2010年2月5日 第28号

こんにちは。学務課のハシモトです。

入試業務で忙しいことを言い訳に、しばらく花金ブログをお休みしておりました。

そうして少しブログから遠ざかっており、わたしの中の“ネタ探しアンテナ”が鈍っていた

今日この頃、今回の記事はどうしようか・・・と困っていたところに

「今週は『基礎演習Ⅱ』の発表・合評会があるよ!」とどこからか耳寄りな情報が。

早速、カメラを持って発表会場へ!

 

 

教室に着くと、すでに発表・合評会が始まっており、わたしは後ろのドアから

ひそやかに潜入させていただきました。

 

DSCF3005

半円形スタイルで発表を行うクラス

 

 

『基礎演習』はⅠ~Ⅲまであり、

そのうち1年生が受けるⅠ・Ⅱは、

アカデミック・スキルズの修得を図るための演習です。

今年度は、

1.問題の解決  2.成果の独自性  3.成果の公共性

4.簡潔で明確な論述  5.有効な発表の達成

を目指しています。

これらを通して大学で学ぶ上での基本的な取り組み方や表現方法を身に付け

最終的には主体的に学ぶ力と問題探究能力を磨きます。

 

そして、

いよいよこの日が自分でテーマを決めて調べてきた内容を発表する日。 

“自分でテーマを決めて調べる”ということと“人前でうまく発表する”

という2つの課題に挑む1年生。

発表のテーマは幅広く、どれもなかなか興味深いものばかり。

そのなかから、タイミング良く聞くことができたものをいくつか紹介すると・・・

①ボーダーレス・ボランティア 国際協力

②STOP!地球温暖化

③チャイナドレスについて

④きれいにダイエット-賢く食べるダイエットを身につける-

⑤宮崎県における小学校英語教育について     などなど

 

様々な文献を読んでまとめてあるものや

本学学生に実態調査を行ってその結果を考察しているものなど、

各自のテーマがうまくまとめてありました。

聞いているわたしも、思わず「なるほど・・・」とうなずきます。

 

DSCF3002

このクラスは発表の進行も学生が行っていました

 

もうひとつ、“人前で発表する”ことについては

まだまだ恥ずかしそうに話す学生さんが多くみられたような気がしますが

それでも、一生懸命に伝えようとする姿は

およそ1年前に入学してきた時と比べると随分成長しているように見えます。

 

発表を終えた学生さんに話を聞いてみました。

『⑤宮崎県における小学校英語教育について』を発表した宮崎卓也くんです。

「僕は、高校時代に学級委員や部活のキャプテンなどをしていたので

 人前で話すことには慣れていたつもりでした。 しかし、今回の授業をとおして

 自分の意見がどうしたらうまく人に伝わるかという部分には苦労しました。

 それに、単なる調べ学習ではない授業内容も新鮮でした」

これこそが『基礎演習』が目指しているモノですよ!

 

DSCF2997

話をしてくれた宮崎くんです

 

 

これからいろんな勉強をして、たくさんのことを経験して

卒業する頃にはびっくりするほど大人になっていることでしょう。

その姿を想像しながら、ひとり、感慨深くなってしまったのでした。

 

 

さて、受験生のみなさんはセンター試験を無事に終えられたでしょうか?

辛かった受験勉強もあと少しですね。

大学の敷地内では、本学のシンボルである椿が少しずつ花を咲かせており

新しい季節が近づいていることを感じさせます。

春はもうすぐそこまで来ていますよ~。

DSCF3011

文章の割には春っぽくない写真ですみません