先週まで降り続いた雨が止み、打って変わって春らしいポカポカ陽気の宮崎県。
桜もしっかりと咲く時期を知っているようです。
そして迎えた3月24日(火)。晴れ渡る青空の下、平成26年度宮崎公立大学卒業式が開催されました。
受付時間の前から、会場となる講堂の周辺には卒業生の姿が…。
桜に負けじと、あちらこちらで話に花を咲かせています。
華やかな袴姿やビシッと決まったスーツ姿を見ると、
「あぁ、立派になったなぁ」
と、早くも少し感傷的になってしまいました。
それでは、卒業生を中心に、ほんの少しですが卒業式の模様をお伝えします。
まずは、吹奏楽部による卒業をお祝いする演奏です。
演奏の後、いよいよ式が始まりました。
第19期卒業生(男子51名、女子151名、合計202名)を代表して、ワタナベさんが林学長より卒業証書・学位記を授与されました。
学長告辞、理事長挨拶、戸敷 宮崎市長による来賓祝辞の後は、卒業生総代答辞です。
総代のタシロさんが堂々と答辞を読み上げました。
続いては学生表彰。成績優秀や資格取得により、7名の皆さんが表彰されました。
続いては、愛唱歌『椿歌―ツバキウタ―』の斉唱です。
全員での斉唱による一体感に包まれたまま、卒業式は滞りなく終了しました。
そして、講堂の外では、記念撮影や、在学生からの祝福が…。
恩師や仲間、後輩たちと笑顔で抱き合う姿。
卒業を迎えた喜びを爆発させ、希望に満ち溢れています。何度見ても素敵な光景です。
こうして大学生活最後の日に素敵な時間を過ごせるのは、時に泣き、時に笑い、時にぶつかり合い、時に助け合い、卒業生の皆さんが精一杯全力で大学生活を過ごしたからこそ。すべてが青春の輝かしい1ページとして、皆さんの胸に刻み込まれたことでしょう。
ちょっと自分のことも思い出しました。
私は約20年前、京都で大学生活を過ごしました。
卒業式が終わった後、4年間お世話になった四条河原町界隈で悪友たちと思い出をつまみにして朝まで飲みあかし、「今日も鴨川に飛び込むぜ!」と宣言したものの、着ているスーツを濡らすことに躊躇いを覚えるくらいの分別を身に付けてしまった己を呪い、朝日が昇りきった頃にようやく四条大橋の上で「サラバだ!」とそれぞれの進むべき場所へ向けて一歩を踏み出し、決して後ろは振り返るまいと格好よく約束したにもかかわらず、振り返ってはいつまでも手を振り続けました。
昨日のことのように思い出せる、そう、私の青春の輝かしい(?)1ページです。
卒業生の皆さんは、大学生活の中で、たくさんのことを学び、経験し、多くの人に恵まれて、大いに成長されたことと思います。
「私は大学職員として、どんな形であれ、皆さんの成長のお手伝いができたのだろうか。」
毎年この時期になると、大学職員としての責務を改めて感じずにはいられません。
卒業生に負けないくらいの笑顔で、胸を張って皆さんを送り出せるように、日々頑張らねば!
来週の金曜日(4月3日)には平成27年度入学式が開催されます。
新しい出会いに期待が高まりつつも、入学式担当者として緊張感も高まりつつある図書館アカザワが、今年度最後の「花金」をお届けしました。