‘学生の活躍’ カテゴリーのアーカイブ

2017年3月31日(金)第356号『記録すること、発信すること』

2017 年 3 月 31 日 金曜日

久しぶりに花金を書いているグローバルセンターのコバヤシです。

 

どのくらい久しぶりになるのかブログで確認してみると、2014年7月4日の227号の『たこ焼き人生論』という関西人のステレオタイプを助長する記事を書いてから2年8か月ぶりになります。あまりに久しぶりすぎて、本ブログの発起人であるにもかかわらずログインIDとパスワードを忘れていました。なんという体たらく。

 

花金に不在だった期間は、担当業務のかたわら、本学広報誌「MMUSHiP」の制作に携わっていました。2015年4月にグローバルセンターに異動してからは、国際交流に関する記事を中心に担当し、海外留学を通じて成長していく学生のリアルを取材してきました。

 

特に印象に残っているのは、2016年度韓国異文化実習の特集記事です。10月刊行予定の広報誌の特集企画でしたが、直前の8月末に韓国に渡航し、実習中の学生引率や協定校との協議交渉のかたわらiPhoneで写真を撮りため、学生の自由行動日にソウルのカフェで記事を書き、9月に帰国してからすぐに誌面をデザインして、Macデザインを極めつつある企画係ウエゾノさんがサクッと仕上げてくれて、何とか10月刊行に間に合いました。相当無理のあるスケジュールでしたが、日韓の学生が生き生きと交流する様子や韓国の文化や歴史を目の当たりにした直後に書いた記事なので、細部の粗さは目立ちますが、異文化交流のわくわく感がありのまま真空パックできたのではないかな、と自分では勝手に感じています。

 

そんな大学広報誌MMUSHiPですが、先日最新号Vol.11が刊行されました。学生記者と職員がタッグを組んで企画取材を行う体制が復活し、MMUでの大学生活がフレッシュな視点から描かれています。私は担当した4ページがすべて学生インタビュー企画だったこともあり、取材した6人の学生の生い立ちから現在に至るまでの人生ドラマをじっくり聞くことができました。これまで海外留学がまったく選択肢になかった学生にこそ一読してもらえると幸いです。

 

 

最後に、今回久しぶりに花金を書くにあたって、2009年の創刊号以来、自分がどんな記事を書いていたのかをざっと読み直してみたのですが、肩に力が入っていたりラフすぎたりアホだったり理屈をこねにこねていたりと様々で、一貫性のなさに愕然としました。当時はまだ20代でしたが、それから8年を経て、最近は学生と接するときに自分が親目線になっていることにハッとすることもしばしばです。広報ブログも広報誌も、その時々の状況を記録して発信するものですが、形にして残すことで作成者のリフレクションにもつながるのだと、想定外の効能を実感しています。

 

来年度も職員全員広報体制でMMUをお伝えしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

以上、本日で大学職員人生9年目が終わり、明日から10年目の節目を迎えるコバヤシがお送りしました。

 

 

 

 

2017年3月24日(金)第355号『平成29年度「語学講座」のご案内』

2017 年 3 月 24 日 金曜日

みなさま、こんにちは。

時が過ぎるのは早いもので、今年度も残すところあと1週間となりました。

 

暖かい日も多くなり、春の訪れを感じる今日この頃です。

 

 

さて、本日は、現在平成29年度の受講生を募集している「語学講座」をご紹介します。

「語学講座」では、英語中級、韓国語初級、中国語初級の講座を無料で実施しています。

 

 

昨年度の写真と共に、講座の様子をご紹介します。

英語中級の講座は、本学の教員が講師を務めます。

英語中級の講座では、グループに分かれ、講師から出された課題について英語のみで話し合います。

講座は基本的にすべて英語で行われるため、日常英会話の出来る方を対象としています。

 

 

韓国語初級、中国語初級の講座では、本学の学生および留学生の有志(サークル)が講師を務めます。

 

韓国語・中国語いずれの講座も、基礎から始めて、発音、簡単な日常会話までを学びます。

これらの講座は、初心者を対象とした講座です。

各講座は前期・後期をとおして1年間、計20回実施されます。

 

 

この春から、新しいことを始めてみようと思っている方、ぜひ本学の「語学講座」を受講してみませんか。

申し込み方法等、詳しくはこちらをご覧ください。

 

以上、私もこの春から何か新しいことを始めたいなあ、と考えている、トミナガがお送りしました。

2017年1月20日(金)第347号『卒業生インタビュー』

2017 年 1 月 20 日 金曜日

初めて花金を担当します、図書館のカリシュウと申します。よろしくお願いいたします。

 

1月14、15日の両日に実施されたセンター試験も無事終了し、4年生の卒業論文提出日も間もなくとなりました。着々と新年度に向けて進んでいくのを感じます。

 

さて、図書館には6名の学生アルバイトさんがいるのですが、今年度の勤務は今月まで。

4年生のお二人とお会いできるのもあと少しです。

せっかくなのでお二人の話が聞きたいと思い、インタビューを申し込むと快く答えてくれました。

答えてくれたのは、辻ゼミのトヤマさん、中山ゼミのノダさんです。

 

 トヤマさん                          ノダさん

 

Q: 3年間の図書館アルバイト、おつかれさまでした。昔から本はよく読むのですか?

トヤマ:昔は読んでいませんでした。読書をすると寝落ちしてしまうタイプです(笑)。

でも図書館でバイトをするようになって、返却本を見ていたら面白そうな本がたくさんあって気になったので、徐々に読むようになりました。

ノダ:最近は時間が割けていないのですが、昔から読書は好きでたくさん読みました。子供の頃は休日に図書館に行くのが習慣で、司書や本屋の仕事に興味もありました。

 

Q:真逆の読書歴ですね。では図書館でアルバイトをしてみて面白かったことや感じたことはありますか?

トヤマ:本の大切さを実感しました。汚されたり、マーカーで線を引かれたりしている本も意外とあって、図書館の本は皆の物なので大切にしてほしいと思います。

ノダ:人の好みが本から垣間見えるのが面白かったです。自分では普段読まないジャンルの本でも、返却作業で手に取ってみて興味が出てくることもありました。

 

Q:では大学生活について。4年間を振り返ってみていかがですか?

トヤマ:あっという間でした!私はお花畑サークルというボランティアサークルで、清掃やイベントスタッフなどたくさんの活動をしました。バイトも違う職種をいくつかしたので、学生時代に様々な経験ができて良かったと思います。

ノダ:部活が一番印象深いです。アカペラ部の部長をしていました。中学・高校でも音楽部の部長をしていたのですが、大学では、地域の方やメンバーなど、よりたくさんの方に恵まれ、支えられていることを実感しました。

 

Q:さて、もうすぐ卒論提出ですが、進捗状況はいかがでしょう?

トヤマ:頑張ります(笑)!追い込みの時期なので大変です・・・。

ノダ:まだまだですが、しっかり完成させたいです!

 

Q:卒業後の進路をお聞きしてもいいですか?

トヤマ:銀行に勤めます。毎日明るい笑顔を心掛けたいです。学生と違って規則正しい生活をしなければならないので、まずは早起きから頑張ります!

ノダ:中学校の英語の先生になります。教師は子供の頃からの憧れでした。誰かの人生に関わることに誇りを持って、子供たちと一緒に成長していきたいです。

 

Q:もうすぐ春休みですね!何か予定は決まっていますか?

トヤマ:友人と京都などへの卒業旅行を計画しています。ゆっくりしたいですね~。

ノダ:卒業旅行をしたいと友人と話してはいるのですが、まだはっきりとは決まっていません。新任の教員になるので、春休み中も勉強を怠らず頑張りたいです。

 

トヤマさん、ノダさん、お忙しい時期にありがとうございました!

卒論について尋ねるとどちらからも苦笑が漏れていましたが、しっかり者のお二人なので、心配は無用であろうと思っております。

春休みの2か月間でしっかり充電して、素敵な新社会人になってくださいね!

 

2016年7月8日(金) 第326号 『七夕でした』

2016 年 7 月 8 日 金曜日

みなさまこんにちは。

7月に入った途端、

目の覚めるような快晴、快晴。

 

そして、とうとう来たかと思わせるこの暑さ !

 

…だったのですが

みなさまにこの記事をご覧いただく8日当日には

猛烈な雨という神様のいたずら。

どうぞお許しください。

 

さて、今週は

この時期にはおなじみとなりました

「七夕コンサート」にお邪魔してきました !

学生の、学生による、みんなのための、イベントです !

学生はもちろん、本学の教職員、地域の皆さんで会場が賑わいます。

 

7月6日(水)・7日(木)の2日間開催されたコンサート。

諸事情により初日にしかお邪魔できなかったのですが、

その様子をご紹介します !

 

まずは、応援部のみなさん !

とにかく元気いっぱい、もうキラキラ、笑顔はじけるステージ。

なにかさわやかな炭酸飲料のCMのような言葉しかでてきません。

 

そして、30代では感じなかったこの感情。

なんでしょう。

若さがまぶしくて、その若さがキュンとするんです。

それだけで泣けてしまいそうになります。

これがどういう感情なのか自分でもわかりません…

 

パワー全開、なんでもやれる気がしてきました !

でも 部屋の掃除は今度やることにします。

 

 

次は、フラダンス部です。

最初から最後まで、しっかりと観るのが初めてだったのですが、

すぐに浮かんできたのが「女神」というイメージ。

 

おだやかな微笑みをたたえて、

指先までしなやかで、ゆるやかで、優雅な様は、

とても美しく

海や空や大地を感じます。

大きく、優しく、包み込まれて、

すべてを受け入れてもらえているような気持ちになりました。

 

きのう、1つでいいのに もう1つ

アイスクリームを買ってしまったことも許してくれた気がしました。

 

学年によって、曲や踊りもそれぞれで、

おだやかだったり、かわいらしかったり。

 

最後は会場を大きく使ってみんなで。

 

3年生にとっては、この舞台が最後となるそうです。

1年生も、2年生も、3年生もみんな、

涙と笑顔が一緒になって、とても素敵でした !

 

 

さて次は、

本学の大切な行事である入学式や卒業式でも

大変お世話になっております、吹奏楽部です !

安心して楽器の奏でる音の中に没頭できるみなさんの演奏。

 

実は、今月31日(日)に、

宮崎県吹奏楽コンクールを控えている吹奏楽部。

ちょうど本学では、25日(月)からの1週間が 前期定期試験期間 !

試験勉強と、練習と、ほんとうに大変なみなさん。

どちらも体調に気を付けて、がんばってくださいね !

 

 

さて、最後は アカペラ部です。

まさに声が楽器 !

そして当然ですが歌が上手いです !

楽器がなくてもバンドが組めるのですね。

 

のびやかな歌声を聴くのは気持ちがいいです。

そして うらやましいです。

 

聴いていたら、

自分も上手く歌えるのではないかという気分になり、

帰りの車の中で歌ってみました。

 

違ったみたいです。

 

 

この後は、「個人発表」なるものがあったようなのですが、

これまた諸事情により観ることができませんでした。

個人で、どんな技を繰り出したのだろう。

そんな想像を膨らませながら会場を後にしました。

 

さて、おまけです。

会場となった講堂のロビーに飾ってあったもの。

七夕といえば、これですね。

『今年こそM氏に彼氏ができますように』

自分のことより「M氏」さんのこと。

こんないいお友達がいるM氏さんも、きっと素敵なひとです。

絶対にできると思います !

 

『彼氏のバイクが見つかりますように』

見つけた方はご一報を !

 

みなさんのお願い事が 叶いますように。

お願い事をし忘れてしまったツエがお届けしました。

 

 

 

 

2016年2月5日(金) 第305号『地域のことをかんがえ、みんなで創って生まれようとしているもの』

2016 年 2 月 5 日 金曜日

野球やサッカーなどのプロスポーツの春季キャンプが始まり、南国宮崎は賑やかな雰囲気が漂ってきました。

 

そんな中、ここ宮崎公立大学では、後期定期試験が終了(2月4日(木)まで)してホッとしたのもつかの間、2月5日(金)に「基幹演習B」全体発表会が行われました。

 

基幹演習の様子については、2015年7月3日(金)第276号『グループなワークとメカニックなワーク』でお伝えしましたが、この秋から冬にかけては、その発展系である「基幹演習B」で開講されましたので、まずはその演習について、簡単に説明をさせていただきます。

 

「基幹演習B」とは何かを説明するために、シラバス(講義計画書)を見てみると…

 

【概要】

グループワークを通じて、グローバル化し複雑化する地域の課題を発見し、その実践的解決策を模索します。

「基幹演習B」では、各ゼミに分かれ、ゼミ内のグループワークを通じ、外部講師による2回の講演を参考に、皆さん自身が地域の具体的課題を発見し、その現状や背景をさぐり、具体的な解決アイディアを模索していきます。

講演(第2回、第3回。2ゼミ合同で4グループに分かれる)では、地域で活動している方をお招きして、地域をテーマにした講話をしていただきます。そして、その講話を基に、自分たちの手で問題(課題)を発見し、現地視察やインタビューなどの情報収集活動やグループディスカッションを通じてより本格的に考察していきます。

グループワーク(第4回~13回)では、各ゼミ内で3~4程度のグループに分かれ、グループごとに解決策を考えていきます。ここでは、①問題を発見し、②解決のために必要な情報(単に現状だけでなく、問題の原因となる背景や解決策として優れた先進事例など)を的確に把握し、③論理的な思考力に基づいたディスカッション等を通じて解決アイディアを模索します。また、プレゼンテーションの準備も行います。

ゼミ内発表会(第14回)では、グループごとに考えた解決アイディアについてのプレゼンテーションと、ディスカッションを行います。さらに優秀なグループ(各ゼミ1グループ)が、合同発表会(第15、16回)で発表を行います。

 

【到達目標】

①問題発見能力、論理的思考力、情報収集力、情報整理能力等のアカデミックスキルを身に着ける。

②ディスカッション等を通じたアカデミックなコミュニケーションスキルを身に着ける。

②チームワークや責任感などの社会人スキルを身に着ける。

「基幹演習B」では、「基幹演習A」で身に付けた①「的確にリサーチした情報を整理分析し、深く考える力」、②「異論をぶつけ合い、論理的に整理しながら共通見解を作っていく力」、③「常に全体の協力関係に目を向けつつ自分の役割を的確に判断し、責任を果たす力」を、より高度化するとともに、新た問題発見能力を身に着けることも求められます。

た、「基幹演習A」同様、③については他の演習以上に重要視されます。

 

(宮崎公立大学平成26年度「基幹演習B」シラバス(講義計画書)からの引用、一部修正)

 

…のような講義(演習)とのことです。

 

それではここからは、当日の発表会の様子をお伝えしていきます。

 

本日行われた全体発表会では、後期の半年間、2年生全員が8ゼミに分かれてそれぞれ活動を行ってきましたが、それぞれのゼミから選び出された8グループによる発表が行われました。

 

まずは、タナカ学部長による挨拶から始まりました。

今回の発表会では、学部長からのサプライズとして、最優秀グループには、記念品が授与されるとのことです。

 

次に、本日の発表順を決めるくじ引きです。

最初に発表をして気をラクにして他の発表を聞いた方がいいのか、最後の発表順を引いてそれまでの発表を踏まえた上で発表をするのがいいのか、考え方が分かれるところです…(ちなみに私アラキは前者です。早くラクになりたいです。)

 

 

そしていよいよ、発表が始まりました。

これまでの演習で各ゼミが取り組んだ各テーマは、以下の通りです。

 

テーマ①:地域と学び

「青少年の健全育成と非行防止」  ・  「学校教育の課題について」

テーマ②:子どもと家族

「児童虐待の問題」  ・  「ネット時代の大人の責任」

テーマ③:「グローバル化と地域経済」

「企業誘致について」  ・  「グローバル化と宮崎の農業」

テーマ④:観光資源と歴史遺産

「観光産業の課題」  ・  「宮崎の歴史および文化財の概要について」

これらのテーマについて、外部講師の方々から話を聞き、それらについて自分たちで考え、現状や課題、その解決方策について、議論を交わし、本日はその集大成の場となりました。

 

発表の後は、今回の「基幹演習B」において、多大なるご協力をいただきました外部講師の方からコメントをいただきました。

今回の全体発表会では業務の都合上、講師の方お一人のみのご出席でしたが、この前段となるゼミ内発表会(第14回講義)には、多くの講師の方にご出席いただきました。お忙しい中ご出席いただき、ありがとうございました。

最後は、この基幹演習の立ち上げから運営まで尽力してくださったウメヅ先生による講評です。

ここで最優秀グループの発表が行われ、見事モリツゼミ(テーマ「観光産業の課題」~宮崎のホテル 外国人観光客への対応について~)のグループが選ばれ、学部長賞として、図書カードが授与されました。

ウメヅ先生の講評の中で、 「今回のゼミ(演習)を通して、宮崎のことを少しは深く知ることができたと思う。今後、宮崎のことをより良くして行きたいと思うのならば、その第一歩として、まずは“宮崎マニア”になれ!」という言葉が印象的でした。

今年度から開講した「基幹演習A」「基幹演習B」には、“地域の問題を素材に、地域について考えるきっかけを作る”という考え方があります。

今回の演習で取り扱った各テーマは、地域が抱える諸問題の氷山の一角に過ぎません。今回お越しいただいた講師の方々以外にも、現場の方々や地域行政に関わる方々をはじめ、多くの方々がよりよい地域を創ろうと尽力してくださっています。

今回の経験を糧にして、1人でも多くの学生が、直接的・間接的の別を問わず、少しでも地域のことを考え、行動してくれれば幸いです。