2014年4月11日(金)第220号 『昼休み課外活動日記』

昼休み。

 

中庭から聴こえてくる音楽に誘われて外に出てみると、吹奏楽部が新入生勧誘を兼ねて演奏していました。青空の下での軽やかな演奏は、ホールでの緊張感が張りつめた雰囲気とは一味違って新鮮です。

 

 

 

そのまま福利厚生棟1階の食堂でランチ。チーズハンバーグ定食でお腹を満たして2階の学友会室へ。そこでは学友会役員が先日開催された新入生歓迎会と課外活動団体紹介プログラムの反省会を行っていました。動員数やアンケート結果等のデータを分析し、より良い企画を目指して真剣な意見交換が。

 

 

 

福利厚生棟を出て次は凌雲会館へ。1階の凌雲祭実行委員事務局をのぞいてみると、11月の大学祭に向けて早くも実行委員が動き出しています。この日は全実行委員が分担して行う大学祭パンフレットの広告スポンサー営業について、業務マニュアルによる情報共有が行われていました。業務フローから契約書・領収書の記入方法までわかりやすくまとめられており、丁寧な仕事に感心しました。

 
 

MMUは学生の課外活動が非常に活発であり、新入生は前期だけでも「新入生歓迎会」「課外活動団体紹介」「スポーツデイ」「学生総会」「芸術祭」と立て続けに学生行事を経験することになります。後期も「凌雲祭」「秋のスポーツデイ」「クリスマスコンサート」と続きます。

 
 

学生は様々な団体を組織して行事を企画しますが、どの団体も「より良いものを作りたい」という意識を共通して持っています。先人の取組みに敬意を払いながらも先行事例を批判的に精査し、新しい試みを差し込む余地を検討することは、アカデミズムにも通じるプロセスです。そして、このプロセスによって生み出されるオリジナリティーこそが、MMUの学生の主体性を育んでいるとも言えます。前例完全踏襲の指示待ち思考停止ではなく、常に「君はどう考える?」という問いが空気として存在する、それがMMUの課外活動なのです。

 
 

僅か60分の昼休み。MMUのキャンパスでは様々な場所で学生が活動しています。

3限開始のチャイムがキャンパス内に響く中、「負けてられへんなあ」とつぶやきながら学務課コバヤシはデスクに戻るのでした。