そして帰国後、先週のコバヤシさんのブログをきっかけに、私は押し入れに眠っているアルバムを引っ張り出してみました。
そこには、新世紀の始まりに世界中を揺るがした、あのSeptember Eleventhの年に、昼夜を厭わず凌雲祭(本学の大学祭)の準備を行っていた学生達に、出会うことができました。
今回のブログでは、10年前の本学の様子と、現在の様子とを対比させながら、何が変わり、そして何が変わらず伝えられていっているのか、皆さんに少しでも伝われば幸いです。
(以下、セピア色の写真が10年前の本学の様子で、カラーの写真が現在の本学の様子です。)
まず、凌雲祭において拠点となっていた(いる)施設について、ご紹介します。
現在の本学の1年生は、第19期生となります。それに対し、一桁台(第1~9期生)前後の卒業生達には懐かしい施設である「白い家」について、まずは説明すべきでしょう。
「白い家」とは、附属図書館北側の敷地にあった、芸術家の方のアトリエを買い取って、学生の課外活動用の施設として使われていたものです。同施設は老朽化に伴い、残念ながら今は、取り壊されています。
その敷地には現在、「みんなの家」という建物が建てられており、実行委員が大がかりな装飾を作る際の施設として利用されています。

懐かしき「白い家」です

「みんなの家」として新しくなりました
前述の白い家では、各種会議が行われるとともに、書類作成のオフィスとしても使われていました。

会議や書類作成は、こんな場所で行われていました
現在では、凌雲会館1階にある学友会室奥の物品管理室が、その機能の一端を担っているようで、作業中の現場にお邪魔してみました。
ちょうどそこでは、凌雲祭ホームページの制作を行っており、同ホームページは、近日中にアップされるとのことでしたので、今しばらくお待ちください。

今ではこんな綺麗な場所で、ホームページ作成中!
「次はどこに向かおうかな」と考えていると、何やら賑やかな声がしているので、気になってその声がする方に向かっていると、凌雲会館1階のロビースペースに辿り着きました。そこでは、前中後夜祭局のメンバーが、テーマ入り(後述)の装飾を制作しており、少しお邪魔して写真を撮らせてもらいました。

今も昔も…

前中後夜祭局の面々は、やたらと楽しそうです

周りが真面目な話をしているにも関わらず、何故か笑っている当時の前中後夜祭局局長(右奥)
この前中夜祭局では、その名のとおり「凌雲祭の夜の祭」を担当します。
当時はその一環として、凌雲祭にお越しいただいた皆さんに感謝の意を込めて、そして、凌雲祭スタッフの一員として一日中大学内を駆けずり回った学生達の労を労って、「鶏雑炊」が振る舞われていました。
今年は一体、どんな粋なイベントが行われるのでしょうか。

鶏雑炊の炊き出しの様子

福利厚生棟の売店前は、出店で賑わうのでしょうか
次に、メインステージ会場についてご紹介します。
メインステージは中庭に設置され、その年のテーマに沿った様々な企画が行われます。大学祭期間中、最もにぎわう場所の一つで、10年前は、当時流行していたボイスパーカッションの高校生グループを呼んだりしました。

高らかに開会宣言です

先週のブログでも登場した内嶋元学長からもご挨拶をいただきました

氷柱って、ここまで見事に割れるものなんですね…

当時から、たくさんの方々にご参加いただいています

今年はここで、どんなイベントが繰り広げられるのでしょうか
凌雲祭では、少しでもスペースがあれば、活用します。10年前は、駐車場のスペースを活用して、フリーマーケットを行っていました。

一般の方々も参加するフリーマーケットで、賑わいをみせています

出店も所狭しと賑わっています

その舞台となった東駐車場です
今回は少し趣向を変えて、多少手前味噌ではありましたが、今からちょうど10年前、2001年の凌雲祭と、現在の本学の様子をお伝えしました。
あれから10年。
今年の凌雲祭は、「ripple ~想いは伝わる、熱は拡がる~」というテーマのもと、11月5日(土)~6日(日)の2日間、開催されます。
学生達の想いは変わらずに紡がれていき、より一層強く熱を帯びています。
2011年の秋、本学の学生達が何を考え、何を表現しようとしているのか、皆さんも是非、楽しみにしていて下さい。