9月8日(金)第377号 『夏季休業中の図書館では・・・』

図書館では毎年この時期に行っている作業があります。

毎年、花金を読んでいる方はもうお気づきかもしれません、そう「蔵書点検」です!

今年もこの季節がやってきました。

今年は9月4日~9月8日の1週間、図書館を休館して作業を行っています。

 

現在、図書館には約12万7千冊の図書資料が所蔵されています。その図書が、実際に書架にきちんとあるかどうか1冊ずつ確認をするのが「蔵書点検」です。

バーコードリーダーで図書のバーコードを読み取り、データと照合するわけですが、この読み取り作業に大変な手間と時間がかかります。

(館外所蔵の図書や年によって点検場所が異なるため、実際にバーコードを読み込む冊数は12万冊もありませんが)

 

図書を取り出す→バーコードを読み込む→図書を戻す。この作業をエンドレスで行うため、地味ではありますが、着実に体力を削られていきます。特に腕、腰にダメージが・・・

図書を動かすことで埃が舞うため、動きやすい服装+マスクや手袋を装着し完全防備。図書館職員総出で、黙々と作業を行います。

そんな大変な思いをして行う蔵書点検ですが、図書を1冊ずつ手に取るため、普段気に留めない図書に気づいたり、本来の場所とは違う書架に置いてある迷子の図書を見つけたりすることもあり、図書とゆっくり向き合う機会でもあります。

バーコードの読み込みが終わった後はデータと照合し、無かった図書を探して回ります。

捜索して見つかることもあれば、残念ながら見つからない図書もあります。

どこかで迷子になってしまったようで、こういった図書が増えてくると、皆さんが図書を探す際、書架にあるはずなのに見つからない!ということも多くなってきます。

そんな迷子の図書を減らすために、昨年度からブックトラックを設置しています。こちらのブックトラックは閲覧後、返す場所の分からなくなった図書を置くようになっていますので、ぜひ!ご活用ください。

作業もいよいよ本日で終了です。

休館中、利用者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。9月11日(月)から開館となりますので、ご来館をお待ちしております。

 

以上、図書館:サヤマがお送りしました。