2016年4月8日(金)第313号 『サクラサク』

青空に映える・・・という写真にならずちょっと残念ですが、本学もようやく桜が満開になりました。

例年より遅い開花で、残念ながら卒業式(3月24日)に間に合わず、入学式(4月4日)もまだまだな感じでした。上の写真は4月7日の写真です。曇り空で分かりにくいですが、満開でした。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、桜は次のような過程を経て開花するそうです。

①夏から秋にかけて気温の高いうちに花芽(生長すると花となる芽)を作る。

②冬が始まると休眠に入り、生長は一旦止まる。

③気温が下がり真冬になると、厳しい寒さが目覚ましとなる。

④気温が上がるにつれて一気に生長し、つぼみがふくらんで花が咲く。

 

桜が開花するためには、温かさだけでなく厳しい寒さが必要である、人の成長にも通じる桜の生育過程を知ることで、桜に対する思いが深まります。

 

さて、先日、本学にて入学式が行われました。

入学された新入生の皆さん、おめでとうございます。そして、ようこそ宮崎公立大学へ!

 

県内出身の方だけでなく県外からもたくさん来ていただきました。

初めての宮崎、どのように感じていらっしゃるのでしょうか?これから、十分満喫してほしいと思います。そして、できれば地元に帰って自慢してほしいですね。

 

新入生の皆さんは、新しく始まる学生生活に希望と夢を膨らませていることだと思いますが、いつの日か桜のように咲き誇る瞬間が訪れるために、様々な能力を身に付けてほしいと思います。講義やゼミ、異文化体験など、様々なプログラムがありますので、主体的に取り組んでほしいと思います。時には厳しい指導もあるかもしれませんが、それが飛躍のきっかけとなることもあると思いますので、前向きな姿勢で取り組んでほしいと思います。

また、学業においてだけでなく、サークル活動やボランティア活動、アルバイトでの体験や出会いも大切にしてほしいと思います。教職員一同、皆さんの頑張りを応援しています。

 

 

最後に掲載する写真は、卒業式、入学式が行われる講堂の入口の写真です。

講堂の入口の前にある桜は、学内で一番初めに咲くと言われており、既に葉桜が混じっています。

 

この桜の木は、毎年、卒業する学生を送り出し、そして入学する新入生を迎えています。

卒業式では、十分にやりきった満足げな顔や、恩師や友人との別れを惜しむ悲しみの顔を。

入学式では、新しいことを始めるやる気に満ちた顔や、知り合いがいなくてちょっと不安げな顔を。

その他、色々な表情をした学生の顔をそっと眺めていると思います。

 

そんな学生達の節目の瞬間を一番近くで見続けているこの桜の木は、早く学生の表情が見たくて最初に咲き始めているのかもしれません。私の勝手な想像ですが・・・。

来年もきっと一番に咲いてくれると思います。

 

花金ブログをご覧の皆さま、今年度も本学の様々な様子をお伝えするために職員がブログを執筆していきます。どうぞよろしくお願いします。

今週の花金は、企画総務課のフクモトがお届けしました。