2012年11月16日(金) 第154号 『祭りのあとの日常』

みなさまこんにちは。

気がつけばもう11月も半ば。

今年の抱負を決めずして、その今年がもうすぐ終わりそうです。

この気持ちはもう 来年という未来へ向けることにします。

今週の宮崎は、朝晩の気温がぐっと下がり、

日中でも冷たい風に 冬がそこまで来ていることを感じます。

早朝 窓ガラスの結露を見て 寒さの到来にたじろぎました。

みなさんはいかがお過ごしですか ?

 

さて、大学はといいますと、

今月は凌雲祭という大きなイベントもあり、

まさにお祭り騒ぎな毎日でしたが…

現在はすっかりいつもどおりの時間を取り戻しております。

 

そんないつもどおりの毎日の中にも、

ちいさな 心が動くこと が、あるものです。

 

それは、

学生のみなさんや、教職員のみなさんとの

何気ないやり取りの中に存在します。

 

 

本学にあるイチョウの木。

四季折々、いろんな表情を見せてくれます。

ある先生から、イチョウの木について興味深いお話をうかがいました。

様々な気象条件等が重なった時、あの黄色く色づいたたくさんの葉が、

その瞬間、一斉に、どっと 落葉することがあるのだそうです。

はらはらと… 風に舞いながら… のイメージしかなかったので、

とても衝撃的でした。

 

さらに教えていただいたのが、

宮沢賢治の「いちょうの実」という物語でした。

(恥ずかしながら初めて読みました)

 

詳しくは書きません。

(「読書の秋」はいかがですか ? )

イチョウの木はお母さん。

イチョウの実はこどもたち。

色づいた葉は…

情景が浮かびすぎる言葉と表現と、

想像力に心が動きました。

そんなふうにこのイチョウの木を見ると、

愛おしさが増してきます。

大学構内のイチョウ。

せっかくですから学生のみなさんも、

毎日想像力を膨らませながら愛でてくださいね !

 

それから ほんとうにちいさな出来事かもしれませんが…

 

ある荷物を、他の場所まで持って行かなくてはいけませんでした。

準備まではしていたのですが、まだそこに。

すると ある先生が

「これ、持って行くの ? 」

「あ、はい !   後で…」

「じゃあ、ついでに持って行くよ」

「 !  !  !  !  」

その何気ない、さりげない優しさに感激してしまいました。

(歳のせいでしょうか… いちいちうれしいのです)

先生、ありがとうございました !

(先生が思っている、その3倍うれしかったです)

 

うれしさのあまり、お届け先のスタッフにすぐ連絡しました。

 

先生は、そっと その荷物と微笑みだけを置いて行かれたようです。

(どこまでもさりげなく、そしてスマートです !  )

 

 

 

そして最後は やっぱりこれです。

 

 

ある学生さんに お祝い事があったそうです。

ゼミ生みんなでお祝いをしていたみたいです。

それだけでも心が温まります。

 

よかったらどうぞ !

 

かわいいロールケーキのおすそわけをいただきました !

いちごがのっています。

心が 動くどころか 踊ってしまいました。

ありがとうございました !

(結局は食べものか、と言われてもいたしかたありません)

 

 

こんなふうに 学生のみなさんや先生方ともお話しやすいのは

小さな大学ならではのよさだと思います。

そのおかげで いつもどおりの毎日ですが、

ちいさな発見や感動、喜びがあるのです!

(喜びとはケーキのことですか ? )

 

みなさんも、風邪に気をつけながら

冬に向かっていくこの季節と、

何気なく過ぎていきそうな毎日を楽しんでくださいませ。

 

花金の箸休め担当、

ケーキのいちごは最後に食べる ツエがお届けしました。