくれることでしょう。
なお、当日参加できなかった学生のみなさんに朗報です。6月4日(火)13時から交流センター多目的ホールで今回のガイダンスを録画したものを流しますのでぜひ参加してください。
以上、学生のためになるキャリア教育について日々考えているタケシタがお送りしました。