ここ数日、日本各地では例年にない天気が続いています。
各地で雪による様々な被害が出ていますが、「はなきん」を読まれている皆さまは大丈夫でしょうか…?
幸い、MMUのある宮崎市内では、いつもより寒かったり、雨が連日降ったりはしていますが、比較的穏やかなお天気です。
来週の2月25日(火)は、本学を含めて多くの国公立大学の一般選抜前期日程 個別学力試験(いわゆる「2次試験」)の日となっています。
受験生の皆さんは、もしもの事態に備えて、余裕を持った日程・時間で受験地へと向かってくださいね。
さて、今回のはなきんは、先週末2/16(日)に行われた、あるイベントへ参加してきた学務課ヒライが、その体験レポートをさせていただこうと思います!
私が、参加してきたイベントとは、コチラ!
↓ じゃじゃじゃん!
そう、「ドマンナカクエスト7(セブン)『通称:ドマクエ』」というイベントです!
(※ 「そもそもドマンナカクエストって何??」という方は、本学広報誌「MMU-SHiP vol.2」(PDF形式 4.78MB)の特集記事も併せてお読みください。)
大雑把な私がざっくりと説明させていただくと、「ドマクエ」は、小学生くらいの子どもたちを対象として、宮崎市の中心市街地をフィールドに、さまざまなミニゲームを備えたルートを準備し、ゲームをクリアしながらスタンプを集め、最後のラスボス(!)を倒し、クリアした子どもたちには素敵な景品が…!という、スタンプラリーの企画です。
なんだか有名な某RPGゲームの実写版みたいで、イベント名をきくだけでもワクワクしてきませんか?
このドマクエのすごいところは、イベントの企画から準備、当日の運営までの一連の流れを、MMUの在学生やそのOB・OGを中心としたボランティアスタッフが行っているということです!
ただのボランティアでしょ?と侮るなかれ!
中心となって準備を行うコアメンバー(通称:コアメン)は、半年近くも前から、このドマクエのために企画会議を重ね、練りに練ってイベントを作り上げていきます。
協力してくれるのは、ドマクエのフィールドとなる中心市街地で働く商店主の方や、大型店の社員の方々。
学生の視点から出た自由な企画や意見を、大人の視点から受け止め、学生たちの動きに寄り添うような形で、でも必要な部分にはしっかりとアドバイスをしてくださいます。
ボランティアとはいえ、たくさんの企業やお店から協賛をもらい、支援してもらって成り立つイベントなので、やはり責任も伴います。
ですが、そんな責任のあるイベントを企画・運営していく中で、学生たちは意見を磨かれ、座学では得られない多くの学びと多くの刺激を受けて、成長する機会となっています。
また、当日のみのボランティア参加者の多さもこのイベントのすごいところ!
なんと、今回のボランティア参加者は総勢約180名!!!
学校単位の呼びかけもあれば、友達が友達を呼ぶような形で、実施運営側が驚くほど、あっという間に約180名が集まったそうです。
そんな本学をはじめとした市内の大学生、専門学生、高校生、そして社会人といった、たくさんの「お兄さん」「お姉さん」が参加する子どもたちとのふれあいを楽しみに参加します!
さて、いよいよ、当日・・・!
少し肌寒いと感じるけれど、連日降っていた雨も上がり、良い天気となった2月16日(日)12:00。
いつも歩いている普通の商店街が、冒険のフィールドへと様変わりしました!
あちこちに、1つ1つの規模は小さいけれど、思わず笑顔になってしまう、そんなが仕掛け(ミニゲーム)がたくさん準備されています。
今回のテーマは「ボクらの日向神話」ということで、天孫降臨の地 宮崎らしく、随所に神話をモチーフとした仕掛けやゲームが施されていました。
受付を済ませた子どもたちは、スタッフ手作りのマップを手に、それぞれの冒険の旅へと出かけます。
チームで協力しながら、そして時に個人が大活躍しながら、笑顔の子どもたちが商店街をかけていきます!
コアメンの皆さんの入念な準備、的確な指示があってこそ、当日ボランティアメンバーはそれぞれの持ち場で、その力を発揮します。
そして、任された持ち場をいかに盛り上げるかは、当日持ち場を任されたメンバーの腕前にかかってきます。
- 今回のラスボスは、神話ということで「ヤマタノオロチ」!何名かの「ヤマタノオロチ」さんが、フィールドに不定期に現れます!
- 「ヤマタノオロチ」さんが出したクイズに答えられたらクリアとなります!がんばれー!
- そんななか、突如登場する「Doまんなかジャー(※)」!
- (※)街のイベントにちょくちょく(?)登場する、商店街のヒーローさんです。
そんな予期せぬアトラクションもありつつ(笑)、15:00までのイベントが、終了時刻を少し延ばすほど盛り上がって行われました!
実際に当日だけですが、参加してみて改めて思ったことは、こういうイベントって大事だなということです。
テレビやケータイのゲームばかりではなく、普段触れ合う友達以外の、全く知らない人とコミュニケーションを取ること。
そして、その相手が自分がこれから育っていく「まち」の人たちであるということ。
自分たちが1日駆け回る場所が、今はあまり足を運ぶ機会がないかもしれない、だけど、これから先に自分たちが担っていくであろう「まち」という場所であること。
今の時代では少し難しいのかもしれないけれど、少し前の時代には確かにあった、こどもとまちのひとたちとのコミュニケーション。
それが少し取り戻せたような、そんな気がして、やはり心が温かくなる時間でした。
まちの人たち、そして、このイベントを企画・運営した全ての人たちが願うこと。
それは、「このイベントを通して、少しでも子どもたちが“自分たちの住むまち”に愛着を持ってくれるように」ということ。
自分たちの住むまちをもっともっと大好きになってもらえるように、「ドマクエ」もそれを企画・運営する学生たちも、もっともっと進化していくでしょう。
いつも大学で見かける姿とは少し違う、キラキラした笑顔で当日の運営をするMMUの学生たちを見て、たくさんの可能性を感じた1日となりました。
当日参加された皆さん、本当にお疲れさまでした!!