2014 年 7 月 のアーカイブ

2014年7月25日(金)第230号『プチ①、プチ②、プチ③』

2014 年 7 月 25 日 金曜日

一年で最も暑い時期とされる二十四節気の「大暑」だった7月23日は、最高気温が35度を超える猛暑日となり、宮崎公立大学内では、セミの抜け殻をかなり見かけるようになりました。

前期定期試験を来週に控える宮崎公立大学生など皆さん方には、体調管理に留意していただきたいと思います。

ところで、そんな忙しい宮崎公立大学生にとって、今の時期にふさわしくないプチ情報を紹介したいと思います。前期定期試験が終わったら情報活用してほしいけれども、試験終了の開放感で忘れられてしまうのは覚悟しております。

学生の皆さんは、管理棟1階の事務局前のカウンターから東側のスペースを「学生ホール」ということをご存知でしょうか?(プチ①)

 

ここには、学生の皆さんから手にとってもらえない可哀そうなパンフレットやチラシなどがたくさんあります(プチ②)。意外と有益な情報が得られるかもしれないので、気が向いたら立ち寄って眺めてみると良いかもしれません。

 

そして、新しく設置された「学術交流協定校・了解覚書締結校の紹介コーナー」があります(プチ③)。学術交流協定書や学術交流協定校の大学グッズ等を展示していますので、学生の皆さんはもちろん、このブログを見られた学生以外の方も立ち寄られた時にご覧ください。

 

以上、暑さに弱いので室内ネタにした企画総務課のフクシマでした。

2014年7月18日(金)第229号『梅雨明け~ アツ!!』

2014 年 7 月 18 日 金曜日

先週は、台風8号が九州に上陸し、10日は全講義休講となりました。事務局も緊急対応に必要な人員を配置して、それ以外の職員は自宅待機となりました。

幸いにも、本学も宮崎市も被害はなく、ほっと胸をなでおろしたところでしたが、沖縄県や長野県などでは大きな被害が発生しました。本当に自然の力は計り知れないことを感じさせられた週でした。

今週は、一変して、連日気温が30度を超える天気となり、15日、16日は最高気温が35度を上回り、例年より2日遅れだそうですが、ついに、梅雨明け、夏到来。つい最近まで元気に咲いていた紫陽花がこんなになっちゃいました。

 

変わって、夏を待ちわびたように、セミが。

 

写真が小さく、見にくくてすみません。わかりますか?

 

ね?

 

皆さん、夏と言えば、海水浴、キャンプ、花火、お楽しみがてんこ盛り。思いっきり、夏を満喫してください。ですが~、熱中症にならないように、こまめに水分を補給するなど体調管理には、十分気をつけて、思いっきりいい汗をかいて楽しい夏にしてください。

あっ、でもその前に学生の皆さんは、前期試験が待ってます。冷や汗をかかないように。苦あれば楽ありです。頑張ってください。

以上、企画総務課長イズがお届けしました。

2014年7月11日(金)第228号『備えあれば… (Well Prepared Means No Worries.)』

2014 年 7 月 11 日 金曜日

【宮崎公立大学(MMU)事務局よりお知らせ】
今号から、MMUブログ『週刊 花の金曜日』は、これまで以上に多くのスタッフが執筆することとなりました。よりバラエティに溢れる『週刊 花の金曜日』を、今後ともよろしくお願いします。
第1弾の執筆者は、サヤマ事務局長です。それでは、どうぞ!

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7月も中旬に入り、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

宮崎の大好きな青空をなかなか見ることのできないこの時期、なんとなく、気持ちが落ち込むのは私だけでしょうか。

さて、呑気なことを書いていますが、梅雨の季節になると、大きな災害のニュースが必ずと言っていいほど、飛びこんできます。つい先日も台風8号が全国的に大きな被害をもたらしました。最近の雨は、短時間に大量の雨が降ることにより、雨水の逃げ場が無くなり、浸水などの被害をもたらすようです。

ご存じの方も多いかと思いますが、宮崎公立大学の体育館は、宮崎市の指定避難所に、研究講義棟は津波避難ビルに指定されています。また、グラウンドは、地震発生時の一時避難所にも指定されています。

 

 

今年は、万が一の災害に備え、中長期的な避難にも対応できるように、体育館にはマンホールトイレや投光器などの備品も配備されることになっており、指定避難所としての機能強化につながるものと思っています。

こうした備えが備えのままで終わることが一番望ましいのですが、やはり、万が一の備えは欠かせませんので、備品配備だけではなく、避難所としての施設がある大学の職員として、万が一のときの心構えや対応等を確認しておかなければいけないと強く思っているところです。

さて、もう一つ、大学が災害対策に貢献していることを書きたいと思います。

 

 

体育館の西側のグランド、ご覧になられた方は、少し土地が低くないか、と思われたのではないかと思います。これは、雨水が大量に降った際に、下水道や河川に一気に流れ込み、オーバーフローしないようにある程度の貯水ができるようにという機能を果たしています。いつもは、学生などがスポーツをしている場所ですが、豪雨の時などは、災害対策の場に変身しているんです。雨の後などは、水が結構残って、スポーツには不便になりますが、減災には一役買っているんです。

雨上がりに宮崎公立大学のグラウンド周辺を散歩されるときには、ぜひ、そのような目でも見ていただけると、違った光景が見えてくるかもしれませんね。

 

2014年7月4日(金)第227号『たこ焼き人生論』

2014 年 7 月 4 日 金曜日

6月上旬、学生食堂の掲示板がこのようなことに。

 

本学は学生イベントがとても多い大学です。新入生は入学直後に新入生歓迎会があり、部・サークル活動紹介イベントを経て約8~9割の新入生が何らかの課外活動団体に所属し、4月末にはスポーツデイ、5月には約7割の新入生が大学祭実行委員に所属し、7月には芸術祭、9月~10月の準備期間を経て11月に大学祭、12月にクリスマスコンサート、と息をつく暇もなく多忙な学生生活を送ります。

 

しかし、入学直後の新入生歓迎会を除いては、部・サークルや所属ゼミ、入学直後に形成された人間関係が参加単位となる行事です。大学生活の醍醐味のひとつは、「様々な価値観を持つ他者と関わり、相対比較の中で自分を知ること」にあります。本学の学生も、アルバイトやボランティアで地域住民と関わり、留学先で外国人と関わり、就職活動を通じて社会人と関わり、価値観の地図の中に自分を位置づけて理解していきます。外向き志向の積極性は素晴らしいことなのですが、「もっと大学内の新しい人間関係に目を向けてもいいんじゃないかな」と学務課コバヤシは感じていました。居心地の良い人間関係の中の当たり障りのないコミュニケーションだけに閉じこもるのではなく、「同じ大学に通っている」という大きなくくりの中で、今まで話したこともないような人間と突発的にゼロからコミュニケーションを構築していくような体験をしてほしいな、と。

 

ぼんやりそんなことを考えていた時、中国人の留学生から「もっと学内の日本人学生と交流したい」という要望を聞きました。そこで、本学の「日中文化交流促進会」というサークルの学生たちに相談したところ、学生交流イベントのアイデアが次々に生まれてきました。その第一弾が上記の「地元自慢タコパ」だったのです。

 

たこ焼きはあまり具材を選ばない料理で様々なアレンジが可能です。日本全国、そして外国から学生が集う本学の学生が、それぞれの出身地の食材を持ち寄り、たこ焼きを丸めるという作業を通じて人間関係を構築していくという、素敵なイベントの予感がしました。そして、あらゆる食材(個性)を包み込み、コミュニケーションのきっかけと美味しさを提供してくれる「たこ焼き」という料理の懐の深さ、さすがは人情の街大阪発祥の料理です。

 

 

 

タコパ当日、学生食堂にたこ焼き器を9台準備して、日中文化交流促進会のメンバーが下ごしらえを始めます。

たこ焼き器に油を敷くための道具を手作りする新垣さん

 

集合したメンバーの食材も予想通り個性豊か。その一部を紹介します。

チキン南蛮from宮﨑!

しらすfrom静岡!

さつま揚げfrom鹿児島、トマトピーマンfrom宮崎!

めんつゆfrom兵庫!

やたら辛いラー油from中国!

ツナ缶from韓国!

西紅柿炒蛋(卵とトマトを炒めたやつ)from中国!

地鶏from宮崎!

サーモンfrom北海道!

 

その他にも、蒟蒻、赤味噌、もずく、梅干し、納豆等々、バラエティー豊かな食材が揃いました。渡邊先生からはモーリタニア産のタコの差し入れをいただき、「そもそもモーリタニアってどこ?」ということで調べたり・・・

いよいよたこ焼きを焼いていきます。まずは油を万遍なく塗り、生地を穴の8分目まで注ぎます。じゅーっと音がするまでプレートを熱しておくことが望ましいです。具材をそれぞれの穴に投入した後、さらに穴からあふれ出るまで生地を注ぎ足します。しばらく加熱し表面にきつね色の焦げがついた頃合いで、穴のふちに竹串を刺して時計回りにくるっとたこ焼き全体を半回転させます。すると、地球の重力に引っ張られて半生の生地が穴に広がり、半球が球へと膨らみます。この際、穴の外に溢れた生地もすべて南半球に押し込みます。南半球もきつね色になったら完成です。

 

参加者がランダムに振り分けられたテーブルで、初対面同士の学生が自己紹介をしながら名刺シール交換し、あとはわいわい話しながらひたすらたこ焼きを焼き続けます。2度の席替えを経て、約10人のたこ焼き友達「タコパル」ができます。

 

 

 

9台のたこ焼き器がブレーカーを落としまくるというトラブルも乗り越え、無事に1000個のたこ焼きを焼いて胃袋に収めました。たこ焼きを共に焼いた「タコパル」共同体が組織された瞬間です。

 

 

 

たこ焼きは実に奥が深い食べ物です。焼き始めた時は、白い生地の海にごろごろと個性豊かな具材が転がっているだけで、「本当にこのドロドロの物体が丸い綺麗なたこ焼きになるのか?」と不安になります。しかし、加熱され、回転させられ、重力という自然の導きに翻弄されながら、たこ焼きはその姿を徐々に整形されてゆき、不完全な半球だったたこ焼きはやがて美しい球へと仕上がります。その姿は、不安定な青年期を右往左往四苦八苦しながら過ごし、半人前から一人前に成長して卒業していく若者の姿を彷彿とさせます。なんとメタフォリカルな料理でしょうか。さあ皆さんも、今夜は仲間・家族とたこ焼きを!

 

以上、一緒にたこ焼きを焼くと非常に面倒くさい男、学務課コバヤシがお送りしました。